Not Found ネットから削除された禁断動画 ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想

Not Found ネットから削除された禁断動画(6~10、ネット生放送) 感想

2019/01/02

「Not Found6 ネットから削除された禁断動画」     ★★★★

Not Found 6-ネットから削除された禁断動画-
これまでのシリーズで、グロ関係、心霊関係ときていよいよ社会派関係か!と思わせる内容。
変な汗は出てくるわ嫌な気分になるわでもう一回見たくはないのだが、制作側の意図は十分に伝わっており、そういう意味では成功作と思う。堂に入った作り方なので今後もこの路線で行きそうな気がする。

「サイコ隣人」
ストーカーまがいの行動をする迷惑な隣人の様子を撮影した動画。最初はまだ軽い方の映像だがなかなか嫌な感じ。警察に捕まってからの隣人の行動も嫌だ。

「フルスイング」
タイトルだけで誰かが殴るんだなと予想でき、映像開始とナレーションでもう全貌がわかってしまう。これも現代社会の悲劇っぽくまとめている。

「忘れ物」
心霊ものになるが今作の中ではむしろ珍しい部類。箸休め的か。

「拷問ホームヘルパー」
タイトル通り。考えさせられる内容だが、映像自体にそれ以上の意外性はない。むしろ取材班が該当のヘルパー派遣会社に取材に行くとか言い出したことの方が驚き。取材に応じると思ってるのかと。

「心霊検証 前篇」
前後編あるが、それほど時間を割いておらず映像もわかりやすい。神社で罰当たりな行動をした映像を遺した男性2人が行方不明になって、スタッフが取材を始める。

「見た目80歳、僕12歳」
なかなかすごいのをぶち込んでくるので驚いた。「老化病」にかかった子供は現在12歳なのに外見が老人並みになってしまっているという。実際に取材に行ったスタッフが軽率な発言で子供と親とを怒らせ、自分の仕事はこんなんでいいのかと悩む。人の秘密や嫌がることを暴き立てるだけでなく、他人を喜ばせることはできないかと。
で、いきなりハートフルな展開になるが実は…という落とし方をしてくる。感心させられた。
そして取材の請求21万。明細に25万て書いてあって請求書の下の方は見れないから出精値引きでもしてるのか。原稿料や講演料の類ではないので源泉徴収の対象にはなりません。

「思わぬ罠」
僕の嫌いな、首への攻撃。これも社会問題関係だ。バイク引っかけたりする事件があったことを思い出す。

「誕生日会でのお礼」
何かと思ったらいじめ動画だった。誕生日のお祝いかと思ったら、それにかこつけて罰ゲームだの酒の一気飲みだのを強要してきて、プレゼントと称した箱には包丁が入っていたという展開。送った側が復讐されることを考えていないあたり、やや変な感じ。

「心霊検証 後編」
何を検証したんだろう…?ありがちに前編で見た映像の続きが出てきて、そこには恐ろしいものがという話。
どうも男性達が行方不明になったのは2年前のようだが、今回取材に行った際に彼らが散らかしたゴミや封印の札がそのままになっているのはなぜだ。
「ドラえもん」でのび太が自分の宝を埋め、隠し場所を書いた地図を覚え書きとして持ってるのだが、犬とか紙屑を目印にしてて発見できなくなり馬鹿だと言われてたのを思い出した。

「Not Found7 ネットから削除された禁断動画」     ★★★

Not Found 7-ネットから削除された禁断動画-
序盤、またグロ路線に回帰したかと思ったが、それは最初だけだった。よく言えばバリエーション豊かだが、逆にまとまりがない印象も受ける。後述するが取材が多い。

「顔面金タワシ」
もうタイトルだけで困ったものだが、内容もそのまんま。浮気した妻に制裁を加えるとか。

「傷口から…」
グロ系第2弾。これはキャンプ中に怪我をした腕の様子を撮影したもの。

「怪奇!カメラに記録されたおぞましい過去 前編」
今作のメイン映像のようだ。心霊サイトの管理人の守谷さんが、廃墟で映像を撮影した後に電車に飛び込んで自殺したらしい。共同でサイト管理していた曽田さんに取材し、問題の映像の在りかを探る。なお、守谷・曽田の両氏は仮名ではない体裁。曽田さんは「(サイトは)もともとは守谷という男が立ち上げて」とか言っちゃう。しかも守谷さんの妹も登場。こちらは仮名。
テープは見つかったものの、映像再生中にテープ自体がブチ切れてしまい後編へ。なぜか曽田さんにテープの修復を依頼する。

「ドラッグパーティー」
脱法ハーブを絡めてくるあたり、世相を意識している。前作の社会派路線が続いているのだろうか。すっかりキマってしまった男性が奇行に走る様子が記録されている。

「犬に育てられた女」
取材だけの内容。この後に収録の「金庫の中身は…」の調査と並行していたようで、スタッフが金庫について話し合っている途中に別のことを調べている杉本さんであった。
調査の結果、犬に育てられた女性は茨城にいるとかで、茨城まで出向く。なんだかんだで事情を知る人物を見つけ、女性が住む家もわかり、家に行ったら都合よく窓が開いていたので女性に会ってコンタクトをとる。杉本さんメインの話。だんだん見るのがしんどくなってきた。

「盗撮ウィルス」
2chの書き込みが元らしい。前後の内容から、
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/ms/1340780663/
このスレッドの>>223-225あたりのものみたいだがよくわからない。元書き込みにはアドレス載ってないし…あまり触れないようにしよう。
内容はPCの遠隔操作を絡めてくるなどまたタイムリーな話題。これも杉本さんばかり出てくる。

「金庫の中身は…」
いきなり杉本さん。いろいろと変なところがある。届いた小包を開ける時点ですでにカメラが撮影している。なぜだ。編集部に届いた手紙を開けるのも全部撮影しているとでもいうのか。まあいいや。中に入っていた段ボールの中身はビデオテープ。映像は金庫を開けようとしている男性が、いきなり血を吐いてぶっ倒れ、背後に不気味な男性が立っていたという内容。
取材に行く杉本さんたち。家で投稿者に出会う。木田さん(仮名)。仮名なのに、出会って「杉本と申します。木田さんで間違いないですかね」とか言っちゃう杉本さん。仮名の意味が…キダの字が違うとかか?そういうことを気にしなければ結構面白い内容。

「怪奇!カメラに記録されたおぞましい過去 後編」
曽田さんがテープを修復している間、スタッフは映像の現場を実地調査。おあつらえ向きに廃墟を見回りに来た近所の住人に、最近起きた事件のことを教えてもらう。なかなかいい展開。
守谷さんが廃墟撮影に来た当日に事件が起きていたらしく、守谷さんが犯人ではないかと疑うスタッフ。
これはメタ的な話になるが、守谷さんが仮名でない以上、本人の名誉に関わるので、守谷さんが犯人という展開にはなりえない。
ともかく曽田さんがテープの修復を行い、皆で映像を見て終了。不気味な内容でまあよかった。今作は杉本さん出しすぎ。



「Not Found8 ネットから削除された禁断動画」     ★★★

Not Found 8-ネットから削除された禁断動画-
いろいろインパクトのある映像が多い。時間が80分ほどで少し長めだが、その分収録しなくてもよかったのではという映像もちらほら。

「エアガン狙い撃ち」
道行く人をエアガンで撃ちながら撮影するという、どうかしている動画だ。平和なピアノのBGMが流れる中、爽やかにバンバンと撃っていくさまが不気味ではあるが、一回見たらもういいや。

「悪徳美容師」
ある女性が自身に起きた事件について記録した動画。不在のうちに自分のアパートの部屋を誰かが勝手に使っているように思い、監視カメラを仕掛けたところ、驚くべき事態になっていたという内容。女性が部屋に帰ってトイレや風呂場を確認しに行くところは緊張感がある。

「タラバガニ殺人」
凄いタイトル。内容としては居酒屋で口論している男女をたまたま居合わせた投稿者が撮影したところ、惨劇の現場になってしまったという。考えるとグロい。ナレーションも「なんとも奇妙な殺人事件であった」などと気楽なコメントを出しててどうかと思う。

「夢遊病の夫 前編」
今作のメイン。NOT FOUND制作現場に相談メールが届く。夫が夢遊病のようだという奥さんからのメール。
一緒に添付されていた映像には、夜中にうなされて立ち上がる夫と、謎の男の顔が映りこんでいた。奥さんがスタッフルームまで取材を受けに来てくれて、新たに撮影された映像が公開される。夫に話を聞こうと、長野にある家まで行きたがるスタッフたちだったが、奥さんは嫌がる。結局なんだかんだあって長野まで取材に行くことに。後編へ続く。

「趣味の問題」
なぜこの映像が収録されたのだろうか不思議である。天狗のお面をかぶった男性が、自身の奇行を記録した映像。
映っている男性の親族からの訴えで削除された映像であるというので、きっと男性が悲惨な死に方をしたんだろうと思いきや全然違った。

「誘う橋」
おなじみの杉本さんが、ある2本の投稿映像が同じ場所で撮影されたものだということに気づき、現地まで取材に向かうという内容。結構長いし事件も起こるのだが、どうも全体的に意外性がないのが惜しい。

「もう1人いる…」
公園で遊ぶ小学生たちが自分たちの姿を撮影した動画。複数の事象があるのはよいが、1つ1つはやや弱い。

「夢遊病の夫 後編」
相談者の家まで行って、夫が帰ってくる前に家の中に監視カメラを仕掛けようとするスタッフたち。奥さんに内緒で夫の部屋をあさると、なかなか強烈なものが出てきたりする。監視カメラを無事仕掛け、いざ深夜になるとやはり夫が寝ながら立ち上がり、外に出て行ってしまう。奥さんとともに、夫がどこへ向かっているのか追跡を開始する。
どうも夫はフラフラ歩きながら森の中に入っていってしまったようだが、とんでもないことに姿を見失ってしまう。二手に分かれて森の中を探し回るスタッフたちだが…
謎の種明かしについては伏線も張られていてよかったのだが、終わり方というか後始末がかなり無茶苦茶だった。

「Not Found10 ネットから削除された禁断動画」     ★★★

Not Found 10-ネットから削除された禁断動画-
収録時間が90分近くあって、それほど無駄な部分もないように思うがやや怖さに欠ける。そもそも必ずしも心霊コンテンツと銘打っているわけではないのだなと今さらになって思う。ただ今回は、動画をネットから削除したという根幹は結構説明されている。

「究極の愛」
カップルの動画で、事情があって結婚を親に反対されているとかなんとか。究極の愛の証明のために体を傷つける様子を撮影したらしい。愛とかよりも腹いせに見える上にオチがどうしようもない。

「人間モルモット」
番組制作のADはいろいろと過酷なことをやらされるもので、今回は洞窟の中で過ごしてみて体内時計の正確さを調べるという企画を実践する様子を撮影。まあこうなるよね。

「勝手に保存された動画 前編」
携帯電話に勝手に保存されていたということで紹介されていた動画があり、調査を始めるスタッフ。カップルが旅館に泊まった際に、彼氏の携帯にも彼女の携帯にも、うっすら男の顔が映る動画が保存されていた。2人とも携帯を見ながら「気持ち悪い」と喋っている様子が投稿されていたが、動画中に両方の携帯が映っているしどうやって撮影したんだ?デジカメかな。
彼女の方に連絡が付いたが彼氏には彼女も連絡を取れない状態という。一行は彼氏のアパートに向かうが驚くべき事態を目撃。スタッフはカップルが泊まったという旅館へ出向く。後編へ。

「キャスターの悲劇」
ローカル番組の撮影中に不機嫌になる女性キャスター。なかなか気の毒な話だがこういう系を5分以上も収録するのはやめてほしい。

「ご当地アイドル盗撮動画」
わかりやすいタイトル。静岡県沼津市のご当地アイドル「オレンジポート」のメンバーの1人を盗撮していた動画が大量に削除されたという。実在するアイドルグループのようで、エンドクレジットの協力の欄に名前が出てくる。ともかくスタッフが調査したところ、盗撮されていたマキティというメンバーが自ら削除依頼していたという。
マキティさんはストーカーに悩んでいるようで、スタッフの杉本さんがボディーガードを買って出る。あとは寸劇が。マキティさんに変装した杉本さんはなんか可愛くてよいね。

「老人」
若者グループが心霊スポットに肝試しに行った際の映像。ちょっと封印映像や闇動画系の展開で道中は楽しかったが少し拍子抜け。

「赤い枕」
若い女性が添い寝してくれるという店で、そこの女性に入れ込んだ男性客がおかしな行動に出たという話。個人的には添い寝だけしてもらうというのがよくわからん。

「勝手に保存された動画 後編」
問題の旅館に泊まることにしたスタッフたち。お札を見つけたり謎の男を見かけたりカメラマンが逃げたりといろいろあって終わり。小道具があって展開をもっと構築したかったのではないかと思われるが、何が何だかわからないまま終わってしまった。

「Not Found ネット生放送版」    ★★

Not Found ネット生放送版
約80分収録されている。内容は通常シリーズの水準に達しているとは言えず、このシリーズのファン向けに思える。杉本さん好きの人は嬉しいかもしれないが、スタッフとの言い争いもあって、杉本さんって仕事でも指示に逆らっちゃうんだ…とやや微妙な気持ちになる恐れも。

「最恐心霊スポット 検証シリーズ1」
スタッフの杉本さんが心霊スポットへ取材に行く企画らしい。栃木県のとある廃病院まで出向いて行ったが、現場まで来て杉本さんは入りたくないという。仕方がないので先輩の古賀さんが入っていくわけだが、ひどくグダグダ。結末も肩すかしで、なぜ収録したのか。

「トマトの中に…」
これは取材のない投稿映像だが、タイトルだけでもう嫌な予感がする。何かグロいものが入ってるんだろうと。もちろんその通りだった。

「深夜の訪問者」
杉本さんメインの1本。夜中にインターホンが鳴るので調査してほしいという女性からの相談メールを受け、スタッフが出動。杉本さんが家の中で女性と共に過ごし、他のスタッフが玄関前の監視カメラをチェックするという調査を行う。女性は名前と顔出ししてるからとても全部事実とは思えないのだが、それを差し引いてもコメントしづらい話。オチのナレーションの一言だけ少し面白い。

「霊感占い師」
これもある女性からの相談に対して取材に行くところから始まる。女性は夫婦生活の悩みを占い師に電話相談しており、その内容を録音していた。電話では若い女性に応対されたはずだが、録音を聴いてみると、応対の声が男に変化していたという。さらにナレーションでは応対したのは年配の女性とか言ってるし、なかなかわけがわからん。ナレーションとテロップで食い違いがあるみたいに思う。
あと家の表札は「上国料」とあるが、女性の紹介の時のテロップは「上国領」になっている。

「金庫の中身は…2」
シリーズ7で紹介された投稿映像の続編。あれはなかなか面白かった覚えがあるが、今回は別方向に進んでいる。前回の投稿者に嫌がらせをする人物が現れ、その正体を突き止めてほしいという依頼に基づき取材に行くスタッフたち。杉本さんと古賀さんの言い争いがあるのが見どころかもしれない。話作りに工夫はあるのだろうけどあまり成功しているとは思えなかった。もうこの件の取材はいいや。

「最恐心霊スポット 検証シリーズ2」
冒頭の1に続いて今回は九州へ。九州まで行って成果なし!何もないなら収録すんなっつうのに。「その場の不気味な雰囲気を少しでも感じていただけただろうか」とナレーションが入るが、そういうのは別のDVDでやってほしい。



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