ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 呪われた心霊動画XXX

呪われた心霊動画 XXX_NEO (6~10)感想

2022/07/16

呪われた心霊動画 XXX_NEO 06   ★★★

呪われた心霊動画 XXX_NEO 06

おなじみのシリーズだが今回は映像がやたらと暗い。特に重要な事象のところで画面が暗すぎて何が何だかわからなかった。画面の明るさを変えてようやく見られた。内容はよかったが。

「床下」
投稿者が住んでいたマンションの床下から生き物が動くような音がするということで、床下収納の所からカメラを入れて何があるのかを確かめることになった。仲にあったのは何と赤い小さな鳥居。誰が何のために作った物かわからず狼狽したところでいきなり鳥居が何かに倒されたかのように崩れる。そして化け物が登場。この部分の画面が暗くて、何が出てきたのかわからず。明るさ調整の末に見られたが造形はなかなか不気味。
ここに住み続けるのは確かに嫌になるが、投稿者達はしばらく頑張って住んでいたらしい。

「壁の向こう」
結構長いが後日談も含めて面白い内容。映像の専門学校に通っていた投稿者が、公園近くの道でおかしな男性を見るようになっていた。壁に向かって楽しそうに話をしているため、興味が出てきて自分のドキュメンタリーの題材にするべく話しかけた映像。タカハシというその男性は会社を首になりホームレスになったらしく、たまたま壁の向こうに家があるというヨウコという女性と話をするようになった。その弟イヅラ(イズラ?)くんというのもいるらしい。イズライールってドラクエのモンスターにいたな。
投稿者はタカハシさんと仲良くなっていき、差し入れを持って行って話をするようになったという。長い付き合いになってくるんならヨウコさん紹介してもらえばいいのに。クリスマスイブの日に差し入れのケーキを持っていったらタカハシさんが黄昏れだし、ヨウコさんと出会ったきっかけを話し出す。そして「あっちの世界に行きたいな」とぽつりと言うと何者かが「早くおいでよ」と返事がある。そして投稿者は怪異を目撃することとなる。これも画面が暗い。
後日スタッフが調べたところ、この布巾で一家心中事件があり、「高橋」という男性が妻と子を殺害して自分も後を追っていたという。妻の名は「洋子」だった。エヴァの曲とか歌ってそうだ。

「ジャンパー」
投稿者の女性が帰り道の生け垣に掛かっているジャンパーを発見。それが動いたように見えたので撮影を開始したところ、消えてしまいあとから現れて浮かんで襲ってきた。すごい。XXXのシリーズでこういうのをやるのもすごい。

「●●山」
脱サラして埋蔵金探しを始めた男性がダウジングロッドを使って山中を探し歩く。山というのもなんでもいいわけではなく、UFOの目撃情報が多いところに的を絞っているようだ。よくわからないが必勝理論があるみたい。ダウジング自体もどうなのかと思うが、人間の不思議な能力がロッドを通して何かに反応するというのはあり得ないことでもないと思う。私はOリングテストも半分ぐらい信じている。
今回はダウジングロッドが激しく反応し、地面を掘ってみると機械のような物が出てきた。あとは先のUFO関係と思しき現象。不気味でよかった。さらに取材によってこの山であったと言われる恐るべき噂が語られる。「ゲル山」と呼ばれているらしい。話として面白かった。

「夢を継ぐ」
まず取材班の元に奇妙な写真を添付したメールが送られてきており、都会から電車に乗って田舎へと向かっているような行程になっているような内容。これが一年以上前に送られてきたが投稿者の意向でお蔵入りになっていた映像と関連していそうだという。
投稿者達女性3人が卒業旅行に行った際に現地で小さな神社に行って撮影した映像で、その時の記憶は3人ともほとんどないらしい。しかも翌日に行こうとしたら神社までたどり着けなかったそうだ。行くところから撮影してたのならそれを辿れるんじゃないのか。映像は撮影していた1人が神社の格子になっている部分を撮影していると、なぜか画面が投稿者自身を映したものに切り替わり顔が歪んだりする。これはわけがわからない怖さがあっていい。
送られてくるメールと関連しそうな話が聞けて、最後にはそのメールが動画を添付してきて、それが紹介される。結局投稿者達3人がヤバいことになってしまったという内容だろうか。象形文字のようなものが映り込む怖い内容。

呪われた心霊動画 XXX_NEO 09   ★★★★★

呪われた心霊動画 XXX_NEO 09

しばらく見られていなかったシリーズだが、相変わらずレベルが高い。最後の最後に各話をまとめてくる仕掛けが明らかになると興奮する。さすが。

「黒いゴミ袋」
静岡に住んでいる祖母が倒れ、その家である古民家へ冬休みの間に住むことになった高校生の姉妹が撮影した映像。家の中をいろいろ見て回っているところが映り、さすがに年代を感じさせる。日本人形がある。ある部屋の押し入れの中に大量の黒いゴミ袋があり、明けてみると異臭がしたという展開。その間に画面にはいろいろなものが映っていたのだが初見で気づかなかった。これ単体だとさほど怖くなかった。

「ゴーストライター」
タイトルは著者に変わって代筆しているという感じではなく、幽霊が書いたと考えるべきだろうか。彼女とホテルに行った投稿者はそこに利用客用の大学ノートが置いてあるのを発見。感想などを書ける思い出のノートとして使われていたようだが、あるページからタエコという女性の人生を描いたような長い文章が始まっていた。「三和土」とか文中に出てくるあたりなかなか学があるんだろうか?三和土は古民家によくあったらしい。
彼女の方が風呂から出てきたらしくそのノートを読んでみると、自分の名前が出てきて憤慨し出す。投稿者が確かめると「タエコ」と書かれていた箇所が全て「サエコ」に変わっていてビックリである。そしてさらに驚く展開が続く。非常によい。

「プレゼント」
昔からの友人である女性3人はそれぞれの誕生日を祝うことを習慣にしており、レンタルルームを借りてそのうちの1人の誕生日会を行おうとしていた。遅れていた1人がやってきたようでインターホンが鳴り、投稿者が入口へ向かうとすでにあの序が入って立っていたのだが、顔が全て髪の毛で隠れていて見えない。プレゼントらしき箱を手渡されかけたところで部屋の奥から甲高い悲鳴が聞こえ、そちらへ向かったが何事もなし。入口にいた友人らしき女性の姿も消えている。
そして後ほど再び友人が今度は顔も見せながら普通な感じで登場。当然ながら先ほどの件など知らない感じだ。しかし持ってきたはずのプレゼントがすでに部屋のソファの上に置かれており、中には髪の毛。ああ不気味。
どうも友人はこのレンタルルームに来る途中に謎の老婆に呼び止められて「生前は娘がお世話になりました」的なことを言われたらしい。怖いものが出てきたわけではないが話が怖い。

「二間」
劇団に所属する投稿者が同じ劇団の男性と稽古をしている様子。ある公民館の和室を借りており、ふすまで二間に分けられていた方の1つだったらしい。稽古中にもう1つの和室に誰か来たようで喋る声が聞こえるが、どうも部屋探しの内見のような内容だという。公民館なのに。「押し入れも思った以上に大きいですね」などとよく考えると意味深なことを言っている。そして異様な状態となっていく。これもかなり緊張感があるのだが、最後に霊らしきものが出てきたときは逆に驚いた。壁にぶつかってるし。「黒いゴミ袋」で出てきた霊と同じような浴衣を着ているようにも思える。

「ジャパニーズ・ダンサー」
ジャパニーズっていうのがここで何を意味するのかよくわからなくて不思議。スタジオでダンスの練習をしている女性が怪異に見舞われる。なぜかそのスタジオには誰が置いていったのかわからないスーツケースがあり、撮影時にも映り込んでいた。ダンスを撮影していると照明が点滅しはじめ、カメラの前に何か出現。これも怖い。投稿者の後日談も謎めいていて面白かった。

「市外局番」
投稿者のインタビューから始まる。地元が静岡県らしいが、そこの市外局番から携帯に着信があり、居酒屋や美容院や病院からの間違い電話だという。病院からの電話は「オノタエコ」という女性がいるかという内容だった。ここで「タエコ」を回収。さらに投稿者の母親が奇妙な体験をしたという話に及ぶとさらにいろいろなことが紐付いてくる。
老婆は髪の毛とビデオテープを渡してきたそうなので、最後に流される警告映像はこのビデオテープで決まりである。ちなみに最初の「黒いゴミ袋」の投稿者の名字は小野さんだった。最後はやはり警告映像。どこかで見たような家の中を影が動いており、骨壺や写真が置かれているように見える。ふすまが開いて日本人形と謎の顔。何度も見返して仕掛けを探したくなる構成だった。

呪われた心霊動画 XXX_NEO 10   ★★★★★

呪われた心霊動画 XXX_NEO Vol.10

ずっと同じ投稿者関係の映像で、彼自身も中盤まで出ずっぱりになっているが張り巡らされた伏線がわかりやすく楽しめる内容。「XXX NEO」の8と9を観ておくとより理解が深まりそう。

「XXXを観る会」
投稿者は心霊ドキュメンタリー映像を定期的に友人の須磨さんと投稿者の彼女と一緒に観ているという。このときはレンタルスペースを借りて「XXX NEO_8」の「肖像写真」を観ているところで、スマホのカメラと定点カメラで同時に撮影していた。随分と力が入っている。
私がこの時点でまだ「XXX NEO_8」を観られていないのでそちらの内容はわからないのだが、どうも「肖像写真」の本来の映像ではなく別の映像が差し込まれているようだった。ふすまを次々と開けていく映像が挿入されており、最終的にふすまが開いたらなぜか投稿者達がそこにいるという不可思議な内容。そしてレンタルスペースの場に何か登場というのがスマホカメラの内容。さらに定点カメラの方でも別の事象がとらえられていた。この事象はどこかで観たようなシチュエーションでもあり、複雑怪奇で興味深い。

「スパニッシュ・ダンサー」
前作では「ジャパニーズ・ダンサー」という動画が収録されていたが、これとの関連はよくわからない。スパニッシュ・ダンサーはウミウシの一種らしい。最初の「XXXを観る会」に出ていた須磨さんが、伊豆へ釣りに行っていたときの動画だそうだ。伊豆は静岡県であるために、「XXX NEO_9」に続いて静岡関係がまた来たかと身構える。
水中にカメラを入れてウミウシを撮影しておりそれ自体はなかなか面白いものだった。しかし後ろから女のような顔。目が見開かれていて怖い。

「墓地裏の公園 変態」
先ほどからずっとインタビューに答え続けている投稿者。彼と彼女が夜に公園で喋っている動画。須磨さんが倒れてしまっており、それを心配している。舞台となった公園は裏が墓地だという。噂をすれば影と言うが、撮影中に彼女の方に須磨さんからのLINE。そして墓地の方に須磨さんらしき影が登場する。それほど怖くはないのだがわけがわからない。

「町内放送 擬態」
須磨さんが墓地に現れたらしい時間帯にちょうど家から姿を消していた。その後に家の前で見つかったらしいが植物状態だった。彼が古びたビデオカメラを持っており、その映像が紹介される。
須磨さんがどこかの街を彷徨っているらしく、その中で怪奇現象に遭遇する。バックでは不気味な町内放送が鳴り続けている。こうした不気味な町内放送というのは前に「XXX 9」で観た「夕焼小焼」を思い起こされる。あっちは男性の声で今回のは女性。
さらにその後に続いていたノイズについても収録されている。どうも投稿者によると、このノイズ部分をある空間で観ると別の映像が映るようになるらしい。最後の方でちょこっと何か映り込むのだけは把握できた。面白い。

「前世」
伏線回収に動き出す。新たな投稿者である女性へインタビュー。投稿者の弟が交通事故に遭い、退院後に話を聞いている様子を撮影したもの。その弟は前世を思い出したと言い出し、どうもサエコとかいう女性だったそうで、男に暴行されたとかの「XXX NEO_9」の「ゴーストライター」に沿った話が始まる。どんどんと真相が明らかになってきて興奮を覚える。
弟は失踪し、隠し撮りしていたらしい映像と共に見つかる。その映像によるとサエコかタエコ関係である人物に会いに行っていたようだ。ふむふむ。

「迷い家の跡」
また別の投稿者へのインタビューが始まるが、大学の同級生が伊豆に釣りに行ったとかいう話を始めるのでもうこれは須磨さんである。釣りの帰りに変な建物の跡地を山中で見つけたとかで、タイトルからはいわゆる「マヨイガ」の話かと思ったのだが、そこもいろいろと複雑。投稿者は跡地でビデオを発見しその動画が紹介される。警告映像。始まった瞬間にいろいろなことがつながる親切設計。

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