梅原克文 復活ッ
2016/09/10
完全に趣味の話だが、会社帰りに書店へ寄ったところ、小説新刊のコーナーで思わぬ再会を果たした。
梅原克文「心臓狩り ①移植された悪夢」(角川ホラー文庫)である。
この方は1993年に「二重螺旋の悪魔」でデビュー。「ソリトンの悪魔」で第49回日本推理作家協会賞受賞。その他の著書に「カムナビ」「サイファイ・ムーン」など。
そしてまさかの復活作が冒頭の「心臓狩り ①移植された悪夢」(角川ホラー文庫)なのだ。復活のご祝儀がてら早速購入してきた。
これが出るまでの最新作(?)「サイファイ・ムーン」は2001年9月に刊行されていて、あれから10年になるわけだが、そもそもなぜいきなり復活したんだろうか。新作が出てない期間何をしていたんだろうか。疑問は尽きない。いずれあとがきか何かで書いてくれることを期待する。
とまあ著作は上述の通りだが、この方は、
「SF作家という呼称では本が売れないから、私を呼ぶ時はサイファイ作家と呼べ!」
といろんな所でぶち上げたり、他のSF作家を名指しで批判するようなメールを同業者に送りつけたり、2003年版「このミステリーがすごい!」(宝島社)の「私の隠し玉」コーナーにて、
「私のように寡作だと、隠し玉の予告なんて無意味だと気付いた。同じことを二年連続で書いていても仕方があるまい。アンケートは今回で終わりにさせていただく。
では、さようなら。」
と書いて以降このコーナーから姿を消したという逸話のある方である。
何気に同郷だし、応援している。たまに僕の本棚の「サイファイ・ムーン」の背表紙を見て、ああもう新作は出ないのかしらと寂しい気持ちになったりすることもあったのだった。ということで今後も応援します。
