ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 心霊~パンデミック~

心霊~パンデミック~シリーズ(16~20)感想

2021/09/04

心霊~パンデミック~フェイズ16     ★★★★

心霊~パンデミック~ フェイズ16
とにかく事象が派手すぎるお馴染みのシリーズ。今回は展開もいろいろ考えられていて驚きも多かった。

「ねらわれる」
集団ストーカーに狙われているという女性が映っている動画で、カメラに向かって被害を訴えている。投稿者はこういう動画をネットから探してきてバズらせようと日頃考えているそうだ。
いわゆるメンヘラの女性で、言っていることは妄想なんじゃないかと思わされる。ただこういう展開だとだいたい本物の霊が出てくるというのがパターンだ。電波系が勝つか霊が勝つか。
ついに撮影中に集団ストーカーの気配を感じ、風呂場や玄関を見に行ったところ、玄関の窓ガラスにへばりつく何者かの姿が。展開は予想できたが事象はいいと思った。

これだけでは終わらず、投稿者がわざわざこの女性の自宅まで行き、落ちていたデジカメのSDカードを持ち帰るというヤバい行動。SDカード内の映像も紹介される。これもなかなかいい。

「つれさる」
夜にドライブしていた友人ち男2人が、途中のトンネル付近で女性の姿を目撃し、車を降りて確認する。その場では何も見つからず、1人が「動物とか轢かないでくださいよ」と言った瞬間に、運転しているもう1人が何か轢いたようで車を停める。
運転していた方が女を見つけたと言ってそちらへ向かい、もう1人は撮影しながら追いかける。廃墟のようなところへ来てしまったと思われたが、いきなりトンネルの前に瞬間移動してしまう。
この瞬間移動も不思議だし、廃墟内には霊のようなものが映っていたというのも興味深い良作に仕上がっていた。

「怪魚 前編」
小泉さんという女性が、恋人の田島さんという男性がいなくなったということでパンデミックスタッフのところまでやってきた。心霊現象絡みだろうと彼女は考えているようだ。
田島さんが残していたのが1本のビデオテープで、タイトルのラベルには「怪魚」と殴り書きがしてあった。面白そうだ。
さっそく中身が紹介される。海辺に布をかぶったような何者かが立っていて、どこかの廃墟でもその人物が映っていたりする。最終的にその人物が顔の布をとろうとすると、そこには爛れたような顔があったというものだ。不気味系でいいと思う。

後は金井さんが駅で田島さんらしき男性を発見。取り逃がしたが、後にはうろこのようなものが落ちていた。うーん、田島さんが魚になってしまったのかな。
田島さんは小泉さんと同棲する家に戻ってきており、金井さんが訪ねに行くが姿を消していた。後編へ。

「おちてくる」
芸術大学で女優志望という投稿者が、同じ学部の男女の友人とプロフィール写真を撮りに崖へやってきた。平和に進んでいくのだが、誰かが崖から落ちたというのを同行した女性の1人が見ていた。その日を境にその女性の様子がおかしくなり、投稿者たちが様子を見に行った帰りに悲劇が起きる。
これはびっくり。まあ合成なんだろうけど。

「なりつづける」
森へ肝試しにやってきたカップル。女の方が撮影しているが前半は常に画面の半分に男が映っていて、記録の体をなしていない。途中から男の方が撮影を替わり、肝心なところは映ったのでいいのだろうが。
何者かを発見してやってきた先は神社。女の方とはぐれて男は先へ進むと、うめき声が聞こえてくる。ほこらの前で古いカセットテープを見つけてからは怒濤の展開。かなりパニックを煽っていて良い出来だ。最後はぶつ切りで謎が残ったままなのは残念だが、びっくりさせて即終わりというのが面白かった。

「怪魚 後編」
田島さんの親に連絡を取ったところ、彼は実家に泊まりに来て、そこから廃墟に行くとか言っていたらしい。その直前に、山下さんという高校時代の友人と連絡を取っていたことが明らかになる。

「怪魚」のビデオテープは山下さんがある廃墟で見つけたのだそうだ。廃墟の場所を教えてもらったパンデミックスタッフは現地へ。以降は変なドラマみたいな展開。
最後に田島さんが持っていたSDカードの映像が紹介されて終わり。廃墟内で撮ったものだ。話がつながったようなそうでないような。期待の割にこの映像自体は少し弱かったな。

心霊~パンデミック~フェイズ17     ★★★★

心霊~パンデミック~ フェイズ17
メインの「カルト信者」は面白そうな題材なのにえらく中途半端に終わってしまう。制作側で、視聴者側に明かしている情報と明かしていない情報の整理ができていないのではなかろうか?

「らべる」
過去作で投稿したことがあり自身も映像に映っていた熊田という男性が、別の投稿者の映像にも映っていたということがわかり、その映像が紹介される。なんかややこしい。
別の投稿者がこの熊田さんに取材しているのがその内容だが、熊田さんは宇宙がどうしたとかメッセージを受け取ったという感じの電波系なキャラとなっており、面白いけど関わりたくはない。こんな調子で住んでいるアパートの他の住人からも煙たがられており、文句を言いに来た住人をサタンだといって追いかけ回しに行くという頑張りが見られる。
単なる電波な話で終わるとも思えなかったので一部ぐらいは熊田さんの話の真実が明らかになるんだろうと予想。結局本人の後ろに何か登場するというところで終わった。手堅い作り。

「こいんろっかー」
女子高生らしき友人2人がコインロッカーに荷物を預け、都内で遊んでいる様子を撮影した映像。台詞がわざとらしい。
夜の公園で話していると、道の脇に布を顔面に被った少年らしき姿を見つける。しばらくするとその姿が消えるが、荷物を取りに戻ったコインロッカーの中に、その少年が被っていたらしき布が入っていてパニックに。
そして帰り道でとうとう少年本人が再登場。再び被っていた布を取って襲ってくるのでビックリだ。ここでもうちょっと顔面がヤバくなっていればインパクトが倍増したのだが、そこは割と普通だった。

「カルト信者 前編」
今回のメイン。パンデミックスタッフの徳丸さんの使うPCのデスクトップに、いきなり徳丸さんに呼びかける形で女性が喋っているという謎の動画が保存されていたのが発端。女性が喋った後にいろいろと意味不明な映像が細切れで入るのが「XXX」みたいで面白いが、あそこまでの怖さはない。
彼は中学校時代のアルバムの確認や旧友に話を聞くなどしてこの女性を特定する。飯塚さんというらしい。
そして別件で心霊動画を見てほしいという須藤さんという女性が持ってきたのが、なぜか徳丸さんのPCにあった映像と同じもの。須藤さんは飯塚さんとは高校の同級生だったそうだ。もうこの辺から話としては作り物っぽさが強くなってくるのだが、見ている側も話に乗って楽しむべきかと思うので付いていこう。
飯塚さんはある宗教団体に所属していたそうなので、これがタイトルの「カルト信者」につながるのか。後編へ。

「なげきのあいどる」
あるアイドルが熱心なファンから宗教勧誘されて悩まされていたのだという。また宗教か。「カルト信者」とは別なのか。会議室でアイドルとマネージャーがこのファンへの対応について協議しているが、途中で停電が起きて、非常灯が付いたところでファンらしき男が現れる。これって上半身裸の男が立ってるだけに見えるな。もっと全身真っ黒の影とかにした方が怖かったと思う。シチュエーションはいいし。

「たたらぬし」
投稿者が息子を連れて祖母の住む田舎の家を訪れた際の映像。祖母はオバアと呼ばれている。「~~じゃ」とか言う婆さんって実際にいるんだな。いつのタイミングで、自分は今後語尾を「~~じゃ」に変えよう、とか思うんだろうか?
この話はオバアが孫に「たたらぬし」の怖い話をしてくれるという異色の内容。孫の「それからどしたの?」という台詞が面白い。そして最終的に化け物登場。楽しい一本。

「カルト信者 後編」
パンデミックスタッフの調査により、カルト教団が静岡県の山の方にあったらしいことがわかり、スタッフの徳丸さんや金遺産はそこへ乗り込む。金井さん、歯医者の予約を取り消す羽目にされて不機嫌な徳丸さん、この前の須藤さん、かつての須藤さんの同級生の山本さんと、カメラマンの5人で出発だ。
須藤さんらが高校時代に飯塚さんをいじめていたという話は視聴者はここで初耳なはずだが、すでに周知のこととして話が進む。
辿り着いた施設というのが廃校になったっぽい学校。その一室にお札があったりするという部屋があり、なぜかそこで皆が待機することに。宗教施設は一室さえあればいいというものなのか?廃校を乗っ取ったのか?スタッフはこの部屋で待っていることに何の意味があると思ったのか?夜までその部屋にいたようだが何も起こらなければいつ帰るつもりだったのか?疑問が尽きない。
そして山本さんと徳丸さんが異常行動を始め、解決しないまま話が終わってしまう。次回に続くのか?

心霊~パンデミック~フェイズ18     ★★★★

心霊~パンデミック~ フェイズ18
前作17が衝撃的なぶつ切りの終わり方だったのだが、それに構わないような形で次の話が始まっている。投稿映像はなかなかの水準。見ている側の予想を裏切ってくる展開が多く、よかったと思う。

「みられている」
墓石を見るのが好きだという投稿者が、夜に規模の大きめな霊園に行って珍しい墓石を探して撮影していた内容。撮影しながらも何者かに見られているような感覚があったという。
雨の中で探しているということであまりコンディションもよくなさそうだ。投稿者も苦労の割に成果が乏しいようで愚痴っていると、設備の脇から何かがぬっと顔を出す。さらに懐中電灯が点滅を始め、頭上からも何かが登場するという展開。出方には驚かされた。

「とりにもどる」
夜に廃墟となっている家屋にやってきたカップル。その時点でも何かが出てきていたのだが2人は気づかず。女性の側が忘れ物をしたために2人が取りに戻るので、このタイトルとなっている。すると廃墟の様子が先ほどと違っていると男性の方が驚く。怪訝な顔をする女性の後ろにまた何か出現。出てきたものよりも、もうちょっと廃墟の様子が変わったところにフォーカスしてくれればなお面白かったろうに。

「あざなえる 前編」
「禍福はあざなえる縄のごとし」ということわざがある。タイトルの意味を考えると、縄のようにより合わされている、ということだろうか。投稿者の海堂さんと友人の麻生さんがインタビューを受ける。というか徳丸さんと金井さんが普通に出ているが、17で問題行動を起こしていた徳丸さんがなぜ普通に働いているのだろう?
映像紹介。海堂さんたちが夜明け前の景色を見たいとかいって夜にとある橋のところへ車で行った際のものだ。橋付近で女性の姿を発見。飛び降りようとしているのではと心配して2人が近くに行くと姿が消えるのだが、なんと車へ戻るとすでに車内に女がいるという恐るべき展開。結構いい。
これ以降海堂さんは無自覚で異常行動をするようになり、パンデミックスタッフに相談してきたようだ。だがそれも虚しく海堂さんが自殺を図ってしまったところで後編へ続く。

「ほえる」
タイトルにあまり面白みがなさそうだったが、内容は謎めいていて面白い。森で拾われたビデオカメラに記録されていた映像。夜の森らしきところで男性が映っている。何かの咆哮がこだまして緊張感が増す。骨が見つかったりもする。
何かの吠える声だけで終わりなのかと思いきや、木の陰から化け物が顔を出す。予想以上に驚いた。

「うけつぐ」
祖母が亡くなり遺品整理をしていたところで見つかった8ミリビデオ。導入としてはよくある。中身は幼い子どもを撮影したもののようだ。しかしそれに全く別の映像が紛れ込んだという。青いバックに女性の顔だけが映り続けるというもので、突然表情が変わったりして薄ら寒い。怖かった。

「あざなえる 後編」
海堂さんが亡くなってしまい、次は自分が死ぬのではと心配している友人の麻生さん。麻生さんも異常行動をするようになってしまったという。
唐突に徳丸さんが金井さんを取材から外すことを告げる。それは前回の17で自分が霊に取り憑かれたことを踏まえて、危険を避けるための措置のようだが、そこら辺を金井さんに説明していないために怒らせてしまう。その結果勝手に金井さんが動くようになってしまうのだった。
しかし結局2人も和解する形で映像が撮られた橋のところへ向かう。そこからはパンデミック特有の強引な展開。警察を呼んだのならパトカーなり警官の姿なり挟み込んでも良さそうなものだが。
エピローグ的なところで17の件が少し語られる。どうもあまり問題にならなかったようだ。

心霊~パンデミック~フェイズ19     ★★★★

心霊~パンデミック~ フェイズ19
収録時間が85分もあるボリューム作。
今回も金井さんが勝手な行動をして話を進める。読みは「かねい」のはずだがナレーションでは「かない」になっているところがあるように思う。投稿映像は今回も派手で面白かった。

「めがあう」
風呂場の排水口の中から何かの目がこちらを見てくるという、他のシリーズでも見たことあるような事象から始まる。ただそれ以降も出てくるものがあるので盛りだくさんではあった。

「サプライズ」
妻の誕生日のために、部屋に隠れて突然クラッカーと共に登場して驚かせるサプライズを準備していた投稿者。しかし当人の妻が部屋に入るどころか玄関へ投稿者を呼び出してしまい失敗に。どうも妻によると家の中から子どもの声が聞こえるという。最初の映像が終わって続きは後日の映像。もろに「お母さん」という声がリピートされて、何者かが出現する。
ビックリはしたが演出から話の背景からまとまりすぎていて、単なるドラマにも見える。

「あざわらう 前編」
投稿者の五十嵐亜美さんが登場し、父親が自殺してその原因がわからないという話をしてくる。パンデミックスタッフはなぜこの話を聞いているんだろうか?自殺した父親が携帯電話に遺していたの映像を見せてくれるのだが、女性らしき人物を見下ろしているような内容で、明らかな霊現象があるわけでもなくはっきり言って謎なだけで怖くない。取材対象にするには弱いのでは。
亡くなった父親は自殺前にしばしば山奥の実家に帰っていたそうで、亜美さんは先ほどの映像と父親の自殺の関係を調べてほしいようだ。

スタッフが亜美さんと共に着いた実家というのは廃墟。前作18に「とりにもどる」という映像があり、そちらも廃墟が舞台だったので混同しそうになる。今回の場合はなぜか電気や水道が生きている。ということは誰かが料金を払っているということで、誰なのかも後から判明する。
実家の中には縄や宗教グッズがあったほか、床板が外れたり貯蔵庫があったり、何かを燃やしたようなドラム缶があったりといろいろと不思議。あと複数の寝袋が置かれているという重要な情報もあるのだがあっさりと紹介されていた。
スタッフの徳丸さん達は廃墟にあった複数の携帯電話の復旧、金井さんは亜美さんが体調を崩し、付いてきてほしいというので同行とそれぞれの役割へ。
復旧した携帯電話の内容とスタッフの情報収集によって、もう何が実家で起きていたのかが判明。早い。後編へ。

「ほおばる」
長い。どこかの山を歩いている投稿者と友人。河原らしきところに石が積まれているのを発見し、友人の方がこういうのが仕事だとか言って崩す。要するに賽の河原の鬼役だそうだ。当然のごとく友人の様子がおかしくなり、タイトルにもあるとおりあるものを頬張ってしまう。そして霊らしきものも登場。ナレーションが「歯を何本か失ったという話です」と、最後だけなぜか丁寧語。

「たたくおと」
いつからか何かを叩くようなコンコンという音が聞こえるようになったという投稿者の女性。恋人と部屋でくつろいでいたときにも音がして、それは恋人にも聞こえたらしい。この投稿者は音の方向を探して外へ出て、なんと一時間以上も恋人を連れ回す。うんざりしてきた恋人が帰ってしまい、投稿者がその後も1人で音の出所を探したが見つからなかったらしい。結局後日にある通知があってわかったそうだ。では外を探し回ったくだりはいらなかったのではないか?映像そのものは特に怖くないのだが話がちょっと怖いという珍しい内容。

「あざわらう 後編」
亜美さんに気に入られたのか金井さんはその後も接触していたようだ。徳丸さんからはその様子も撮影しておくべきだと言われ、実際に撮影はしたようだがその内容は隠していた金井さん。隠しごとが多いなここのスタッフは。
その後はいろいろと意外な展開の目白押し。体調不良で休みたいと言っていた金井さんから徳丸さんへ動画が送られてきて、また亜美さんのところへ行ったようだ。動画は金井さんが亜美さんと宗教団体について話しているもの。隠し撮りなのに教団の名前を完全に伏せて喋っているのが不自然なのだが仕方ない。

結局隠し撮りがバレて金井さんの危機だ。徳丸さんと同じくスタッフの横山さんが再び亜美さんの父親の実家へ行き、金井さんを探すことに。パンデミックシリーズではお馴染みの展開だ。あとから、このときにいろいろと人の顔が画面の端に映り込んでいたことがわかる。
そして横山さんが行方不明になり、恐ろしい展開になって終わり。次回横山さんは出てくるのだろうか。

心霊~パンデミック~フェイズ20     ★★★★

心霊~パンデミック~ フェイズ20

パンデミックのシリーズもほぼ5周年ということで、本編の最後に視聴者向けに感謝を伝えるメッセージが表示される。なんかジーンと来る演出。今後も期待してしまう。

「けむる」
セトチンというYouTuberの投稿で、冒頭は彼のアップしている動画がいくつか紹介されるという体で、どういう人物なのかがわかる。わかってもしょうがない気がするが。ラファエルならぬガブリエルという友人との絡みがあったりするのが少し面白い。
肝心の映像は彼が安く購入したという「スモークマシーン」という道具の紹介。「電源をインする」という独特な表現が入る。室内でこれを動かしたら白い煙がモクモクと出てくるという、かなり心配な内容。こういうのを何回か撮影していると予期せぬ映像が紛れ込む。どこかの赤っぽい部屋で何者かが蠢いたり、目を描いたような紙が貼られているのが映されたりという内容で、かなり派手。煙の中に何か出るという展開かと思ったら予想外だった。

「たどりつく」
投稿者が地元に帰って中学時代の友人と、昔よく登っていた山へ登ることになった際の映像。なぜか夜に登っている。途中で謎のかかしを発見。頭部がやたらとリアルにグロテスクに作られており、友人の方がかかしを破壊してしまう。以降は座って話をしていると謎の音がして、周囲を探すとまたかかし。友人の様子がおかしくなったと思ったら今度は何かが走って襲ってくるという展開。前半はやや長いなと思ったが後半はスピーディーだ。終わったかと思ったらまだ続きがあって最後まで油断できない。

「続 あざわらう 前編」
前回からの続き。続きがあるとは思わなかった。前回の最後は廃屋へ忘れ物を取りに行ったスタッフ横山さんが穴に突き落とされて、謎の映像が送られてきたところで終わっていた。てっきり何事もなく横山さんが復帰して別の話をやってるかと思ったのだが。
今回は横山さんが帰ってこられたらしく事務所へ顔を出す。まだ調子が戻らずパンデミックから降りたいとも言っている。いいと思う。このあとはなぜかドラマのようにスタッフ徳丸さんと金井さんが会話しながら歩く様子が撮影されていたりする。横山さんは彼女の優子さんと共に暮らしているようで、体調を崩したらしく金井さんが見舞いに来ると相当参っている。前回から引き続き大神教という教団の調査が続く。徳丸さんがある重要情報に気づき、一気に教団施設近くまで足を伸ばせる。ナイスな展開。スタッフ小笠原さんと金井さんが教団の社まで行きかけたところで、横山さんが彼女に刺されたということを知らせる電話があって中断。続く。

「ふくせいする」
昔のビデオテープをデータ化する際に発見されたもので、1990年撮影らしい。やはり古い。食事中に子どもがカメラに向かってくるところでそれと同じ姿が食卓にもある。ドッペルゲンガーではないかと説明がある。ちょっと面白い。

「じょしかい」
ラブホテルにて女性2人が女子会をしているという映像。私は結婚してからは行く機会もなくなっているが、この映像のようなそこそこでかいプールもあるのだと思うと、子ども連れで遊びに行きたいという気すらしてくる。
ダラダラと遊んでいるという他愛もない内容が続くが、最後の方で見えない何者かにプールへ突き落とされたりして一気に殺伐としてきて、最後にかなり驚くものが出てきた。画面にデカデカと出てくるためか、リプレイすらない。これは今作で一番よかった。もう少しでプールのヘリに頭をぶつけそうになる突き落としっぷりがヤバい。

「続 あざわらう 後編」
横山さんが彼女の優子さんに刺され、彼女は行方不明となる。刺された割に病院に行くわけでもなく警察に通報もせずに横山さん宅で今後の方針が話し合われる。割と無茶苦茶な気もするがパンデミックらしいとも思う。
小笠原さんと徳丸さんが教団の施設へ向かい、金井さんと横山さんは待機。刺されたことはたいしたことではないらしい。施設内では次々と攻撃されたり謎の人影を追ったりとなかなか緊張感のある展開。死んだはずの人物も出てくる。
以降は徳丸さんと金井さんの電話からさらなる悲劇があったりして、やや全貌はわかりにくいが前回の疑問点が徐々に解消されていく展開となる。こちらも最後の最後まで仕掛けがあって見過ごせない。


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