ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 監死カメラ・妖怪カメラ

ほんとうに映った!監死カメラシリーズ(11~15) 感想

2019/01/05

ほんとうに映った!監死カメラ11    ★★★★

ほんとうに映った!監死カメラ 11

これは前半だけなら星5つぐらい充実してた内容で、いよいよこの監死カメラシリーズも貫禄が出てきたなと思っていたのだが、なんなんだこの後半は。予想外の方向に行った。どうしても面白要素(?)を入れたいのか。

「黒い女」
マンションのエレベーター内の映像。一人の男性が怪異に巻き込まれるのであった。エレベーターの窓の外に同じ人物が何回も映り込み、5階を目指しているはずなのに表示が4階のまま上がり続ける。なかなか異様な雰囲気でグッド。黒い女というタイトルは少し期待を抱かせるのだが、全体的に画面が明るいためやや黒の印象は弱い。

「中古車」
面白かった。民家の駐車場に備えられた監視カメラが2台。1台が人の気配を感じて勝手に首ふりを始め、もう1台がひとりでに落下する。無音の中で起こる異常が緊張感を煽り、そして霊らしきものが出現。こういうのが毎回あるとありがたい。

「廃墟5」
毎度の廃墟マニアの投稿者である。前回は耳から出血という酷い目に合っているのだが、めげずにまた出向いていった。今回は旧日本軍砲台跡地で寝るらしい。舞台に即した戦争関連の出来事ばかり起こるのはどうかと思うが、なかなか展開は面白かった。

「肝試し」
これも良かった。男女4人組が肝試しのため墓地にやってきた。記念撮影なんかしちゃったところで背後に出現。それには気づかず一行が墓地へ入っていき、終わってさあ帰ろうとしたところでおかしなものも付いてくる。
ナレーションも「彼らにとって非常に危険だと思われる出来事が、起こる」とかなかなかうまい感じで期待を高める。

「呪術」
ちょうどDVDの半分ぐらいまで来た。新山博子さんという音楽活動をしている女性が登場。最近、彼女のファンの女が奇妙な行動を始めたという。ライブ中に何か白っぽい液体を飲み、まじないのようなしぐさをして満足げに笑う。新山さんは顔や体に痣ができてしまった。原因を探るべくKATOR氏に聞いてみる。さすがに詳しい。その後は呪術道具の専門業者に話を聞き、女の行動の意味が明らかになっていくのだが、監視カメラがあまり関係なくなってきている。展開は結構意外性はある。

「男色霊」
どうも嫌な予感がするタイトル。ドライブレコーダーの映像で、深夜に運転していた投稿者が、山道らしきところを走っていたところ、男性の悲鳴が聞こえ車を停めた。道に下半身が裸の男性が現れ、どうも苦しんでいるらしい。あとから塩を振りまいている別の男性も登場し、苦しんでいた男性を病院に運ぶよう頼んでくる。もうなんというか、ここまでの状況とタイトルとでどういう霊なのか察してほしい。結構長めの取材の末、スケールのでかい化け物が出てくるというとんでもない終わり方をする。一度見てみると面白いかもしれないが、収録映像が全部このノリだったらすごいことになるだろうなあ。

ほんとうに映った!監死カメラ12    ★★★★


11と同様に面白い映像がかなりあるのだが、なぜか変な話を挟んできて、結果的にわけわからないまま終わってしまうという内容。満足はできた。

「スカイプ」
スカイプで、ニューヨークと東京間で国際電話をしている様子の映像。ニューヨークの方の男性はジョンというらしく、彼の方に異常が起きてしまう。事象としてはそれほど目立たない。しかしその後このジョンは、顔面を銃のようなもので撃たれて殺害されたという。かわいそうな人なのに、ナレーションは「この男」呼ばわりなのがそっけなくて気の毒。

「ループ」
これは長い。たまに監死カメラってこういう不思議系をやってくれるのが面白い。とある高架下トンネルに設置された監視カメラ映像。画面の左の方から男性が現れ、奥の道の方へ走っていくが、しばらくするとまた画面左から同じ男性が現れる。何かに追われているかのように後ろを気にしている。他の通行人には全く気付かれていない様子。そんな感じので男性が何度も何度も出てきて、最後の方で追ってきているものも姿を現すのだった。しかも次の映像で増えたのには笑いが込み上げた。

「祈り」
意味深なタイトルだが、あとからなんとなくわかる。事件を起こした宗教団体の本部である一軒家を映したカメラの映像。信者と思しき白装束の男が出てきて、祈るようなポーズをとる。すると何かが出てきた。驚きの内容。入信しようか。

「廃墟6」
とうとう6まで来たか。とある女子大学の合宿施設だった場所にやってきたいつもの廃墟マニアの彼。何者かが住み着いていたようで、なかなか臨場感がある。今回はいつもの幽霊ではなくて、違うものが出てきた。意外性があってよかった。

「本当に呪われ続けた中年男性」
フキイシさんという中年男性が、自分が呪われていることを証明するために、自分が寝ている様子を撮影したという。映像には異常が発生した。しかしいきなり監死カメラスタッフに、ねつ造であることを看破される。この男性は前からこうしたねつ造映像を投稿してきていたのだという。今回は霊能者の診断書という珍しいものを同封して来ており、面白いので取材してみることに。ブラクラで見たような怖い女性の顔を合成してきて、嫌な思い出が甦るね。
以降は監死カメラでたまにある愉快な内容。面白いけれどちょっときつい。

「メッセージ」
地方都市の繁華街に設置された監視カメラ映像。大きな街頭ビジョンが設置されているが、そのモニター画面に異常発生。CMにいきなり何かが混入する。これは面白かった。結構珍しいとも思うし。

「レア幽霊」
まず、ある民家の玄関先に設置された監視カメラ映像が紹介される。白装束で足がないという、レトロな格好の幽霊が登場。逆に珍しいと、スタッフもにっこり。KATOR氏にも映像を見てもらったところ、なかなか機嫌がよさそうである。でも今回の出番はこれだけ。
この幽霊の出現場所周辺で聞き込みをしたところ、ゴミ袋で幽霊を捕まえようとしている男女を見たという人が。監死カメラ6の「幽霊をコレクションする男」に出てきた石田さんだ。石田さん自身は足の怪我で動けないが、石田さんの奥さんと知り合いの男性が、幽霊集めを頑張っているそうだ。
石田さんの奥さんは前回顔にモザイクがかかっていたが、今回は出てくる。かなり美人じゃないか。羨ましい。レギュラーになったらいいのに。あとはいつものドタバタ展開。

ほんとうに映った!監死カメラ13    ★★★★

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最近の監死カメラは良作が続いている。今作は怖さはそれほどでもないのだが、ちょっと総集編っぽく過去の作品の登場人物が再登場したりして、ファンには嬉しい展開。エンターテインメント性だけで見ると★5つにも値する。

「魔のカーブ」
信号のない山道のカーブに設置された監視カメラ。最初ボーっと見ていて気付かなかったが、何回も霊が出まくっていたという珍しい内容。

「神隠し」
公園で行方不明になった子どもの姿を最後にとらえていたという監視カメラ映像。子どもは画面左の筒状のすべり台の中に入っていったが、そこから出てくることがなく、なぜか白い煙が出てきたのだった。その前後の時間帯に、怪しい男が遊具を物色している様子が映されており、謎が深まる。面白かった。

「廃墟7」
廃墟マニアの菅野君が今回も登場。ただ今回はこれまでと違う不幸な結末を迎えたらしい。立ち入り禁止となった山道のトンネルで一夜を過ごそうとするが、例によって夜中に何かを感じて目を覚ます彼であった。以降は少しメタ的なセルフ突込みが入ったりして面白いが、出てくるものは意外とびっくりする。そして悲劇が。

「除霊食堂」
監死カメラの女性スタッフである金田さんが、ホテル街で客引きをしている様子が撮影されたという。本人に確認したらそれは自分であるとのことでなかなか衝撃。どうもエロ関係の霊に取り付かれているようで、記憶がなくなっている間に謎の行動をとってしまっているとのことだ。
KATOR氏の紹介で、除霊食堂という食べ物を使った除霊を行う食堂へ行ってみることに。「霊食堂」と表札にあるけど合ってるのだろうか?
店主は怪しい方法で除霊しようとしており、金田さんが頑張るのが見どころ。料金は前払いで30万円(KATOR氏の紹介で半額)。

「夜釣り」
まず湖に設置された監視カメラ映像が流される。ここは釣りや遊泳禁止だが、勝手にボートを持ち込んで釣りをする違反者がいるという。2人のカップルが釣りをしにやってきたものの行方不明になってしまった。後に岸辺にスマホが打ち上げられ、その中に恐ろしいものが記録されていた。とまあ導入は素晴らしいのだが、霊らしきものがはっきりと映りすぎ。デスメタルバンドじゃないんだから。

「I am 日本人」
ジャック・スチュワートと名乗る男性が、日本語で語る動画が流される。日本人形に呪われているということで、寝ている間にオーブ、勝手に動く人形、黒い煙、悪夢などが彼に襲いかかってくるさまが記録されていた。
彼はアメリカ人だが、日本旅行の際に秋葉原で日本人形を買ってから日本語がうまくなり、反対に英語の記憶が薄れてきて、周囲の人間に距離を置かれて困っているという。趣味嗜好まで日本人的になりつつあった。
ジャックを救うべく監死カメラスタッフが奮戦。過去シリーズで出てきた呪術道具の専門家から除霊猫を貸してもらうことになった。レンタル料が1時間8万円とのことで、夜の間中借りていたから数十万円になるのだが…
だいたい監死カメラの毎回最後の話はグダグダになるのだが、今回はかなりいい話で終わった。

ほんとうに映った!監死カメラ14    ★★★

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投稿映像はよいのだが取材ものがどうもおかしな方向に行きがち。今回の最後を飾る「北村捏造疑惑」は20分もあるがもっと短くてもよいと思う。

「患者」
診療所の前の監視カメラ。看護師と患者が会話していたところ、患者の体に異変が起きる。意外性があって面白い。患者はラバーガールの大水さんのような風貌。

「花火」
マンションのベランダから花火大会を撮影した映像。撮影者は女性のようで、花火が終わって家に入ろうとしたところ、不気味なものが映り込む。かなり不気味で面白い。見た目が漫画のキャラになりかけているが不気味さの方が勝る。

「廃墟8」
タイトルからして、いつもの菅野君の件である。前回親に怒られて引退したかと思われていたのだが。ある投稿者から監死カメラスタッフに、家で怪現象が起こるので調べてほしいと依頼があり、スタッフはそれを菅野君に任せることにしたのだった。
菅野君は投稿者の岸という男性に気に入られたようで、問題の家に泊まりこんでいると差し入れを持った岸さんが現れる。会話の内容から彼に気に入られすぎているように思え、夜中に家の中でラップ音がしたときも岸さんがまた来たのかと予想したのだが、これはミスリード。意外な展開を見せる。

「北の国」
異色の内容。どこかの車の修理工場に設置された監視カメラ映像。早朝に少女がやってきて、何かを呼び出すように手を差し伸ばすと、なんと霊が姿を現したのだった。ここまではよいのに、取材の過程からおかしくなる。投稿者から大まかな場所を聞き、その周辺で取材したところ、映像に出てきた少女は自分の娘だという男性と会うことができた。以降は霊とあまり関係ない話が延々と続いて最後に霊登場。こういう困った話は1本に1つにしてほしいのだが、また後で「北村捏造疑惑」という困った話が始まる。

「電話ボックス」
おかしな2つの話に挟まれているがかなりの良作。電話ボックスに何者かが仕掛けた監視カメラの映像。ノイズ音や勝手に動く受話器の後、いきなりガラスが割れる。ナレーションが的確にいい感じで状況と謎を説明してくれるので引き込まれる。国内の電話ボックスに業者が監視カメラを仕掛けることは通常ないという。このカメラは盗聴や傍受するために仕掛けられている可能性が高いようだ。そして最後に仕掛けた人物が姿を現すのだった。

「北村捏造疑惑」
監死カメラ6「霊気アレルギー」にて、北村さんという人物が登場していた。彼は霊に取り付かれやすいという体質によって部屋から出られず、室内でもストッキングをかぶって生活せざるを得なかった。そんな彼が駅で歩いているのを発見した投稿者が、彼に話しかける様子を撮影して送ってきたのだ。
北村さん本人は、駅で歩いていたのは別人であると言い張る。スタッフは駅で実際に、北村さんに似た問題の人物を発見し、取材を試みる。この辺りで徐々に興味を失ってきていたが一応最後まで。北村さんと似た人は吉家さんという人物。彼は北村さんに実際に会って話をしてみたいと言い出した。KATORさんちょっとだけ登場。以降は北村さんのアパートへ吉家さんがカメラを持って上り込む。ナレーションが笑いを取ろうとしてくるが、残念なことに話自体があまり面白くない。終わり。


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