ほんとにあった!呪いのビデオ ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想

ほんとにあった!呪いのビデオ感想群(81~)

2020/08/17

ほんとにあった!呪いのビデオ81   ★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 81
新体制になったと思われる。映像同士を関連付けて大きな流れにしていくという、他の投稿映像ものでもやっているようなことを最近本家のこれでも連発気味なのが少し食傷気味。なお収録時間はまた80分以上ある。

「ブラックバイト」
焼き肉屋で撮影された映像。あまり楽しそうではないが家族で食べているときはこんなものだろう。網のあたりに男の頭部が出現するという、一発目にしては全然怖くない内容。バイトの労働環境が過酷で自殺した人がおり、その人ではないかという話だが、バイトなのにそこまで思い詰めなくてもと思う。

「覗く女」
今度は居酒屋。学生時代の友人達と飲んでいる様子を撮影した映像。1人の家を訪れることとなり、複数人で向かう。繁華街にあるマンションで、人の出入りが激しいという。
エレベーターで上っていく途中で謎の女性の姿があって、彼らは出会いがどうとかで盛り上がるのだが、女性はエレベーターの中にまで突然出現していた。ちょっと出方は予想がついたが、割と面白かった。同一の女性が移動したのではないかと検証が行われるのだが、どうせ人間には不可能な動きをしているのだからこれは時間の無駄だ。

「YouTuber」
呪いのビデオ向けに似たような投稿映像が送られてきたとのことで、次々と紹介される。まずは「さおまおちゃんねる」で活動しているYouTuberの女性2人。道行く人にインタビューしている後ろに白いシーツを被った何者かの姿がある。秋葉原から渋谷に移動したら、また同じようなのがいる。あまり怖くはないがこれを続けて大丈夫だろうか?

「オバケ」
送別会帰りの夜に男女2人が公園を歩いている。池の向こうに白い布のようなものを被った何者か。先の映像のと一緒だ。

「オバケ2」
KIKAという地下アイドルのライブ映像で観客が盛り上がっている。客は20人もいないように見えるが成り立っているようだ。客達の後ろにまた白い布。

ここまでの3本から、スタッフは調査を開始。知花さんという女性スタッフが電話で聞き取りしたりしている。事象自体がそれほど脅威に感じられないので、どうも個人的には気分があまり盛り上がらない。

「ノイズ」
先の「オバケ2」の映像中に謎の音声が収録されていたそうで、それが紹介される。投稿者は同じ。この人は2本分謝礼をもらったのだろうか。内容は叫び声が確かに聞こえるのでまずまず。
ちなみにこのライブはアイドルの生歌ではなく口パクだそうだ。暴露しちゃっていいのか。まあ歌を聴いていればわかることかもしれないが。

「シリーズ監視カメラ 301号室」
誰も住んでいない部屋から物音が聞こえるため、原因を突き止めるためにカメラが設置された。明け方近くの4時20分に戸をガタガタするような音が聞こえる。和室のふすまのようだ。じゃあふすまを外しておくべきなのだろうが、特にそういう話にはならず。
唐突に取材が始まる。スタッフが管理人に頼んでこの部屋を調べに来たようだ。前に住んでいた若い女性が亡くなっていたという。この映像内にも謎のものが記録されていた。さっきのライブ映像と同じ叫び声。いろんなことを繋げすぎではないのか。「XXX」あたりに影響を受けていそうだ。

ちょっと冷めてきているところで、この道に詳しい人たちに話を聞いてみるという試み。瀬羽潤二というフリーライターが所見を聞かせてくれる。nujabesみたいな名前をしているがこの人は実在するのか?ともかく彼によると映像は作り物であろうということ。地下アイドルのKIKAについても知っているという。
また、オカルト研究家兼霊能者の四方田登紀子という人も登場。あまりはっきりしたことは言わない。
文章がかなり長くなってきてしまったが、まだ収録時間の半分ほどしか来ていないので短めに。301号室と地下アイドル、あと池の映像との関連性が明らかになって、いったん後編へ続く。

「気づいて」
カップルが旅行先で撮影した映像。短い映像が複数ある中で、道の脇とか山とかにスーツの男が映り込む。彼氏の方が気づいて男を追いかけていったところ、そこには男らしき遺体が、という前に怪談で聞いたようなオチ。

「物置小屋」
今作ではこれが一番面白かった。祖母の家の物置小屋の中から動物の鳴き声が聞こえるということで、投稿者が中に様子を見に行った時の映像。出てきたものは動物ではなかった。物置小屋の探索はなかなか緊張感もあるし出てきたものも驚いた。出てき方も唐突。

「301号室2」
「さおまおちゃんねる」をやっていた片方が、地下アイドルKIKAと同一人物ではないかという話になる。そこも繋げてくるというのは意外だった。ややこしくなっているだけのようにも思うが。
301号室の話もまだ続く。管理人が部屋の様子を撮影していると、黒い服の女が出現。この映像は果たして必要だったのかどうか?あと取材中にも白い布が登場していたことがわかる。
結局話が広がりすぎたところでまとまらずに今回は終わり。行方不明者もいるのに。
「シリーズ監視カメラ 301号室」の映像に変化があったそうで、それも紹介されて終わる。これ自体は悪くはないが、私は映像に変化があったという類のもので、変化前と変化後の映像が両方紹介されるのは全部嘘だと思っているので今回のもも嘘だろう。変化するならばDVDに「変化前」として収録したものも変化しているべきだし。

ほんとにあった!呪いのビデオ82   ★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 82
今回は60分ほどでコンパクト。「静止する身体」は続き物ではないのかと思ったら続き物だった。

「ナイトサファリ」
タイトル通りの内容で、動物園の夜の動物たちが映し出されている。これを見ているだけでも面白い。途中で首のない作業服姿の何者かが出現し、さらに首部分は別のところに出てくる。過去に飼育員がかみ殺された事件があったというが本当だろうか?まずまずの内容。

「佇む者」
凝っていて面白かったが、過去の作品で出てきた事象を詰め込んでみたという感じもする。雨の夜にバイクで走行中の様子を撮影したもので、途中で道沿いに同じような女性の姿が何回も出現する。しまいには真横にまで来ており、投稿者は転倒してしまう。転倒した後のカメラにも女性が姿を現してきてしつこい。

「静止する身体 前編」
マンションの一室で旧友同士が喋っている。投稿者が友人にカメラを向けたときに、その友人は下の一点を見つめた状態で静止している。だがこの友人と投稿者の会話は記録され続けているという、不思議な内容。なかなか珍しいパターンの内容で、まだ怖くはないのだが面白そうだ。
スタッフが投稿者と友人にインタビューしているところでも同様の静止現象が起きており、友人が斜め下を向いて止まる。
インタビュー中にそっぽを向いているという失礼な映像になってしまった。

「初日の出」
山の神社で初日の出を見ているという内容。初日の出自体はいい。出てきたものが初日の出のインパクトに勝てていない。

「何を呼ぶ」
意味深なタイトル。内容は温泉旅館の卓球場に謎の女が出てきたという、それほどたいしたことのないものなのだがやたらと付属情報が多い。出てくる場所も隅っこの方でしかも小さい。この文を書いている途中に突然ブラウザが落ちたので書き直している。
温泉旅館が心霊スポットらしく、「呼ぶ少女」の噂があるそうだ。映像中には謎の音声も記録されていたが関係は不明。前後編でやってもいいぐらい舞台から噂からそろっているのだが、話が広がらなかったのだろうか。

「マジシャン」
街中でマジックをしている男性を撮影した映像。背後に女の姿。マジシャンの男性はストーカー被害に悩まされており、つきまとってくる女に似ていたという。特に言うことはない。

「切断」
海外の映像。ヨーロッパの風景が流れるのでちょっと楽しい。下半身のない何者かの姿が道路を横切るのだが、いきなりチープになった感じがする。

「静止する身体 後編」
投稿者も友人もそれぞれ怪我を負い、くだんの映像が原因ではないかという話になる。
なぜか投稿者が勤務先の大学にて前に不気味なことに遭遇したという話になり、そこの大学へ行っての話が展開される。つながりがおかしいように思うがとにかく次回へ続く。あと友人の方は元映像が撮影された自宅への取材許可を執拗に拒んでいる。このあたりも何かあるのだろう。

ほんとにあった!呪いのビデオ83   ★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 83
呪いのビデオも20周年ということでジャケットにその旨が書かれている。おめでとうございます。
しかし今作の内容はいまいち。

「地鉄」
中国で撮影された映像。スマホと共に送られてきたのだそうだが、スマホ自体の破損が激しく、どうも投稿者はこの映像のために災いに遭ったらしい。電車がホームに近づいたときにホームに人影が出現し、そのまま轢かれたようになるという内容。まあ何かいるように見えて不思議な感じではある。

「長いトンネル」
トンネル自体はどこかで前に見たような気もするが、どこで見たのかは探せなかった。勘違いかもしれない。
職場からの帰路で通る長いトンネル内で撮影された映像で、向こうの方に女性らしき影が見える。最後は突然トンネルの外に出ているので、そっちが怪異かと思ったがそうでもないらしい。この影が間近にまで来るわけでもないため、見ていてあまり怖くない。当事者になったならば怖いだろうけれど。

「従兄弟の家」
昔に従兄弟の部屋で撮影した映像だという。ちょっと長めな上にどこに何が出てきているのかわからないのでややストレスを感じる。ただリプレイでようやくわかるとなかなかおぞましくて、今作では最もよかった。

「続・静止する身体 前編」
投稿者の三橋百合子さんと友人の磯貝さつきさんは共に仮名だが、ナレーションやテロップでは呼び捨てである。こういう扱いを受けるということは、この2人が心霊現象の元凶であることが予想される。
磯貝さんが撮影の現場である自宅に入れてくれないため、スタッフは外からそのマンションを撮影したり近所の人に聞き込みをしたりといった形で調査していた。
その中で田中さんという男性が近くで不気味な事象に遭遇しており、その様子が話される。はっきり言ってこのあたりはだらだらとした会話が続くだけで非常に眠くなる。要点だけまとめて出してほしいと思う。

ネタが切れてきたのかわからないが、一本の投稿動画が紹介される。前回の最後、三橋さんが勤務する大学での調査中に女性らしき影が映ったという事象があったが、同じようなのが投稿動画としても出てきたようだ。投稿者は誰だっけ?いまいちこの大学がどう関係しているのかわからない。
そして田中さんへの取材中に謎のノイズが発生していたことが明らかになる。だからこの取材を長々と収録していたのだろうか。疲れてきた。後編へ。

「ポンプ車」
地方の消防団が訓練している様子を撮影した映像。訓練自体は真面目に行われており、ポンプ車の下に何かがいても気にならない。

「不気味な彫刻」
どこにあるのか存じ上げないが、不気味な彫刻が森にたくさん並べられている。ナレーションがなく進行。拷問されている彫刻の目が動くという事象はそれなりに面白いと思ったが、彫刻自体がすでに不気味なので、これ以上付け足されてもという感じ。

「続・静止する身体 後編」
「呪いのビデオ81」にも登場していたフリーライターの瀬羽潤二氏がまた登場してスタッフから意見を聞かれる。磯貝さんのマンション付近の噂話を聞かせてくれるが、特に今回のとは関係がなさそうに思える。ではなぜ収録したのだろう。
あと先ほどの田中さんへの取材中に入っていたノイズにも意味があるそうで。ノイズ部分を逆再生するとある言葉になっているのだそうだが、なぜ逆再生する必要があるのかがさっぱりわからない。ナレーションで「この声にどこか聞き覚えがないだろうか」と言われてもよくわからなかった。展開上誰の声かは予想がついたが。

アジア魍魎研究所の方が2人登場し、呪いについていろいろと教えてくれる。わかったようなわからんような。そしてスタッフが誰かともめ事を起こしたらしく、その電話がかかってきたところで次回へ。最近呪いのビデオを見ながら眠くなることがしばしばある。

ほんとにあった!呪いのビデオ84   ★★★★

ほんとにあった!呪いのビデオ 84
前作83とは打って変わってなかなかよい投稿動画がそろっていたと思う。「静止する身体」は今回で完結となり、思っていたよりはいい着地だった。

「真夜中の滑り台」
投稿者が友人と飲みの途中に河岸を変えることになり、道中にあった滑り台にて撮影したという。友人が結構でかい滑り台を滑るのだが、途中に何かが出てくる。滑り降りた後にも何か登場と、複数登場のパターンだ。友人はこれ以降体調を崩すようになった。
怖さとしてはさほどでもなかったが、事象2つの関係性がよくわからないので謎めいている。

「野外トイレ」
山道にあったという野外トイレ内で撮影された映像。撮影されたのはカメラの誤作動でたまたまだ。小便器の上から焼死体のような逆さ吊りの人の姿が出現。結構強烈な内容でよかった。

「リフト」
冬に山へ遊びに行った際に撮影された映像。リフトの軌道上にある柱の上に顔が現れるという内容なのだが、これが結構長い上に出てくるのが一瞬。リプレイですら長く感じられた。投稿者はよく気づいたなと思うぐらい。

「終・静止する身体 前編」
前回はスタッフが誰かとトラブルを起こしてその苦情の電話がかかってきたところで終わっていた。電話の主は相葉さんという男性で、大学時代に三橋百合子さんと付き合っており、現在は磯貝さつきさんにストーカーまがいのことをされている人物。スタッフが相葉さんの家を調べていたので文句の電話をかけてきた。
彼によるとかつて磯貝さんが三橋さんを招いて例の投稿動画を撮影した部屋は、実は磯貝さんの部屋ではなく相葉さんの部屋だったのだ。事実であればなかなかぶっ飛んだことをしている。
この時点でもう黒幕が磯貝さつきさんで、相葉さんとの仲を邪魔する者と見なされた三橋さんが恨まれたり呪われたりしているのだろうという展開が予想され、実際にそれを裏付けるような物証が見つかっていく。

前回も出ていたアジア魍魎研究所の2人がまた登場。同じ日にこの件についていくつもいくつもインタビューをしたみたいに思える。スタッフが結論を言わずに、出てきたものの1つずつについてそれぞれ魍魎研究所へ見解を聞いているようなまどろっこしさがある。後編へ。

「手招き」
投稿者が実家に帰省した際に撮影されたもの。猫が映っているのだが部屋の隅の方を映すと白い人影が手招きをする。投稿者によると親類のおばあさん。まあそうだろう。

「祖父の病室」
タイトル通り、入院している祖父の病室で撮影された動画。祖父に何か不吉なことが起こる前兆かと思ったが、実はお見舞いに来ていたおっさんの横に女が出てきていた。どうも風貌がそのおっさんにつきまとっていた会社の同僚に似ているらしい。おぞましさはなかなか。人の病室にまで来ないでほしい。

「鍾乳洞の男」
鍾乳洞内で撮影された動画で、中を歩いていく様子を見るのは割と楽しい。事象としては一瞬である上に小さい。もうちょっと大きければなかなかの内容。

「終・静止する身体 後編」
三橋さんと相葉さんがスタッフに呼ばれて現れるが、磯貝さんのみ行方不明だ。住所は誰もわからないのか。相葉さんの家からも磯貝さんが三橋さんを呪った痕跡がバリバリ出てくるので、スタッフは彼の住むマンションのエントランスと部屋の出入り口に隠しカメラを仕掛けた。他の住人からすると知らない人たちに勝手に撮影されているのはたまったものではないが、こういうのは許可は必要ないのだろうか。

相葉さんの部屋の前にどこからか黒ずくめの女が出現。これは前作とかで相葉さんの部屋や大学などに出ていた女と同じだろう。影がないという指摘にちょっと驚いた。あとアジア魍魎研究所の人たちがまた出てくる。

相葉さんは単身で黒ずくめの女を追いかけることにしたのだが、逆に相手に追い詰められて行方不明となってしまった。最後に彼から送られてきた動画が紹介されて終わり。倒れた相葉さんのカメラを見つめる謎の女の姿が捉えられ、直後に相葉さんの家で談笑する三橋さんと磯貝さんの様子を、部屋のドア越しに見たようなカットが入る。つまり最初の投稿動画に現れた黒ずくめの女からの視点で彼女らを見たらこんな感じだろうというカット。
結局なぜ磯貝さんの動きが止まっていたのかはよくわからなかった。


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