ほんとにあった!呪いのビデオ ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想

ほんとにあった!呪いのビデオ感想群(66~70)

2019/08/14

ほんとにあった!呪いのビデオ66    ★★★★



今回も90分のボリューム。映像は大半が面白かった。取材が多めなのは好き嫌いがあると思うが、個人的には退屈せずに見られた好内容。

「ぎょうさん」
心霊スポットであるトンネルを夜に訪れて撮影された映像。女性3人で盛り上がっていたところ、何か聞こえたと1人が言い出して雰囲気が一変。
徐々に背後に大きな顔が浮かび上がってきており、ライトを向けるとそれがはっきりと映し出されて阿鼻叫喚。こういう妖怪タイプは毎回面白い。

「声」
これがメインかと思いきや、後ろにもっと長いのがある。投稿者が自分の住んでいるアパートで、友人たちと飲み会をしている時の映像。女の子が可愛い。
先に取材が入り、内容が説明される。隣の部屋から女性があえぐような声が聞こえてくるということで、飲み会の最中もちょうどそれが聞こえてきたために、部屋のベランダから自撮り棒を使って覗いてみようと試みる。隣の部屋を見ると、髪の長い女性らしき姿が首を吊っており、さらに窓に人の顔が映り込んでいたのだという。話だけ聞いているとかなり怖そうな内容で、実際に紹介される映像自体もなかなか良かったのだが、取材がやや不思議な感触。
この部屋自体に過去に事件はなかったことから、投稿者の周辺に原因がないか探し出すスタッフ。なんと中学校時代の同級生の男性が、いじめにあってから引きこもりになっており、映像の数か月前に首を吊って亡くなっていたのだという。今回の事象はこの人が出てきたのではないかという終わり方だが、どうも強引に結び付けた感がある。素直に女性の霊がどうこうって話かと思ったのだけど。

「六十六 前編」
どうも文章が長くなってしまう。さて映像制作会社に勤める投稿者が登場。職場の先輩である城崎さん(仮名)が、自宅で家族と自分の誕生日を祝っている映像に、不気味なものが記録されたのだという。城崎さんは失踪してしまい、いまだに行方がわからない。失踪前には家の近くでお経が聞こえてくるとか言っていたらしい。
城崎さんは過去にシネワイヅという映像制作会社に勤めており、そのシネワイヅは社長を含め不幸になった人物が非常に多いという。シネワイヅは心霊現象DVDを作ろうと投稿映像を募集していたところ、ある沼でキャンプしている映像が届き、社長はその沼までロケハンへ行ってから様子がおかしくなり、自殺した。
問題の沼周辺には伝承があり、川居さんが解説してくれる。今回かなり出番が多い。全国六十六箇所を巡礼する巡礼僧(=六部)が殺されるという、六部殺しという伝承だ。
ここで誕生日会の投稿映像。城崎さんの顔のみにノイズが走り、ろうそくの炎を吹き消そうと電気を消したところ、周囲にいろいろと出てきた。結構面白いと思う。つづく。

「残留物」
廃ホテルで撮影された映像。飲みかけのペットボトルや衣類など、誰かがいたかのような痕跡がある。撮影者たちが部屋を見て回っていると1人の背後に何かがいた。静かな登場であるためリプレイまで気づかなかった。

「シリーズ監視カメラ パチンコ」
廃業したパチンコ屋の監視カメラ映像。4分割した画面の右上に、警備員が映る。警備員の後ろから何かが忍び寄ってきて消え、さらに画面の隅にもまた出て消える。まあいいと思うが、4分割のうちの右上にしか登場していないので、最初から右上だけ映してほしい。

「樹海」
青木ヶ原の樹海を夜に訪れてレポートしている映像。女性がいろいろ喋りながら歩いていたが、足元を取られて転ぶ。そこには人の頭部があり、なんと目が動いていた。見せ方によっては合成丸出しになるが、ギリギリなんとかなったか。樹海には最近「あゆみさん」という、転倒を引き起こす霊が出るらしい。

「六十六 後編」
シネワイヅの会社があったビルの所有者から、遺されていたビデオを譲り受けることに成功。中には霊の沼を撮影した投稿映像もあった。スタッフは沼の場所を突き止めて向かうこととなり、現地にカメラを仕掛けて撮影しながら様子を見る。
トランシーバーでスタッフ同士連絡を取っていたところ、混線し始める異常が起きる。スタッフ以外の人の声が入り込むのである。どうせお経が聞こえてくるんだろうと思いきや、あまり検証されなくてよくわからなかった。
以降はスタッフの今野さんがトイレから帰ってこなくなり、スタッフ総出で探しに行ったところ、沼にズブズブと入って行こうとしていた。
ちょっと気になるのが、今野さんに対して他のスタッフは「何やってんだ」「なんで沼に入ろうとしてるんだ」という感じの、今野お前なめてんのかという責め方ばかりであるところ。心霊現象を扱うシリーズなのだから、今野さんが霊に取り付かれたんじゃないかと疑って当然だし、人によっては念仏を唱えたりしそうなものだと思う。だからどうも不自然かなと思っていたが、では実際にスタッフが「今野君が霊に取り付かれた!」とか言い出したらそれはそれで寒い展開というか、演技で表現できないところを口で言っちゃうのかと、見てる側が白けた空気になりそうなので、あえて見てる側に「あー、霊に取り付かれてるな」と想像させる余地を残しているのではと考えられる。
最後にキャンプの映像紹介。一気に大量に出てくるので迫力があった。

ほんとにあった!呪いのビデオ67   ★★★★


最近は毎回80分超えになってきているのか、結構長い。ボリュームがあるのは嬉しいと思う。全体的に面白い。

「ロッククライミング」
岩場でカップルがロッククライミングしている際の映像。上から人が大量に落ちてくるという、珍しいタイプの事象で、しかもしばらく残っているというのが不思議。

 「奇怪な過去」
呪いのビデオ52に収録されていた「奇怪な未来」。かなり面白い内容だった。あれは湖で遊んでいた様子を撮影した映像で、途中に突然自分の家らしき場所と、首を吊ろうとする自分に似た男性が映る。湖で撮影した日付が2011年7月なのに対し、切り替わった映像では右下の日付が2015年7月に変わっていた。ということで、2015年7月を過ぎて、どうなったのかの検証というところ。
当時映像を送ってきていた柴崎さんは失踪してしまい、そのいとこの女性から取材班に連絡が。
柴崎さんはなぜかある託児所にこだわっており、そこの監視カメラ映像を入手。映像には不可解なものが映り込んでいたという、全く予想外の方向に話が進んでいった。監視カメラ映像は不気味で面白い。

「合唱」
音楽教室の発表会映像。昔懐かしい感じがしてノスタルジックな気分になる。出てきたものは派手さはないものの悪くない。

「シリーズ監視カメラ 扉」
工場の倉庫の扉がよく開けっ放しになるということで、原因を探るべくオーナーが監視カメラを仕掛けた。従業員の男性が用を済ませて扉を閉めようとしても、なぜか閉まらない。通りがかった車のヘッドライトが、怪異を映していた。これもちょっと設定が凝っていて面白い。

「人形焼」
投稿者は友人の立花が、立花がとうるさい。友人たちと夜の海辺で遊んでおり、立花さんが焚き火をしようと提案し、近くにあった燃えそうな衣類やぬいぐるみを持ってきた。思惑通り燃えているが、その最中に女性の悲鳴のような声が聞こえ、彼らの後ろに謎の影が出現した。後日談とか背景がなかなかえげつないので後味が悪い。

「テーブルゲーム」
ナレーションで雀荘と言っているのだから、タイトルも麻雀とかでいいような気もするが…麻雀の最中でいきなり子供が出現。結構唐突な出方なので、短い映像の割に驚く。

「禁忌 前編」
今回は続きものの話がないのかと思ったら、最後に出てきた。いきなりパイプオルガンの厳かなBGMが流れてきて期待を抱かせる。投稿者の女性が同僚の八幡さんという女性の家で飲み会をしていた際の映像。部屋の奥の引き戸がひとりでにゆっくりと開き、中から男の影が現れたという内容。
八幡さんはこの件がトラウマとなってしまい、部屋を密閉して生活するとともに、外にもなかなか出られなくなってしまったという。八幡さんの交友関係を探ったところ、婚約者と名乗る男性が八幡さんのアパートの前まで来ていたことがわかったが、誰だろうか。
大学時代の先輩によると、知り合いの写真家が八幡さんのことを写真のモデルとして気に入り、その先輩が写真やプロフィールを送ってしまったという。じゃあその写真家が犯人か。というところで次回へ。予告によると中国の風習も絡んできてスケールが大きな話となりそうだ。



ほんとにあった!呪いのビデオ68   ★★★


今回はそれほど盛り上がる映像がなかったように思う。「禁忌」は真ん中回。

「置き傘」
投稿者の男性が、恋人の女性とデートの帰りに撮影したという映像。雨が降ってきて傘をさしていたところ、彼女の方にどこからか血のようなものが落ちてきて、傘の裏地にも不気味なものが映り込んだ。
映像はわかりやすくていいと思う。彼女がさしていた傘は、投稿者がアルバイト先のファストフード店から持ってきたもので、もともとは半年ほど前に常連の女性客が忘れていったのだという。
スタッフがその女性客の身元を調べたところ、半年前に家の近くで、信号無視の車に轢かれて亡くなっていたことがわかったそうだ。しかしこのファストフード店、客の個人情報を勝手に映像制作会社に渡してるのか。

「花束」
女性が娘と公園で遊んでいる様子を撮影した映像。単身赴任の夫に送るためのものだそうだ。映像の最中で、事故現場に供えられたと思しき花を娘が持ってきてしまう。その後公園で、娘の背後に不気味な人影が出現。取材が長めに入っており、ほぼ人影の正体まで特定。こういう特定しきってしまう展開はそれほど好きでもないが、映像自体はなかなか。

「ホテル」
廃ホテルを探索している際の映像。廃ホテルってやたらと何か出てくるな。そんなに人死にがあるのか?出てくるものは映像の奥である上に一瞬で少しわかりにくい。

「禁忌 中編」
前回は八幡さんという女性の家に謎の男の影が出現したという話だった。八幡さんの大学の先輩が知り合いの写真家に、女性モデル候補として八幡さんの写真やプロフィールを勝手に送ったことが明らかになった。八幡さんは映像が撮られた後に自殺を図って入院しているという。
今回は、過去に送られてきていた投稿映像に前回の映像と同じような事象が見つかったということで、その紹介。珍しく中国の映像だ。この映像が残念ながらあまり面白くなく、今まで没状態だったのもうなずける程度の内容。しかも八幡さんの映像とそれほど似ていると思えない。
中国の映像の方も映っていた女性が亡くなっており、何か共通点がありそうだ。続く。

「クリスマス」
古いビデオテープの映像で、家族でクリスマスパーティーをしている様子が撮影されていた。
2つ出てくるのがポイント高いが、事象自体は昔の映像っぽくはない。エピソードもやたらと長い上に、弟が亡くなった女の子と遊んだようなくだりなど、関係ありそうであまりなさそうな話も混じっている。

「シリーズ監視カメラ 灯台」
海岸にそびえたつ灯台を遠方から映している。静かな雰囲気がかなりいい。霊現象を抜きにしても、こういうのを好きな人は結構いそうだ。事象も、灯台の光によって沈没した船が浮かび上がるという、珍しい内容でセンスがいいと思う。しかしドクロが出てくるのはやりすぎな感。

「洗車機」
一家が乗る車が洗車機を利用するところを撮影した映像。息子にとって初洗車機であるために、はしゃいでいる様子が微笑ましい。と思ったら妙にリアルな少女が隣に座っていた。多分本物の少女だと思う。

「続・禁忌 中編」
問題の写真家に話を聞いたところ、ある男性に頼まれたのだという。その男性の婚礼写真に、女性側は八幡さんをモデルとして合成するそうだが、これは死者と架空の人物が結婚する「ムカサリ絵馬」という日本の風習や、中国に伝わる冥婚(死者同士の結婚)に似ていることがスタッフの調査によってわかってくる。
そして調査の過程で紹介された民俗学の研究者が送ってくれた、日本国内での冥婚の儀式の映像が紹介される。警告映像だ。男性の遺体と、白無垢姿の女性の周りに謎の影が複数出現。これ自体は面白いが話は難しくなってきた。どう収拾をつけるのか気になる。次回へ続く。

ほんとにあった!呪いのビデオ69   ★★★★


シチュエーションや舞台はかなり興味を魅かれるものがある。事象が地味寄りではあるが雰囲気はいい。投稿映像はよかったのに続き物の「禁忌」が少し弱く終わってしまった。

「火葬場」
廃墟となった火葬場を探索している際の映像。別部隊からの電話を受けている最中に女の声らしきものが聴こえ、さらに奥から謎のものが出現する。わかりやすいものの、ややコテコテ感がある登場。

「消える」
ゴミ集積場で見つかった8ミリビデオテープ。これも導入から面白そうだ。投稿者が再生してみると、どこかの家の居間で家族が4人座っている映像だった。映像が進むとともに1人ずつ消えていくという謎の内容。話の背景についてスタッフが調査するがこれは個人的にはあまりピンとこなかった。映像自体は、先に書いた事象とノイズと笑い声とで盛りだくさんの内容。面白かった。

「禁忌 後編」
八幡さんの写真を使って冥婚の儀式をもくろんでいそうな人物がわかったため、いよいよその人物の自宅へ突撃。平塚さん(仮名)の家へ。川居さんは相変わらずの川居さんで、出番はそこそこ。平塚家は母親と長男と次男の3人暮らしらしく、次男の同級生である池内さんという男性が協力してくれることに。次男は3年前に交通事故で亡くなっているそうで、いろいろ設定が出てきたところで池内さんとともに自宅訪問。つづく。

「砂浜」
お盆の時期に海辺で撮影された映像。なぜか見ていてまったく気づかなかったのだが、見返すとはっきり出ている。

「シリーズ監視カメラ マンション」
タイトル通り。玄関前の廊下を歩き回る音に悩んでいた投稿者。どうもその父が所有するマンションであるので、監視カメラ映像を確認できたそうだ。女性らしき影が現れる事象はわかりやすいものの、あまり珍しくはない。事象と同時期に投稿者の幼馴染が亡くなっていたらしいとナレーションで言われるが、関係ないと思う。

「雛人形」
防空壕と思しき洞窟で撮影された映像。なんと洞窟の奥に雛壇があり、お内裏様とお雛様の首がない雛人形が並んでいたという。凄い状況で相当面白そうだ。大いに期待して見たのだが、事象がかなり短い。惜しい。

「指輪」
投稿者が友人と、とある緑地で撮影した映像。客車があるので生田緑地みたいだ。行ったことはないけれど。1人が側溝に指輪を落としたため、自撮り棒と携帯電話を駆使して中を撮影。すると訳のわからないものが複数映った。なかなか面白い。

「続・禁忌 後編」
長かった「禁忌」もこれにて終わり。いよいよ平塚家を訪問し、そこの母親に迎え入れてもらう。あとはいろいろと異様な状況がわかってくるという展開で、徐々に謎が明らかになっていく。こういう場合だいたい撮影中に不気味なものが映り込むもので、なかなかそれが紹介されないなと思っていたらやはり終盤に紹介された。最後は若干ドライに驚かせてくる。潜入系ドキュメンタリーとして見ると割と面白いが映像の恐怖度はやや落ちる。

ほんとにあった!呪いのビデオ70   ★★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 70
今回もきりのいい番号ということで、恒例の100分ほどのボリューム作。映像自体は総じてなかなかの怖さで楽しめるが、メインの「Fake」が結構駆け足。

「マリオネット」
バザーで買ってきたマリオネットを、家の子どもの前で披露していたところ、後ろにとんでもないものが出現していた。ボーっと見ていたら、でかでかと出ていたのにそれに気づかず見終わってしまった。結構見た目が怖い。

「染み」
廃屋にて投稿者とバイトの同僚たちが撮影した動画。早速のインタビューによると、廃屋で過去に何が起きていたかは投稿者たちもほぼつかめているようだ。優秀だね。どうも老婆が家族に世話してもらえず餓死していたらしい。動画の内容は、畳の上に染みが広がっていき、さらに何者かが出現するというもの。徐々に盛り上がっていく展開なのでかなり面白かった。出てきたものは例によってそのまんま。

「二段ベッド」
25年ほど前の映像で、若干ノスタルジック。幼い兄弟が二段ベッドの前ではしゃいでいるという内容だが、唐突に後ろに謎の人影が。まずまずの内容だが、ナレーションによるとこの人影は「近所に住んでいた、投稿者の兄を溺愛していた男性に似ている」とのことで、設定が凄い。溺愛…

「Fake 前編」
投稿者である浜野則子さんから送られてきた映像は一度お蔵入りになっていたそうだ。不可解な声が聞こえるが、現象が声だけで地味なので採用が見送られていたのだと。最後の投稿募集画面では、視聴者のビデオに対して「不可解なものや音は入り込んでいませんか?」と呼びかけている割に、音メインで送っても不採用なのか。
ともかく浜野さんにインタビュー。夫婦と娘の3人で夜に花火をしていたところ、声の他に娘の後ろの不可解な人影も発見できたのだそうだ。ということでめでたく採用。舞台となった公園の近辺では「濡れ女」の幽霊が出るという噂もあり、どうも古井戸に落ちた息子を探し回り、自らも首つり自殺をしてしまった女性がモチーフになっているようだ。今回は取材が多く情報もかなり出てきたところで映像紹介。割と普通。以降は取材対象者を怒らせてみたりと懐かしい風景も。後編へ続く。

「シリーズ監視カメラ ペットカメラ」
投稿者が夜勤から帰ると、しばしば部屋の犬を撮影すべく仕掛けたカメラが倒れているとのことで、撮影しっぱなしで出かけたときに撮れてしまった映像。犬が突然カメラの方を向いて唸りだし、ついには突進してきてカメラの向きが変わったところで元凶が出現。なかなか珍しいタイプの映像で好印象。

「寝顔」
女性が体調を崩して寝込んでいたところを、彼氏の男性がスマホで撮影していた時の映像。部屋の鏡に謎の女性が映り込み、彼氏自身が行方不明になったという。事象はわかりやすかった。

「墓」
タイトルがシンプルすぎないか。墓場で肝試しをしていた仲間たちの映像で、女性の頭の部分にに手や人の顔が出現。事象が複数なのは好ましく、出方も昔のような懐かしさがあった。

「Fake 後編」
浜野さんの夫の様子がおかしいことや、古井戸に落ちた小学生の両親のこと、浜野さんの夫の旧友のことなど、情報量が多くて何が話の主軸なのかよくわからなくなってくる。かつて少年が落ちたという古井戸をスタッフが見に行くのも軽い冒険で大変だ。夫の旧友へのインタビューはスタッフ側がしつこすぎてやや不快。旧友側もかつての失敗というか罪を糾弾されているような気分になって、腹が立ってくるだろう。
夫が子ども時代に見て、トラウマになったらしい映像もなぜか入手でき、それが最後に紹介される。警告映像ではない割に結構おぞましくできている。ウオアーアアアーとうるさい。
タイトルの「Fake」について、はっきりどのことを指すかは明言されておらず、浜野さんの夫なのか旧友なのか、はたまた古井戸に落ちた子供の母親のことかとか、いろいろ想像させる作り。もうちょっと時間があれば整理されていたかもしれず、あまりスッキリ解決せずに終わった。


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