ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 心霊~パンデミック~
心霊~パンデミック~シリーズ(21~)感想
2021/11/14
心霊~パンデミック~フェイズ21 ★★★

今作も事象が派手ではあるが怖いかどうかという観点だと過去作よりやや落ちる。驚きはあるものの。
「うばわれる」
住んでいるアパートの壁に染みができ、拭いても同じように生じてしまうので悩んでいるという投稿者。その染みの顔が投稿者に似てきてしまっているという。まずは染みを撮影した写真の紹介があり、なるほど確かに顔に見える。しかし事象が地味だからかパンデミックスタッフが調査をしないうちに、とうとう投稿者は顔を奪われてしまったらしい。面白かった。話としてもまとまりがいい。
「うごく」
動詞をひらがなにするタイトルは「心霊~パンデミック~」ではお馴染みだが、まだこのタイトルは使われていなかったのが少し意外に感じた。
「この前心霊スポット行ったじゃん2人で」「ああ、あの変な女が出る路地裏だっけ」というやたらと説明くさい会話からスタートする。「ああ、あそこね」ぐらいの反応が自然と思うが。1人がそのときに路地裏で写真を撮っており、案の定変な女が出てくるというひねりのない展開になる。最後は投げっぱなし。
「神隠し 前編」
榎本さんという男性が投稿者。地元に帰省して小学校の同窓会に出たときに、投稿者は龍之介君という男の子の記憶がないことに気づいた。この龍之介君は神隠し的に行方不明になったそうだが、同窓会後に近くの神社に行ったら龍之介君らしい人影が映ったというのが投稿映像。一緒に行った酒井さんが「龍之介ー」と呼びかけたら「はーい」といい返事があり、男の子が登場していた。なんかどうしようもないな。
榎本さんとともにその神社へ向かうと、突然同級生の1人である加門さんという女性が登場する。演技がクサく取材の途中で突然ドラマ風になってきた。加門さんからこの土地にまつわる情報を得て、以降はスタッフの徳丸さん達と金井さん達の二手に分かれて調査する。後編へ。
「なにかおかしい」
オカルト好きな投稿者がバザーで怪しいおじさんに勧められたカメラを購入。このカメラで撮影すると霊が撮れるということで、さっそく投稿者が撮影した映像が紹介される。バッチリ映っている。
ただ事象については映ったものが男か女か、女だとしても老婆かどうかなどスタッフ内で意見が分かれる。私は老婆派。あとでパンデミックスタッフもこのカメラを借りて撮影したらおかしなものが映った。しかしカメラを持っているのは危険そうなので投稿者へ返却。こんなに霊現象を撮影できるのなら、毎回このカメラで適当に何か撮って巻末のおまけとかに付ければいいのに。
「くだりつづける」
新人サラリーマンが歓迎会の3次会に臨んで、近くの雑居ビルで寝てしまったら無限に続く階段に閉じ込められたらしい。降りても降りても下へ着けない階段でゾッとする。どういう終わり方をするのかと思ったら、最初の「うばわれる」と関係があるような内容だった。
「神隠し 後編」
榎本さんが調査に参加できず、投稿映像に登場していたらしい池田さんが代わりに来ることになった。金井さん達と合流するのだがなかなか強烈なキャラクター。いろんなことに不満を抱えていそう。ちなみに金井さんと一緒にいるのはスタッフの横山さん。前作では大変な目に遭って「パンデミック」を降りたいと言っていたが続投している。
龍之介君の謎がなかなか解決していかないまま、関係者が行方不明になったりスタッフが調査を止めるよう圧力をかけられたりといろいろあって終わる。
最後に榎本さんが独自に調査した際の映像が紹介されるがこれがまた全く怖くなくて拍子抜けした。このシリーズは作り物っぽくても派手さがあるから許すような感覚になっていたが、さすがに写真のままの龍之介君があっさり登場する結末にするのはマズいと思わないのだろうか。明らかにフィクションだし。
心霊~パンデミック~フェイズ22 ★★★

相変わらず演技過剰に見えるところはあるが話自体はうまく展開させている。設定が凝っているところなどは小説を読んでいるかのようだった。
「あかんぼう」
カップルが夜にドライブに出かける際に、車のトランクに子ども用の靴下を発見。不気味に思いながらも出発すると駐車場で自分たちの車をのぞき込む男と出会う。どうも赤ん坊の泣き声がするという。
いざ出発しようとすると本当に泣き声がし出して、画面の端っこに何か出現。割とわかりにくい出方だが不気味。
「のぞかれたみらい」
友人同士の女性2人が心霊スポットへ行った際の映像。飛び降り自殺が起きているらしく、その霊が出るのだとか。場所は廃墟の団地のように見える。1人の姿が見えなくなり、撮影者が探しているとビルから落ちる女性の姿を目撃。いなくなったもう1人かと思いきや、遠くからこちらへその友人が走ってくる。画面のノイズなどが過剰でありリアリティが損なわれるが、ここから怪奇現象だよという合図としてはいい。
「オープンリールの声 前編」
珍しいタイトル。医者の卵の一ノ瀬さんという男性殻の投稿映像で、家の中で誰かが歩く音がするとか、謎の女が出現するとかの怪奇現象に悩まされていた。映像が2本あって1本目は扉の向こうに女、2本目は霊が出るのを確認しに行った一ノ瀬さんの横に女が出現する。2本目なんかはかなり不気味。
一ノ瀬さんは祖父の代から医者の家系であり、これは一ノ瀬さんの家に何か関係していそうだとなって昔の写真が次々と出てくる。父親の代ぐらいの写真でもえらく古いのが気になる。スタッフの徳丸さんと金井さんは一ノ瀬さんの実家にカメラを仕掛けるとやはり何か登場。後編へ。
「はんしゃする」
廃墟探検に行って撮影した映像を行っていなかった友人に見せていると異変が起きるという内容。テレビの内容が現実にリンクしてくるという現象はいいと思う。かなり事象が派手だし逃げ場がない感じなのも怖い。
「とれないおめん」
カップルが山へ行った際になぜか能面を発見し、男の方がそのお面を被る。キーキー言って跳びはねるという奇行に及び、女の方は引きまくっている。この日は終わったようだがその後は男の方が写真に写ると顔が歪んでしまうようになった。映像自体に霊は映っていないということになり、後からの写真の方が不気味という構成。
「オープンリールの声 後編」
一ノ瀬さんは祖父や父の代で何かあったと考えて母親に事情を聞くが、なかなか教えてもらえない。母親の方が「知らないわよ」「隠してないわよ」「誘ったのよ」などと「わよ」「のよ」を使いこなす絶滅危惧種の女性である。
一ノ瀬さんの祖父がやっていた診療所へ向かう一行。ある部屋に入ったらオープンリールが動いており、そこには整形手術を受けた女性の肉声が記録されていた。苦悩するその内容が元凶だったらしい。
あまり新たな映像発掘とならなかったが設定が凝っていて面白かった。なお最後のシーンでは企業名が出ていてもろに場所がわかってしまう。