呪霊映像シリーズ感想
2019/01/05
呪霊映像 放送出来ない投稿動画 2 ★★★
何が出てきているのかわかりやすい映像が多いので、面白味はある。たまに予想外のところから出てきて驚かされることも。廃墟や心霊スポットで撮影されているものが大半で、追体験できる。
「アスレチック場の怪異」、撮影者の後輩がアスレチックに挑戦していたところ、謎の流血、そして背後に何か出現。まあ普通。「取り残された山門」、心霊スポットらしい。霊の出方だけ面白い。
「朽ち果てた鉱山」、これも廃墟探検。意外なところに出てくるので少し驚いた。「しがみつく怨霊」、吊り橋からの景色を撮影した動画。少しわざとらしさを感じる。
「闇から覗くモノ」、夜の公園を探索している撮影者たちが公衆トイレの扉を開けたところで異様なものに遭遇。一度いないことを確認して、再度見たら今度はいるというお約束。「呪われた水面」、心霊スポットの池での撮影。物音がした後に霊登場というのは面白いのだが、出てきたものの形状がわかりにくい。
「笑う双面」、街中の道祖神を調べていた撮影者。道祖神の顔が変わるのかと思いきや、なんと別である。「黒服の死霊」、雑居ビルで働いていた投稿者だが、同僚が何かの気配を感じて撮影することにした。出てきたものが結構不気味で悪くない。
「忍び寄る影」、ダイエットの記録用に家で撮影されたという映像。あまり期待していなかったが、投稿者の足元に出現した後で画面を覆い尽くすという展開を見せる。「魂の集まる場所」、浄水場を撮影した映像。ボーっと見ていると突然出てくるのでインパクトがある。驚く上に怖さもあるのでこういうの好きな人は多いと思う。
以降はタイトルが付いていない特典映像。編集部で真偽の鑑定が済んでいないという。
まずは男の自宅の映像。男の背後に何か出てくるがよくわからん。次は廃墟らしき映像。これもよくわからない。
最後は夜に屋外で何かを撮影している映像。カメラのフラッシュが炊かれたところで何か出現している。
呪霊映像 放送出来ない投稿動画 4 ★★★
心霊現象13連発というわけだが、最後の3つは特別収録怪談となっており、「百万人の怖い話」から3人出張してきたようだ。よって普通の投稿映像は10個。はっきり映っているのは多いのだが、なぜか盛り上がりがなく進んでいって終わった印象。
「地下室の女地縛霊」、心霊スポットらしいライブハウスへ行った際の映像。ぼんやりと出てくるが、ああ出てきたなーという感じ。「処刑場跡地の怪」、夏の夜に花火を楽しんでいた時の映像だ。そこそこ恐ろしい登場の仕方なのだが、ちょうど花火で浮かれているタイミングで出てくるので少し怖さが減退しているのが気の毒。
「つかむ怨霊」、ちょっと面白いタイトル。契約直後のアパートの室内で、電気コンセントの数をチェックしている時の映像。指さし確認しているので、怨霊は何をつかんでくるのかな～というのがだいたい読める。「闇で待つモノ」、家の天井から物音がするらしく、友人に相談している。どうも上は物置になっているようなので、覗いてみたら何かあった。未だによくわからない。
「そこにいる霊体」、東北地方の殺人事件現場へ立ち寄って撮影された映像。やや珍しい出方。被害者の霊じゃなくて加害者の残留思念らしいという終わらせ方も独特だ。「殺人廃墟に佇む影」、タイトル通りに何かいた。出てくるのは一瞬。
「待ち伏せる悪夢」、ドライブ中のカップルが、心霊スポットのトンネル内に入る。びっくり系の脅かし方なのでちょっとビクッとなるかも。「割れた地縛霊」、カップルがラブホテルの廃墟を訪れた際に撮影された映像。円形ベッドがあるなどいかにも昭和の作りだという。円形ベッドが廃れた理由について、「方向がわかんなくなるから火事の時に危ない」と男性が説明してくれて少し勉強になった。
「近づく顔」、皆既月食を観察しようと、マンションのベランダにいた投稿者だったが、変な子供まで撮影してしまった。なかなか不気味。「憎悪する地縛霊」、夜の公園近くで撮影された映像。白っぽい霊が何回も出まくるので少ししつこい。
ここからは特別収録怪談「百万人の怖い話」が3本。「友人の行方」（西川千尋）、友人が行方不明になっててなんで半笑いなんだ。「ブラウン管の霊」（りゅうあ）、話の内容は意外性があってよいのだが、もうちょっと怖いところで盛り上がる話し方にしてほしい。「憑いてきた女」（ありがとうぁみ）、どこかで聞いたような話。うーん、僕は怪談を語るタイプのDVDはそんなに合わないのかな。初期の怨霊映像でもそういう試みがあったけれど、あまり印象に残っていないし。