ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 闇動画・心霊闇動画

心霊闇動画シリーズ(6~10) 感想

2019/01/06

心霊闇動画6      ★★★

心霊闇動画6
それぞれの映像を単体で考えると怖さもあって面白いのだが、全編通してみると、似たような女性の霊とか顔とかばかり出てきてた印象。もうちょっと出てきたものにバリエーションがあるとよかった。

「アスレチック」
アスレチックで遊んでいるところの映像。女性の霊が登場する。なかなかはっきり出てくる。

「夫婦漫才」
結婚祝いのビデオレターとして、どこぞの夫婦がマンションの一室で漫才をしている様子を撮影したもの。奥さんが美人な感じでよい。撮影中にインターホンが鳴るが確認しても誰もおらず。何だろうと室内に戻ってみると男の霊らしきものが出現。途中の緊張感はグッドだが、映像紹介前にネタを先に話している構成なので、少し意外性がなくなってしまった。

「湖上にて」
湖をボートで観光していたところ、水上に箱のようなものが流れてくる。中には不気味な顔があった。割と短めの一本だが、なかなか珍しい出方なので印象が良い。

「別れ話」
彼女に別れ話をすべく、その家へ行った彼が撮影した映像。何かあった時の証拠用の映像だという。別れを告げて去ろうとする彼、そして引き留めに彼女が立ち上がる所でおかしな顔が出現。彼女はその後謎の死を遂げてしまったというが、顔との関係がわからん。

「川遊び」
川で遊ぶ若者たちの映像で、微妙に体感時間が長い。その割に何か出てきたのは一瞬。ただちょっとだけ面白い。

「スケートボード」
夜の公園でスケートボードの練習をする撮影者と友人。映像の柱の陰に謎の人影が出現。映像を撮影後に、たまたま会った占い師に「変な場所行ったでしょ」と言われるので相談したら、占い師がその後亡くなったという。迷惑千万じゃないか。

「ミリタリーショップ」
監視カメラ映像。これ自体は結構面白いのだが、顔の出方が先の「別れ話」と同じような感じでかぶってしまった。

「新人研修」
これでラスト。男女2人の新入社員に対して、先輩社員による研修が行われている。なかなか頑張っているようだが、女性の新人の方が突然研修の部屋を出て行ってしまい、そのまま退職してしまったらしい。この新人がその後行方不明に、とかなるのかと思ったら、普通に生きててインタビューに答えてくれる。どうも講師役の先輩社員の方に何かあったようで、研修を撮影した映像には明らかに異様なものが映っていた。ちょっと事実関係の検証が物足りないが面白い内容だった。

心霊闇動画7      ★★★★

心霊闇動画7

なかなか充実した内容で、インタビューが入る4本はどれも楽しめた。結構驚かされる。
「永遠の別れ」
音楽サークルのメンバーが、留学している他のメンバーへ送った励ましのビデオレター。どうも留学先でなじめず引きこもっているとのことだが、タイトルからしてもう残念ながら駄目そうな予感。スーッと本人登場となる。

「バックカメラ」
夜の駐車場で、カップルの女性の方がバック駐車の練習をしているところを撮影した映像。撮影していた男性がインタビューに答えているが、その彼は撮影中に事故に遭ってしまったらしい。バックカメラ付きのレンタカーであり、その画面も映像中にあるのだが、犬神サアカス團みたいな人が映り込む。その後の事故も含めて見ごたえのある映像。

「瞬き」
監視カメラ映像で、かなり面白かった。病院の待合室に設置されたもので、閉院時間近くの様子が撮影されていた。おもむろに点滅しながら女性が登場し、ずっと待合室の椅子に座りっぱなし。受付の人は存在に気付かず電気を消してしまうのだが、女性は消えないという意外な展開。

「交際クラブ」
風俗関係の宣伝動画で、女性がインタビューされている。どうもその女性は以前に変な客に当たったらしく、首に痣をつけられたとのこと。撮影中にもその痣が目立ち始めてストールで隠そうとするが、女性がおかしな方向を見つめだす。カメラがそちらにふられるとそこには、という内容。これもインパクト大。不気味さもある。

「花火」
内容としては小ネタ程度で、初見で気づけなかった。でも後日談はいきなり悲惨。

「廃村」
廃墟映像。廃墟好きの男性が一人でブツブツ実況しながら撮影している。インタビューによると撮影者はこの廃墟にいると落ち着くのだという。出てきたものは一瞬であったように思うが、目が大きく見開かれていてちょっと怖い。

「スキー場」
あまり怖いわけではないのだが、事象がやや珍しい。スキー場が鮮血で染まったように見える。

「面談」
喫茶店らしき場所で役者の男性が投稿者に対して熱弁をふるっている動画。投稿者へのインタビューによると、これはVシネマオーディションの面談の模様で、その役者自身がなかなか個性的な人のようだ。役者がトイレに向かったところで、なぜか店内にいた女性客もゆっくりとトイレの方へ歩いていく。そして悲鳴が起こり、撮影者はカメラを置いて様子を見に行くが、どうも女性が戻ってきたのかヌッとカメラの前に現れる。この出方は他作でもたまにあるのだけれど毎回ビビる。

心霊闇動画8      ★★★★



いまいちなのもあるが、面白いのが多かった印象。「ダンスサークル」の意外性は素晴らしい。

「吊り橋」
旅行先の旅館近くの吊り橋で撮影された動画。吊り橋の下から何か出てくるが、やや弱い。不安な幕開けとなった。

「ダンスサークル」
これは不思議な内容でとてもよかった。大学でダンスサークルに入っている投稿者が、部室に代々伝わっている動画を投稿してきたのだという。2人の女性が夜の公園でダンスの練習をしており、その友達らしい女性が撮影者。その動画に関わった3人の女性は全員早く亡くなってしまったらしい。女性たちは京都旅行に行ったときに不可解なものを目撃していたそうで、それが原因だろうか。ただ出てきたものは予想外。このように、なぜこういうものが出てきたのかが全くわからないような動画は好き。

「切り傷」
夜に歩道橋の上で騒いでいたところ、背後に何か出現したという動画。これも意味不明で面白い。

「エレベーターの乗降口」
監視カメラ映像。道で男が襲ってきたため家へ逃れようとする女性の姿と、襲ってきた男の姿が記録されていた。男の姿に異常が発生。事象は地味。

「メイク動画」
女性がカメラに向かってメイクのやり方を説明している動画。投稿者にインタビュー。女性はユカさんというらしく、アキさんという女性と一緒に暮らしているらしい。動画を撮影したカメラは、なんと心霊スポットで拾ってきたものだという。無茶苦茶だ。そして動画の紹介となるが、途中に廃墟らしき画面がノイズのように挿入される。背後に複数の人影が現れ、ユカさんの身体にも異変が起きて倒れてしまった。結構面白かった。ナレーションで、ユキさんとか名前を合体させている箇所がある。しかも最後にユカさんが白目むいてるのをアップにして、ドーンとか効果音をつけて終わろうとするのはなかなか気の毒。

「体育館」
高校の体育館で撮影された動画。短いがそこそこの内容。

「古着」
タウン誌の編集者が、読者モデルと古着屋に行った際に撮影した動画。どうも選んだ服が悪かったらしく、モデルの顔に異変が起こってしまう。いかにもな後日談や背景が語られる。

「お見舞い」
病室で撮影された動画。なぜか尺が15分もあるのだが、そんなに長くするほどの内容だろうか?サークル仲間の男性のお見舞いに行った際に撮影したそうだが、おかしなものが出現した。

心霊闇動画9      ★★★★

心霊闇動画9

映像もなかなか面白いのが複数あるが、それよりも今回は、各動画の背景のエピソードに力を入れてきているのを感じた。そのおかげで各動画の面白みが増しており、いい試み。ストーリーテラーが優秀なのだと思う。

「見知らぬ男」
部屋で愛犬と遊んでいる様子を撮影した動画。ヌッと男が出現するが特にこれは関連するエピソードがない。まあ最初だしいいか。

「トンネル」
なかなかボリュームのある1本。友人同士で心霊スポットのトンネルに行って撮影された動画。友人の1人である山本さんが、トンネル内で様子がおかしくなったということで投稿者のインタビューが入るが、これ自体がなかなか面白く怖い話。トンネル内で不気味な手紙を見つけたが、それはとりあえずトンネルに置いて帰った。しかし山本さんはその手紙になぜかこだわり、1人で再びトンネルに取りに行ってしまったのだという。
ひとしきり怖い話が語られた後で映像紹介。これもなかなか。

「スナック」
スナック内の監視カメラ映像。事象自体は他の動画でも見たようなものでさほど目新しさはない。ただ映像の後で語られるエピソードもあって少し面白かった。

「証明写真」
はっきり言って動画中の事象は、ちょっと不思議かなという程度なのだが、インタビューなどの取材内容がかなり興味深い。投稿者が彼女とその友人とで食事に行った後で、バイト用の履歴書の写真を撮ろうと彼女と友達がそれぞれ証明写真機へ入ることに。写真機の中に友人の足は見えているのだが、一切呼びかけに反応しない。様子をうかがおうと思い切ってカーテンを開けてみると、友人の姿は消えていたのだった。
動画はこんな内容で終わるものの、友人本人が語るエピソードは異様に充実した内容。不思議だ。

「徹夜明け」
友人通しで夜通し遊んだあと、その中の1人の家で皆が寝ている様子を撮影した映像。不気味なものが映り込む。これは普通。

「シャワールーム」
取材が入っていてこれも面白い。ラブホテルの一室に残されていた映像とのことで、カップルが映っているのだが、シャワールームで異常が起こる。映像はそのホテルでバイトしていた女性が発見したという。投稿者と映像所有者が別々で、2人にインタビュー予定だったものの、投稿者しか待ち合わせに現れなかった。どうもいわくつきのホテルのようで、映像に出てきたものもなかなか不気味。やはり取材内容がなかなかよかった。これは映像中のカップルが投稿してきました、という話でもよかったと思うのだが、わざわざ現れない映像所有者の存在を準備するなど設定が凝っている。

「手形」
これは短めの1本。陸橋の手すりに手形が付いているのを発見し、それに注目していると後ろから触られた。

「ラジコン」
投稿者の男性が友人と2人でアパート内でラジコンで遊んでいる動画。ラジコンがおかしな方向に行ってしまい、探しに行った友人が何かを見つけ悲鳴を上げる。それ以降友人はその日のことに触れなくなってしまったという。これも取材が入り、話がなかなか面白い。そして映像紹介で怖いのが出現。お手本のような1本だ。

心霊闇動画10      ★★★



しばらくいい内容が続いていたシリーズだが、今回は珍しく普通。最後の「タロット占い」も、20分近くあって力が入っていたが映像の怖さはさほどない。

「中国旅行」
海外が舞台だとあまり面白くない動画が多く、今回もやはりそうなってしまった。不安な幕開け。

「スタッフルーム」
闇動画スタッフルームの入口付近に設置された監視カメラ映像。演出補の長田さん登場。
ある動画投稿者がインタビューを終えて帰るときに、謎の女が後をついていくという内容が記録された。面白そうだったが動画は肩すかし。投稿者はその後、自分の送った動画を採用しないでほしいと翻意したような連絡をよこしてきたらしい。

「イルミネーション」
年末にイルミネーションがきらめく街中を歩く投稿者と友人。全く異常に気づかずに見終えてしまった。どうも遠くの方にいた人がいきなり間近に現れたという事象のようだ。ここまでどうも怖くないがどうしたのだろうか?

「雑誌」
家でビニ本系の雑誌を読んでいる友人。ゴミ捨て場で拾ったらしい。読み終えて本を置こうとした友人の足の間に不気味な顔が出現。この顔はかなり気味が悪く、驚く。インタビュー内容はややおかしな方向に行く。

「テント」
差出人不明。カップルがキャンプ場で撮影したらしい映像。夜にテントの中で談笑しているが、突然何者かが外からテントを激しくゆする。男の方が外へ様子を見に行って帰ってくると、テントの入口に変なものがいた。これも不気味。

「手鏡」
海でカップルが花火で遊んでいるところを撮影した映像。砂浜にあったバッグを拾い、中に入っていた手鏡で彼女の顔を映していると、別のものがにゅっと顔を出す。出てくるのはわかっているが少し驚く。徐々に盛り返してきた。

「自転車」
夜の公園で遊んでいるところの映像。橋の下から何かが除いている。これは盗撮犯じゃないか?怒っているような目つき。

「タロット占い」

あるバーで、客にタロット占いのサービスをしているバーテンダーの男性が姿を消してしまったという。映像を登校してきたのはバーの経営者で、このバーテンダーの小山さんの素性はよくわかっておらず、人づてに紹介されてきたらしい。
小山さんの過去を尋ねて取材が展開されるが、はっきり言ってあまり興味ない。最後に映像紹介。これはまあまあだったがこの映像関係だけで20分も費やすほどでもないと思う。



一覧と履歴

-ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想, 闇動画・心霊闇動画