ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 コワすぎ!・超コワすぎ!

コワすぎ!・超コワすぎ! シリーズ感想

2019/01/04

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版   ★★★


無作為な順番で見ているこのシリーズ。
ノンフィクションではなく作り物であることを制作側から明かしているので、フィクション作品は見たくないという場合はあまり向かないかもしれないが、結構面白いシリーズなので感想を書く。

真面目に心霊検証してくれていれば支持するのだが、今作はなぜか終盤怪獣バトルに。

さて、いきなり取材先の廃村へ向かう車の中から始まる。
ディレクターの工藤さんと、アシスタントの市川さんは毎度の通りだが、ゲストが3人。アイドルでコラムニストの小明さん、物理学者の斎藤さん、浄霊師の宇龍院さんの3人だ。

車が事故を起こしかけたところで話がスタッフルームに戻る。
祟り村という、呪術によって村まで入り込めないとか、村に入った人が発狂してしまったとか、曰くのある村が今回の舞台だ。
今回の取材メンバーが顔を合わせたところで、コワすぎ!シリーズのファンが投稿してきた映像が紹介される。

カップルがくだんの祟り村に入り込むところを撮影したもので、道中で動物の死骸を見つけて彼女の方は早速帰りたがる。さらに進んで呪術的な像を複数見つけたところで、いよいよ異様な事象が襲い掛かる。
彼女の背後に腕が現れたり、自ら腕を出してみたりしている。他にも事象はたくさんあって見ごたえがあった。

以降はなんやかんやあって、冒頭の続き。全員で村への道のりを歩いていく。
動物の死骸が多く、怯える小明さん。電磁波測定器を使いだす斎藤さん、念仏を唱えて印(九字?)を切る宇龍院さんと、それぞれがキャラに沿った行動を頑張る。

愉快な道中であったが、いよいよ異常発生。
ノンストップで襲い来る怪異によって、次々と犠牲者が出てしまう衝撃の展開。
だいたいここまでで50分。この時点では優良心霊映像だったが、以降は全く予想外の方向に話が進む。

工藤さんがバットを振り回すバイオレンス路線。
唐突な展開が次から次へとやってきており、意外性はあるが、立てた筋書きの遂行を急ぎすぎたようにも思う。続きがまた別のDVDになっているようなので、機会があったら見よう。

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01恐怖降臨!コックリさん   ★★★★

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん

コワすぎ!シリーズは6作出て、その後この超コワすぎ!シリーズが新たに始まった。
とはいいつつも僕が見たのは今作が初。

白石晃士監督は「ノロイ」「口裂け女」などが有名で、他にも「ほんとにあった! 呪いのビデオ THE MOVIE2」を僕は非常に楽しめて、こうしてブログでシリーズの感想を書くに至ったわけだから、そう考えるときっかけを与えてくれた方でもある。

さて、このコワすぎ!は、いわゆるモキュメンタリーホラーである。フェイクメンタリーともいう。
このブログで紹介している作品は、一応、本物という体の内容であるのに対して、今作は監督自らが、同時収録されている「コワすぎ!通信」の中で制作コンセプトや舞台の裏話を語ってくれる。
つまり最初から作り物であることが明かされているわけで、本物志向の方からすると、そもそも対象外の作品なのかもしれない。

上記のことを考えて、このシリーズの感想を書くかは少し迷ったものの、内容としては楽しめたので紹介することにした。

前置きが長くなったが本編。いきなりディレクターの工藤さんという男性と、アシスタントの市川さんという女性が登場。シリーズ名が変わったことによる意気込みを語る。

そして投稿映像。女子高生2人が、夜の廃校に来ている。3年前にこの学校の教室内で3人でコックリさんをしたことで、志望校に受かるという願いが叶ったというのだ。
その後コックリさんは、「3年後の今日、3人ここに集まれ」という指示を出してきたため、3年後に集まったわけだが、来たのは2人だけで、1人は彼氏と遊びに行って欠席。
結局2人で教室まで忍び込んでコックリさんを実施したものの、やはり人数が足りないことで怒りを買ったのか、1人が霊に取り付かれてしまう。

なんとか正気を取り戻した2人が逃げ出して、投稿映像は終わり。25分もあった。
どうも2人はその後心身に異常が起き出したようで、工藤さんや市川さんとカメラマンの田代さん(白石監督本人らしい)が取材に向かう。工藤さんには何か秘策があるため、コックリさんとの直接対決を望むのだった。

という感じで半分ぐらい。以降は来なかった1人が登場したり、再度廃校に忍び込んだりして進んでいく。
本編が80分ほどの内容ながら、特に退屈するという感じでなく、時間が早く過ぎた。
武闘派の工藤さんはなかなか面白い立ち回りで、途中の閃きが霊に有効だったりするなど大活躍。話の終わり方も悪くない。

話は面白かったが、惜しいのは怖さという点で見るとやや弱いということ。高速で目の前に来るところなんかは驚かされたが、大人数で動いているためか、やや廃墟探検的な緊張感も薄くなっている。
その分、一致団結して撃退に向かうところなんかは面白かった。

ということでシリーズ他作も今後見て行けたらよいと思う。


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