ほんとにあった!呪いのビデオ ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想

ほんとにあった!呪いのビデオ感想群(61~65)

2019/01/06

ほんとにあった!呪いのビデオ61      ★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 61

57を見てから、ちょっと飛ばしてこちらを見た。58~60はおいおい見ていく予定。
さて今作は90分近くあって長い。取材が長い印象。
「野鳥観察」、ナレーションは「投稿者の男性が~」と始まるが、投稿者「堀井かほ」って女性みたいな名前だ。本当だろうか。野鳥の声を大学の実習で使うらしく、夜中に森の中で声を集めている様子の映像。昼間に行けばいいのに。驚かし方はいきなり迫ってくる系だがちょっと…なんかしょうもない。「終焉」、思わせぶりなタイトル。演劇の稽古風景の映像で、映っている男性が稽古中に倒れて亡くなったという。男性の背後に忍び寄る影と、鏡に起こっている異常があって、なかなか面白い内容。
「人形ノ家 前編」、今作のメインで前後編。スタッフの森澤さんの昔の友達の相談が発端で、その友達の幼馴染の夫である荻谷さんが電車に轢かれて入院したらしい。直前に留守電にメッセージが残っていたのだがそれが異様。いろいろ取材が始まる。荻谷さんが見た奇妙な夢や謎の女性やオシラサマの伝承などごちゃごちゃしてくる。おなじみ川居さんが出てくるのは良いのだが少し退屈。荻谷さんは出張先で足の悪い女性に話しかけられていたそうだ。あと留守電の内容が紹介されて後編へ。
「露天風呂」、男性2人組が温泉宿に宿泊した時に撮影した映像。仲が良いのはいいがなんで撮影してるんだろう?出てきたものはややわかりにくい。「シリーズ監視カメラ コインロッカー」、コインロッカーに黒い鞄を入れた怪しい女。鞄をナイフでグサグサと刺したりしているところへ何か出現。話の流れが定型的だがちょっと面白かった。
「BBQ」、夜のBBQの買い出しの際に森を通っていると、木の枝から縄がたくさんぶら下がっているのを発見した。これ自体は謎めいていて、取材もあって結構期待できたのだが、出てきたものはえっ、これで終わりかと思うほどに期待外れ。もうちょっとなんとかしてほしい。「入学式」、入学式の日に家の前で親子が記念撮影している様子の映像。最後に近いので結構あっさり終わってしまうがそんなに悪くなかった。よくある感じだけど。
「人形ノ家 後編」、現地調査の開始。ここから30分もあってかなり長い。荻谷さんの足取りと、話しかけてきた女性のルーツをたどる。やや複雑。話しかけてきた女性は山の中の廃墟で亡くなっていたらしい。荻谷さんは同行した仕事仲間とその廃墟に入っていたという。取材班も廃墟の家に入ることに。家の中には大量の人形。仕事仲間から送られてきた廃墟の映像が紹介されて終わり。映像自体はいいが話の流れが難しかった。

ほんとにあった!呪いのビデオ62      ★★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 62
わかりやすさ重視と思しき内容で楽しめた。この調子で良作の連発だった50巻台前半に近づいてくれたらいいな。
「バッティングセンター」、ちょっと作りものっぽさが強いが、非常にわかりやすい。カップルがバッティングセンターで撮影した映像。球数は終了したはずなのにマシンがまた動きだし、目の前に怪しいものが出現してこちらに向かってくる。びっくり系。「アスレチック」、20年ほど前に、投稿者が公園で遊んでいる様子を父親が撮影した映像。ずずずと顔が出てくるのが不気味。画面が切り替わった時点ですでに髪の毛が出現しているのは少し珍しい。どうも父の過去と関係しているらしい。
「スケープゴート 前編」、続き物。ある女性から送られてきた映像で、女性の彼氏が山のペンションで撮影した映像であるという。彼は民俗学を専攻しており、ゼミの旅行中に撮影したようだ。しかし旅行後に怯えた様子になり失踪。同行していた他のゼミのメンバーも不幸な目に遭っている。ここで川居さん登場。やったね。その後の取材で、彼らは教授の指示によって旅行先で呪術的な道具を持ち帰ってきたらしいことが明らかになる。そして映像紹介。暗がりの中に謎の女性が座っており、電気が点いたり消えたりすると同時に移動している。なかなかよいね。後編へ。
「シリーズ監視カメラ 門」、一軒家の玄関に設置された監視カメラ映像。インターホンが鳴って、外に出ても誰もいないという状況に悩んだ投稿者が備え付けたもの。割と早くおかしな男性らしき姿が出現。「断崖」、カップルが某自殺の名所の岬で撮影した映像。東尋坊か…?僕も行ったことがあるような。彼氏は変なものに捕まって落ちてしまった、のかと思いきや生きてたらしい。若干、面白映像寄りだ。
「タイムカプセル」、小学校時代の同窓会の際に、当時埋めたタイムカプセルを掘り出す様子を撮影した映像。他のものまで土の中から出てきてしまった。小学校時代に行方不明になった同級生がいたらしいが映像との関係は不明。投稿者はやけに同級生の家庭事情に詳しいな。「救急車」、家のそばでバイク事故が起き、救護の様子を撮影した映像。短い内容。見せ方としては少し意外性がある。
「スケープゴート 後編」、彼が所属していた該当のゼミの教室に侵入したらしい少女がいるとのことで、その家族に取材。記憶喪失状態であるという。少女はゼミの調査旅行で行った山と、同じ山中に家族で出かけていた時に失踪。たまたまキャンプしていた夫婦が、なぜか撮影しながら近くで発見。その出現の仕方が異様であり、映像が紹介される。これ自体は面白い映像ではあったが、どうもゼミの教室に侵入云々の意味がよくわからんな。次巻ではゼミを率いる准教授への取材とかがあるらしい。ちょっと気になる。

ほんとにあった!呪いのビデオ63      ★★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 62
今回もわかりやすい映像が大半。わかりやすすぎても興が削がれるものなのだが、これぐらいならいいんじゃないだろうか。「スケープゴート」は中編。なかなかよかったと思う。

「親子」、投稿者の女性が息子と近所の公園に来た時に撮影した映像。いきなり現地に行って取材。腕が伸びてきて、さらに人の頭のようなものが浮いていたらしい。スタッフがその公園のいわくを調べていたところ、ある女性の子どもが公園内の池で事故死し、それを苦に女性も首をつって自殺したというニュース記事が見つかった。記事タイトルが「公園の木で女性首吊り自殺、3週間前に息子が同じ場所で…」というものだが、今Googleで「公園の木」まで入力してみると、予測検索で「公園の木で女性首吊り」まで入る。みんな検索してみてサジェストに入っちゃったのだろうか。映像はなかなか面白かった。
「ゴンドラ」
、野外アトラクション施設内のゴンドラで撮影された映像。窓の外に何か出てきた。まあ普通。

「スケープゴート 中編」、ゼミを率いる、庵堂准教授の家まで来たスタッフたち。この人が、ゼミの旅行先で呪術的な道具を持ち帰らせたという疑惑がある人物。准教授を見つけて菊池さんが説得した結果、家の中で話をしてくれることとなった。彼は山神信仰と生け贄を論文テーマにしているらしい。そしてゼミで取材に行った巫女の家にある、ご神体が入った木箱を学生に持ち帰らせたそうだ。ここで、調査旅行での戦果を確認している様子を撮影した映像が流される。かなり派手な現象。メタルバンドのSunn O))) かと思った。あと、前回いた記憶喪失少女の沙希さんの映像がまた紹介されるが割とどうでもよかった。つづく。

「街撮り」、外国人の投稿者の男性が、歩きながら撮影した映像。なんで呪いのビデオに投稿してくるんだろう?事象は軽く驚くぐらいの内容。「上空」、飛行機内で撮影された映像。飛行機の外に何かあるのかと思いきや、機内に出てきた。不気味ではあるがそこまで怖くはなかった。
「シリーズ監視カメラ 鳥居」、神社に設置されたカメラ。いくつもの鳥居をくぐる構成になっており、一人の男性が歩いて入ってくると、女性が後ろについてきた。
「証明写真」、これは面白かった。学生3人が合コン帰りに証明写真機を見つけ、バイトの面接用に撮影しようとする。カーテンを開けると女性の姿があり、すぐに閉めて、謝ろうと再び開けると姿が消えていた。写真機の上の方へ目を向けると、そこに謎の女の姿があったのだった。どうも過去の出来事が関係しているようで、それも含めてかなりの不気味さ。

「続・スケープゴート 中編」、巫女に取材を試みようと居所を探すものの、どうも亡くなっていたらしい。そもそもの投稿者の女性の彼氏は、巫女に木箱を返そうとしていたようだが、結局どうなったのかわからず。庵堂准教授とも連絡が取れなくなっており、家に入ったらやっぱり何か起きた。次回、話はいよいよクライマックスへ向かう。今回は庵堂准教授サイドの話が中心で、わかりやすかった。前回は2方面の話を並行してやっててよくわからなかったからな。

ほんとにあった!呪いのビデオ64      ★★★



80分以上の収録時間でボリュームはあるが、映像の怖さや面白さは少し落ちる。「スケープゴート」はここで完結。

「怨讐」、呪いのビデオの各巻最初の映像はハズレがない印象だったが、今作では珍しくいまいち。廃墟探検の映像だが物が勝手に動くだけ。悲鳴も緊張感に欠けた。
「トイレ」、これはなかなか面白かった。もっといいタイトルを付ければいいのに。投稿者の女性の彼氏が撮影したらしい映像で、その彼氏は行方不明になってしまったという。心霊現象をカメラに収めようとした彼は、心霊スポットサイトの情報をもとに、深夜の女子トイレに行って、霊を呼び出すある手順を踏んだらしい。しかしその後行方不明になり、遺されていたスマホ内の映像が2本紹介される。不気味な子供の霊が2回、さらに謎の声も収録されていて盛りだくさんだ。

「スケープゴート 後編」、川居さん登場。今回は出番が多いのでうれしい。さて、庵堂准教授の出番は終了らしい。庵堂さんの元同僚が情報提供してくれるが、半分ぐらいは既出の情報だったような気が。ただ、庵堂さんが持っていたという地図を入手した。ここで沙希さんパートに移行。部屋の中でカッターナイフで自傷行為をしようとしており、さらにどうもその部屋からは沙希さん以外の男女の声が聞こえてくるという。ということで映像紹介。沙希さんの部屋も監視することに。その後はいよいよ庵堂さんの地図をもとに山中へゴー。つづく。

「赤い傘」、いわゆる撮り鉄だろうか。電車を線路の脇で撮影していたのだが、別のものも撮れた。わかりやすくて意外な出方。今回は大半の映像で中村さんのナレーションが「おわかりいただけたと思う」なので、いつもの「おわかりいただけただろうか」があまり聞けずに物足りない。「シリーズ監視カメラ 覗き穴」、深夜にドアを叩かれたりイヤホンを鳴らされるなどのイタズラが相次いだため、仕掛けられたカメラ。いきなり原因らしきものが現れる。テレポートみたいな消え方。

「続・スケープゴート 後編」、地図に記されていたのは、ご神体が入った木箱がもともとあった墓場らしい。菊池さんたち男性スタッフが悪路を進んで川沿いの道を行き、いよいよ到着、とここで川居さんたち女性サイド。沙希さんの部屋を見張っていたのだが、異変が起きる。また場面が変わって菊池さんたちは木箱に入ったご神体を発見。これが諸悪の根
源と、燃やそうとする。菊池さんたちはいつもテンションが低くて面白いな。空の木箱を埋めて、これで終わりかなと思ったら、また、つづく?

「寺跡」、夜に心霊スポットの公園に行って撮影された映像。首なし地蔵があり、触ると祟りがあるということで、投稿者にインタビュー。なんか関係があるのかないのかわからない話が長々と。首なし地蔵にはあとから付けられたと思しき首が。「首なし地蔵に首があるぅ~~」(by浜村淳)ってのを思い出した。ちょっと出現がわざとらしい。「人身事故」、本当の人身事故現場のようだ。こういうのも収録されるのか。あっという間に現れる。ブルーシートのところでふざけるのはよくないと思うが、なんかの合成か。

「終・スケープゴート 後編」、もともとこの話は、投稿者の女性の彼氏が失踪したことに端を発するが、いよいよその彼が主役を張る局面に。ご神体が入った木箱を返そうと、墓場まで持ってきたのが彼。墓場には彼のものらしきデジタルカメラが落ちていた。と、ここで沙希さんの失踪の報が入る。ナレーションで、今回の真相はこうだったのではないかと推論が語られる。僕には予想外の内容で、沙希さんをこういう形で関連させていたのかと感心した。ただ沙希さんの自傷行為の理由はよくわからん。
最後になぜか警告映像。墓場に落ちていたデジカメに記録されていた映像。心身に深刻な影響を及ぼす可能性が考えられるそうだが、そんなに大したことなかった。もっとドギツいのかと思ったんだけど。

ほんとにあった!呪いのビデオ65      ★★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 65

90分以上あって結構長い。映像は面白いのが多くてよいと思うが、メインの「MEMORY」の取材がやや苦しい。

「サバイバルゲーム」、暗い廃墟にてサバイバルゲームをしているところを撮影した映像。天井に変わったものが登場して、皆一斉に逃げる。わかりやすく不気味でグッド。
「遊女」、遺品整理のバイト先から持ち帰ってきたビデオに収録されていた映像とのこと。中身は着物姿の女性が寝室らしきところで寝転がっているという内容。「麻子19」というラベルが貼ってあったということで、想像をかきたてられる。ここまではいいけれど、出てきたものはメタルバンドのPVか何かですか?古い映像なのは趣があっていいと思う。
「納骨堂」、フランスにある、世界最大の地下納骨堂を撮影した映像であるという。いたるところに骸骨。壁にも骸骨で凄い光景。ロケーションが迫力ある割に出てきたものは地味なのが何ともつらい。

「MEMORY 前編」、投稿者の日高さん(仮名)という男性が彼女の家で撮影した映像。彼女の宍戸さん(仮名)の身には奇怪なことが起きているらしい。宍戸さんは謎の女に付きまとわれているようで、スタッフが早速取材を開始。川居さんも登場。今回も出番が多い。
1999年、宍戸さんが子供のころに、同じ団地に住む友達の女の子が目の前で転落死していたことが判明。その女の子は古瀬さん(仮名)という。古瀬さんが映っているビデオが宍戸さんの実家にあるとのことで、送ってもらうことに。ここで発端の投稿映像紹介。謎の女が瞬間移動を繰り返す。意外と見たことない形式かも。後編へ。

「写真」、深夜の廃墟で肝試ししているところの映像。写真がいくつも遺されていたが、顔の部分が削られているという不気味な有様。恐れおののく撮影者たちだが、そこにいきなり少女が出現。舞台が整っていて、背景を考えるのが面白い。
「家族」、妻が夫の昇進祝いのサプライズパーティーを企画して、その模様を撮影した映像。家の電気を消しておき、夫が入ってきたところでカメラのフラッシュが炊かれるが、そこに別のものも映り込んでいた。取材も入って期待は大きかったが、スローリプレイで流れるまでなかなか確認しづらかったのが難点。
「シリーズ監視カメラ マンホール」、防犯目的で線路わきに設置された監視カメラの映像。マンホールから女性が出現。この近くでは過去に猟奇的な殺人事件があったということで、その被害者の女性が犯人探しに出てきているのではないかとナレーションで語られるが考えすぎだと思う。

「MEMORY 後編」、宍戸さんの実家からビデオテープが送られてきた。しかし中身は転落した古瀬さんではなく、宍戸さん本人が映っていたのだった。
さらに取材が進み、古瀬さんの母親に話を聞けることになった。いつもならここでひと悶着ありそうなのに順調だ。
その後は再び宍戸さんに取材。精神状態がよくないようで、インタビューの途中に突然暴れ出す。宍戸さんが暴れ出す直前に、菊池さんが転落した女の子について、「まどかさん」といっているのがピー音無しで流れる。新聞記事だと女の子の名は一文字だから古瀬さんは「円さん」ということになるのか。演出なのか消し忘れなのかわからないがあまり影響もない。
取材が暗礁に乗り上げそうなところで唐突に重要人物登場。古瀬さんの幼稚園当時の教諭だ。宍戸さんの担任ではなく、その教諭の友人が宍戸さんの担任だったらしい。以降はこの教諭の証言をもとに、事件の全容がスタッフによって推理される。
この教諭がもう嘘くさくて困る。16年も前の教え子の葬式について詳しく記憶しすぎ。宍戸さんの虚言癖の内容がどうとか、古瀬さんの遺品が誰に渡ったとか、葬式に誰が来てたとか、極めつけは「(古瀬さん)のお母さんが、お葬式の日を友引の日になさってるんですよ」というセリフだが、なんでそんなこと覚えてるんだ。16年前だぞ。嫌味か。「葬儀屋さんの都合って言ってましたけど」って、誰が言ってたんだろうか。この「友引」云々が今回の事件について暗示してるということなんだろうけれど、まるで打ち切り漫画のように、準備していた設定を消化しようとしている。
最後に実家から送られてきた映像紹介。これ自体は面白かった。


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