ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 意味が分かると怖い話 意味怖

意味が分かると怖いビデオ 意味怖 感想

2019/01/01

意味が分かると怖いビデオ 意味怖   ★★★★


いみこわ。
タイトルだけだと正直言ってあまり期待できないかなと思っていた。3本ぐらい出て消えそうなBかC級の内容ではないかと。しかし実際は結構構成がしっかりしている。怖い映像さえ集まってくれば、現在のメジャーどころのシリーズとも十分競えそうだ。

「ドラレコ」
道路を走る車のドライブレコーダーが記録していた映像。少しノイズが入ったかと思うと、事故を意味する効果音が鳴る。その瞬間、頭上には不気味なものが出現していた。これはわかりにくい。話が終わるたびに「意味怖」の文字が出て、「い み こ わ」の声が。頭にこびりつく。

「指定の袋」
夜にゴミ捨てに行った投稿者が、他にも捨てられていたゴミ袋の中に人の生首らしきものを見つけたという。投稿者とのインタビューだが、屋外でやっているため投稿者の声がかなり聴きとりづらい。そこで音量を上げると今度はBGMや効果音がうるさいし、ナレーションの音量も安定しない。DVD全編通してこんな感じなので困る。映像はよくわからないが少し驚く。

「見知らぬ写真」
映像でなく画像。どこかの店内で投稿者にインタビュー。また声が聞こえにくい。周りの音の方がうるさいので場所を考えてほしい。
趣味で撮った画像が入ったSDカードを、誤ってフォーマットしてしまった投稿者。復旧業者によって画像は戻ったが、撮った覚えのない画像がいくつも紛れ込んでいた。もともとヤフオクで撮影機器と一緒に購入したSDカードで、前の持ち主が残していたのかもしれないとのこと。
画像は夜にいくつもの神社を写したと思しき内容で、呪術用っぽい人形が写っていたりしてなかなか不気味。
復旧した画像フォルダ「Ricovery_Deta」にびっくり。

「世界線廃墟」
廃墟探索に行ったカップルが悲劇に見舞われたという。男性の河内さんにインタビューが始まる。彼女とともに廃墟へ遊びに来て中を探索していたが、この中が思いのほか広く、暗くなってもまだ探索が終わらない。椅子が意味ありげに点在しているのが目につく。
怖がり出した彼女にいきなり何者かから電話がかかり、いよいよ何かが起こりそうな雰囲気で後半へ続く。
このDVDの構成は結構考えられており、投稿映像の、いわゆる何かが起こる前の箇所に積極的にナレーションを被せてきているため、退屈することが少ない。たまに他のシリーズだと、3分ぐらい関係のない箇所を垂れ流してから事象が起きるという映像があってイライラするので、極力そういうのが省かれていてありがたい。

「自撮り」
また画像の話。誰かが警察に出頭するというところから始まる。ある女性がツイッターにアップするために撮影した自撮り写真の後ろに、謎の男らしき影が写り込んでいた。撮影者の女性に話を聞くために都内某所で待ち合わせをしていたが、現れたのは別の男性。女性の彼氏らしいが、どうも挙動が何かを隠しているようで怪しい。怪しいまま終わる。最初の出頭の意味も含めて考えろって話だろうか?

「地獄の夜行バス」
タイトルのB級感が凄い。これも画像ネタだ。夜行バスに乗っていた彼女が、バスの中から助けを求めるLINEメッセージを彼氏に送ってきた。夜中の3時でありながら、バスの中で2人のおっさんが立っていると言う。しかもその1人が彼女の方をじっと見てきたので恐怖を感じたとのこと。彼女はその1人を写真に撮って送ってきて、写ったその姿は人間とは思えない異様なものであった。これもなかなか不気味でいい。

「世界線廃墟 後編」
彼女にかかってきた電話は結局誰からなのかわからず。投稿者の河内さんは彼女と離れて、疲れたので廃墟内の椅子に座ることに。何か画面にほこりかオーブかわからんが舞いまくっている。きたない。
河内さんの方に彼女から電話がかかってきてそれに出たものの、すぐに切れ、そして近くの廊下から足音が。廊下から出てきたものは異様な男だった。そしてノイズと共に映像が途切れる。
河内さんは気が付くとなぜか電車の中におり、彼女の姿はこの世から消えていたという。河内さんは別の世界に来てしまったのかと未だにわからずにいるらしい。割と無茶苦茶な話だが不思議な雰囲気は楽しかった。この話は2巻へ続く。

意味が分かると怖いビデオ 意味怖2   ★★★



前作同様、映像前に期待を煽る手法はうまい。ただ映像自体が少し弱いのも多く、結果としてあまり印象に残る映像がない。

「さまよう男」

駐車場を映した監視カメラ映像。道の向こう側を頭部のない黒い影がゆっくりと歩いている。さらに他の場所の監視カメラにもその姿が映っており、スタッフが調べたところ、なんと19年前の監視カメラ映像にも同じ影が映っていたのだった。
悪くはないと思うが、この程度の映像を少なくとも19年前までさかのぼって調べたことになる。うーむ、本当だろうか。こういう場合は昔の映像探しよりも、この人影が実際に現れるのを待つ方向に行きそうなものだけど。

「彼らはそこにいる」
また屋外で取材してるのかと思ったら、投稿者が霊を見た場所付近で取材しているようだ。スマホ画面を通して見ると、男性の霊が見えたという。それ以降、家でも不思議な出来事が起こるようになり、変な影を見るようになった。投稿者は朝っぱらから撮影に成功したそうだ、と結構期待して見たのだが、残念なことにわかりにくい。白いもやみたいなのがあるだけ。

「風呂スマホ」
スマホゲームを風呂に入りながらやっていたという投稿者の女性。突然スマホの動作がおかしくなったかと思うと、Facetime(ビデオ通話アプリ)が起動し、謎の男が呼びかけてきた。「お前の居場所はわかった」との内容。投稿者はその時のスクリーンショットを撮っており、そこにはノイズに覆われた中に男の顔がある。霊現象なのかハッキングなのかウイルスなのかよくわからない話。再現映像の女性、たまに胸が見えてしまうことがあるが…

「世界線廃墟 完結編」
前回からの続き。廃墟探索に行ったカップルの女性が行方不明になり、男性の河内さんも今いる世界は前にいた世界とは別だと感じているらしい。スタッフは河内さんと共に問題の廃墟へやってきて探索を開始した。廃墟内はかなり広いらしく、探索の末に地下へつながる通路を発見したところで後半に続く。これ前後編に分ける意味あるだろうか?

「鬼女」
引越しのために物件探しをしていた女性からの投稿。内見の際に写真を撮ったところ、何もない室内に謎の女らしき影が写り込んだ。
パノラマ写真に結構でかでかと写っていてインパクトがある。投稿者はそれを家賃交渉の材料に使って安くしてもらい、そこに住んでいるという。あまり緊張感がなくなってきた。

「放置自動車」
友人同士がそのうちの1人の車で映画へ行き、帰りにその車に乗り込もうとしたところ、同じ車種だが別の人の車と間違えてしまったのだという。友人グループの中にお調子者の男性がおり、その人の様子を投稿者たちは撮影していた。
お調子者が後部座席のドアを開けた瞬間に、誰もいなかったはずの車内に何者かが出現。はっきり映っているから実際にいたんじゃないか?

「世界線廃墟 完結編 後編」
そもそもの投稿映像でも元凶と思われた、謎の椅子が出てきた。しかも河内さんの姿が消える。盛り上がってきたが、結末はあまりよくない。なぜホラー映画を意識したような嘘くさい内容になるのか。途中まではよかったのに。

「高い女」
オタ趣味を持つ男性2人が東京まで来て、コミケ帰りに盛り上がっていたところの映像。その晩はビジネスホテルに宿泊し、翌朝に投稿者は無事だったがもう1人の男性は部屋で亡くなっていたという。楽しい時間の映像には、背の高い女が亡くなった1人に迫ってきている場面が記録されていた。面白そうだ。3巻へ続く。


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