ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 怨霊映像

怨霊映像シリーズ 感想(遺・裂・厄・膿・怖・暴篇、特別篇)

2022/06/12

「怨霊映像 怖篇」      ★★★★★

投稿 怨霊映像 怖篇
怨霊映像感想のリクエストを頂いていたので早速見てみた本作。これがかなり良い内容。予想以上だったので驚いた。それほど怖くないのもあるが、よい映像が多く怨霊映像シリーズトップクラスであると感じる。視聴者がどういう映像を怖がるかについてリサーチをした末に、満足度の高い作品となったと推察される。
「巨大こっくりさん」、路上に書かれていたこっくりさん儀式用らしき落書きを撮影した投稿者だったが、画面の脇に謎の女性の姿をとらえて、あわてて逃げる。悪くない。「出品者」、会社の倉庫で、オークションに出品する品物を撮影したというよくわからない趣旨の映像。画面に映る脚立に異常が発生するが、これは普段の怨霊映像といったところ。
「山小屋」、山小屋内の監視カメラの映像。これはいいね。かつての「BL2」(窮篇)を髣髴とさせる、カメラに向かって急接近してくる不気味な女性。最後にアップになるからまた怖い。「沼」、パワースポットらしい沼を撮影した映像だが、隅っこに何か映りこんだ。これはまあ、その場に人がいたんじゃないの。
「植物採集」、投稿者が植物採集している映像とのことだが、夜に何を採集してるんだろうか。カメラの前を女性らしき姿が横切り、撮影者は驚く。結構よかったが似たタイプの女性が多い。「水鉄砲」、風呂場で投稿者と息子が水鉄砲で遊んでいる所の映像。どうせ手でも出てくるんだろうと思ったが全身だった。
「姉の運転」、意外な感じでよい。弟を迎えに行ったらしい姉が運転する様子の映像だが、後部座席の窓に何度も男が映りこむ。不気味。「メンコ遊び」、やけに映像が長く、どこに何が出ているのかわからずリプレイで判明。「呪いのビデオ」シリーズの「首の家」みたいな出方。
「夏死」、女性が向かい合ってしゃべっているところを撮影したもの。これも出てきたのに気づかずリプレイでわかった。内容はまあいいかと。「トイレの詩人」、これは珍しいパターン。嫌な感じでかなり良い。トイレに書かれていた落書きを撮影していた投稿者だったが、文章をカメラで追っていくと突然異変が起こる。こういう普段と違う趣向のは面白い。
「深夜カップル」、おお、これもいいじゃないか。夜の公園でカップルを隠れて撮影していた映像。カップルの前に謎の女性が出現した所でカメラが他にふられ、戻そうとすると女性が移動している。驚いた。「シェアハウス」、投稿者は新たな入居者になるようで、家の中を撮影して回っていたところで、前から住んでいた男性に出会い話をする。その男性も新人紹介用の映像を撮影しており、2つのカメラで同じ場所を撮影していることになり、あとから両方紹介される。これも工夫が感じられた。

「怨霊映像 特別篇 投稿&心霊地帯スペシャル」    ★★

怨霊映像 特別篇 投稿&心霊地帯スペシャル
何がスペシャルなのかさっぱりわからないのだが、とにかく取材が半分近く入る。
「N県 ○○小学校」は、冒頭、ナレーターが場所の紹介をしている時点ですでに不可解なものが映りこんでいる。こういうのは珍しい。それだけの映像。
「I県 ○○屋敷」、割と正統派な驚かし方だが特にコメントすることもない。
「H県 ○○城」は前半のメイン。城を模して造られた博物館だったが、閉鎖されて廃墟となった建物が舞台。なかなかよい雰囲気だが、出てくるものはあまり…ここで検証ということで取材班が現地へ向かう。これはよいのだが、取材しているのを撮影した映像にまた変なものを映すのは安易な発想。多分今後のシリーズでもやるんだろうけど。
「K県 ○○○池」、ナレーターによると日本屈指の心霊スポットだそうだが、映像はなんとも肩すかし。
「G県 ○○○ハウス」、ここも県内最強の心霊スポットだそうである。「岐阜県 ハウス 心霊」で検索すると出てくるね。よさそうなロケーションなのでもうちょっと映像の方も頑張ってほしかった。
「H県 ○○○島」、期待できそうな場所なのに、まさかの音ネタだった。素材がどうも活きていない。
「G県 ○○○トンネル&○○橋」がいよいよラスト。今回は残念な映像が多かったが、この映像はよかった。出てくるものも謎含みで、確かに検証しに行く価値はあろうというものだ。しかし取材は行く意味があったのかわからず、申し訳程度に写真に変なものが写ってましたとか言い出して終わり。



「怨霊映像 遺篇」      ★★★

投稿 怨霊映像 遺篇

あらすじはDMM.comより(青字)
浮気チェックの為の隠しカメラに映る、妻とベッドに入るのは霊なのか…。「浮気の真相」ほか13発の恐怖映像を収録した人気ドキュメンタリー・ホラー・シリーズ最新作。投稿映像「ライトオフ」、再現映像「霊能者A」ほか全13話を収録。
全体的に悪くはない。シリーズ他作ではリプレイが長くてイライラしていたが、今作は少し改善されてきている。
「ライトオフ」。出てくる霊らしきものの挙動が凝っていて面白い。霊なのに轢かれたみたいな動作をするとは。
「浮気の真相」は、妻の浮気を疑う投稿者が家に隠しカメラを仕掛けたという内容。無人の空間に向かって話しかける妻の様子がおかしいなと思っていると突然布団が勝手に動く。「パラノーマル・アクティビティ」以降少し増えた手法。それよりも画面手前のジュースが少しずつ減っているのが不思議。
次の「工事現場」は、個人的に毎回あると思っている「なぜ撮ったんだろう」枠。初見で気づかなかったが、確かに何かいるな。「埠頭」はCGみたいな手。「覗く男」はあまり面白くない。
少しだれてきたところで「お座敷シューター」。なんだこのタイトルは。エアガンの音が小気味よい。内容もよく思いついたと感心。試し撃ちの的のコップに顔を映したら面白くないかとか、誰が考え付くんだろう。
「見られてる」。リプレイでもなかなか気づかなかったが、これは結構不気味。関係ないところを映しすぎて集中力がなくなってくるんだよな。「家族ドライブ」。目新しさが感じられず少し退屈。ナレーターが「顔のようなものが…」とか言ってるのがうざく感じてくる。どう見ても顔のつもりで映してるでしょうがと。
「カー〇〇〇」タイトルは伏字だが、夜中にカップルがいる駐車場内の車を撮影してるという話なのでまあわかるだろう。意味のわからない展開で意外性はある。「就職祝い」は特に言うことはない。
次、「あっぷっぷ」は長い。こたつの中にいるものは、なかなかえげつない顔をしている。全編通してただ何とも言えない不気味さが漂っていて面白い。「呪いの藪」。投稿映像最後にすごいのを持ってきたつもりなのかもしれないが…単なる面白映像に成り下がっている。

「怨霊映像 裂篇」      ★★★

怨霊映像 裂篇
最近のこのシリーズはなかなかよい映像を収録してきているので好ましい。ただ前半は少し退屈。
「磯遊び」はありがちな感じ。子供が霊に気づいているようなのだが、実際にそこにあったのだろうか。次は「カエル中継」。カエルの置物を長々と撮影している。シリーズでよくある、撮影者はなぜこんな映像を撮ったのかという類。出てくるものもなめている。不思議ではあるが。
「蜘蛛ノ巣」。夜の心霊スポットを歩いていたら何か出てきたという内容。なかなかわかりやすく映っているが不気味さに欠ける。「除く白顔」。ドライブ中の映像。特に言うことはない。
「エレベーターにいたのは」、これは監視カメラの映像だ。エレベーターの中に霊らしきものが出てくるのはよくあるものの、その動きが少し意外なので面白い。一部だけ動くという。「線香」、これは心霊スポットのトンネル内で撮影された映像。初見で気づかなかったが、気づいてからはなかなか怖かった。よいね。
続く「アプリケーション」は宣伝動画の撮影で、いろいろ事象が重なっている。鏡に不気味なものが2つ映るのだが、なぜか1つだけ取り上げてもう1つをスルー。直後にモザイク入れてるから制作側も編集するときに気づいてるんだろうけど。
「闇トイレ」。面白そうなタイトルなのに内容が面白くない。「人影が立ち去るのがわかるだろうか」とかナレーションが入る。立ち去ってるんならいいじゃないかと思う。「ブランドリサイクル」は長く感じる。事象自体は面白風味なので許されるけど。「雨音」は不思議。部屋の中に何かが動きを伴って出現する。何が映ってるのかよくわからないが、独特の動きで、消え方も鮮やか。
「祭の参加者」。これは久々のヒット。ビルの柱で大口を開けた女性の霊らしき姿。恐ろしくて素晴らしい。動きもよい。古き良き呪いのビデオ的なものを感じる。最後は「余興練習」。このシリーズにおいては、室内で一人で撮ってるのはしょうもないのが多いのだが、今作は壁に突き刺さってる人がいて意表を突かれた。

「怨霊映像 厄篇」      ★★★★

怨霊映像 厄篇
最初の2本「和式トイレ」「緑のトンネル」を見た時点では、ああ毎度の怨霊映像だなと少し退屈な気分だったが、以降は意外な展開が多くかなり楽しめた。
「降霊術遊び」はなぜか台所でこっくりさんめいたことをやっている。脈絡なく生首が出現して落ちる。今作はいつもと違うぜと期待させられた。「花火大会」これもよい。どうせ変な顔が映ってたりするんだろうと思う題材だが、もっと不気味なものが映っていたので満足。
「育ちざかり」は、ネタバレになるが家で遊んでいる子供の脚が尋常でなく伸びる。だからこのタイトルなのかと膝を打つ内容。このように前のタイトルは良かったが、次の「不審者」はタイトル的に外している。不審者が問題なのではなく、それを撃退するものの方が不気味だからである。
「遊具」。いつもの怨霊映像。
「闇ソーメン」、なんだこりゃ。出てきた顔はかなり不気味。とはいえ病死した友人と関連付けるのは気の毒な感も。「海底トンネル」は海底トンネルを歩く投稿者が撮影した映像だが、出て来たものの場違い感が凄い。組み合わせの妙というか。
以降は全部面白かった。まず「車窓」は電車内で撮影された映像。何気なく前の席で寝ている女性の方にカメラが向いたが、後頭部に何か出現する。はっきり出てきていて驚かされる。
「合宿の夜」は花火をして楽しんでいる映像だが、突然画面の左上から何か走ってくる(他にも映っている)。素晴らしい。意表を突かれすぎて笑いすらこぼれた。
最後の「すっぴん」は、彼女が化粧を落としているところを撮影した映像。彼女が振り向くとその後ろにどぎついものがぬうっと現れる。かなりの存在感だった。

「怨霊映像 膿篇」      ★★★★

投稿 怨霊映像 膿篇
久々にこのシリーズを見たが、以前と全然変わっていなくて安心する。割と面白い方かも…?
「イッキ飲み」は普通。実際の人が映っているようにも見える。「父の悪戯」は意外と正体不明でよい。一瞬だけ出てくるが不気味。
「ワタシモイレテ」、よくある感じの登場。「変態兄貴」、ちょっと面白かった。妹の部屋へこっそり入ってサイト用に中継動画を撮影している兄だが、妹が入ってきて騒ぎになる。それを横目に天井からおかしなものがぶら下がっているという、何が主題なのかわからんような一本。
「朽ちた廃バス」、バス内に影が出現。動きはなんかリアル。「ユニット・バス」、普通。「闇かくれんぼ」、これはなかなか緊張感がある。学生らしき集団が深夜の公園でかくれんぼしている様子を撮影したもの。男性トイレを探しに行ったところ、なぜか中にたたずむ謎の女性。もうちょっと展開があるとよかったのだが。
「ちゃんばら」、子供と家でちゃんばら遊びをしている様子の映像。階段の真ん前ではしゃぐのは危ないように思うが。出てきたものは面白かった。
「入会案内」、長い割にそれほど怖くない。「解雇通告」、気の毒。出てくる霊らしきものが古臭いのは興味深い。
「野鳥の怪」、タイトルはまあいいとして、これは初めて見るパターン。湖へ野鳥の撮影しに行った投稿者だったが、水面に人影が現れて異様な状態になる。「バラバラの森」、事象がいくつもあってしかもなかなか謎めいていて面白かった。

「怨霊映像72 暴篇」      ★★

投稿 怨霊映像 Vol.72 暴篇
怨霊映像のシリーズをおそらく5年以上ぶりに観たが、良くも悪くもあまり変わっておらず懐かしさを覚えた。最初に出てくるキャラクターが同じなのもいい。しかし随所で眠くなる。

「高所橋怖症」
タイトルに「橋」が入っているのがポイント。投稿者の彼女は重度の高所恐怖症ということで、橋の上すら歩くのを嫌がっていた。それにも構わず投稿者が橋を渡ろうとして一悶着あり、観ている側をいらつかせてくる。そして橋の上に何か登場。異様に指が長い。まずまず。

「マイコが消えた」
心霊スポットと言われる廃墟へやってきた投稿者達。工事用のフェンスがあって中へ入れなくなっているために、こちらは何を楽しめばよいのかわからなくなっている。同行していたはずのマイコさんという人の姿が見えなくなり、探したが見つからずに車に行くとそこで発見。そもそも彼女はずっと車の中にいたというのだが、映像中にはフェンスの前を歩いている彼女の姿が記録されていた。あとおかしな女性のような姿も。
いわゆる不思議路線なのでもうちょっと掘り下げればかなり怖くなったかもしれないが、割と淡々として終わった。

「元保険調査員殻の依頼 元保険調査員Nの備忘録 追跡ドキュメント」
どうもこの元保険調査員というのがシリーズになっているらしく、過去作でもいろいろ調査員が出てきていた。怨霊映像でも他の投稿映像もののようにスタッフの取材でがっつり時間を取るようになったらしい。ずっとスタッフと保険調査員のインタビューが、映像に大した変化もなく行われるため眠くなってくる。
調査の内容は、どうもある夫婦の夫の方が亡くなり、妻の方が夫は呪われて殺されたのだと考えているようだというネタ。あと調査資料に過去の怨霊映像に出てきた謎の記号のようなものが書かれた紙があったとか。いまいちわからない。
呪いをかけたという疑惑のある、その夫の部下である人物に話を聞くことに。スタッフが同級生作戦とか言って連れてくるわけだが、よくもまあこんな無茶苦茶な展開にするものだ。部下の人も車に乗らずに帰ればいいでしょ。ずっと車の中の映像が続いて終わる。ほとんど何も解決していない気がするが終わっていいのか。

「埋トビ」
投稿者が妻と散歩している最中に、タイヤを埋めた遊具を見つけて妻が遊び出す。その様子を撮影していると地面に顔。軽めの内容。

「こどものうっせえ日」
投稿者が自分の住んでいる集合住宅にて、子どもがうるさいとぼやきながら撮影していく動画。観ていてもストレスしか得られない動画だな。投稿者がうるさいうるさい言いながら茂みの方へ行くと、なぜか鯉のぼりやマネキンの首など変わったものが置かれており、それに注目していると顔が登場。子どもの声らしきものも大きくなるという展開。事象としてはなかなかよかった。

「赤い札」
なぜかここから20分ほどミステリー仕立ての話が始まる。投稿者は自分のアルバイト先の店長が亡くなった件でバイト仲間を集め、話し始める。店長が亡くなる前に店の売上の計算が合わない事態が起きており、店長が売上の操作を行っていたのではないかと会社の社長が考えているらしい。また、店には赤い色が付いたお札が持ち込まれており、それが店長の死と関係しているのではないかと投稿者は予想。
あとはバイト仲間のアリバイ確認などが行われるのだが、大して興味のない話題である上にずっと同じような画面が映り続けていてまたも眠気を誘う。
最終的に店で何が起きていたかはわかるが、赤いお札についてはよくわからないままだ。2倍速ぐらいで観るべきだった。

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