本当にあった怨霊恐怖動画　感想

本当にあった怨霊恐怖動画　　　　★★★★

これもシリーズとなるのかどうかわからないのだが、一応取材班があるようなので今後も続くように思える。
内容は投稿映像の紹介ということで他のシリーズと特に変わるものではないのだが、収録された映像はよい内容のものが多く殆ど楽しめた。

「団地の怨霊」
団地に出没するという幽霊を撮影すべく、そこに住む祖母の家に泊まることにした投稿者。毎晩寝ている間の様子を監視カメラで撮影している中で、ついに何者かが出現。気配を察知したのか、起きて携帯で周りを撮影する投稿者だったが眼前にそれが現れるのだった。なかなか驚いた。

「三面鏡」
死者の世界を覗けるという都市伝説を検証する投稿者が撮影した映像。背後に何か動いたように感じ、さらに鏡の中の自分の顔にも異変が起きていたという2つの事象の組み合わせ。これもよい。

「お泊り会」
女性教師の家で生徒が勉強会を開き、そのまま夜も泊まる所を撮影した内容。ぼーっと見ていたら突然不気味なものが出現したので驚き。驚く人が多いと思う。

「深夜のオフィス」
オフィス内の監視カメラの映像。男性が1人残業している様子が撮影されているが、いろいろ不可解な現象が起きる。期待を煽るのはよかったのだが、一番最後に盛り上がる所が少しわかりにくかったのが残念。

「学校の怪談」
深夜の学校で肝試しをした様子を撮影したもの。トイレで霊を呼び出すところがメインで、よくある題材なのだが、何がどこから出てくるのかわからず緊張感がある。

「異界の部屋」
道沿いにある廃墟をなんとなく見たところ、突然不気味なものが出現した。何が何だかわからない不思議な内容。

「神隠しの森」
今作では取材が入るとは思っていなかったのだが、ここでは取材から始まる。子供のころの昆虫採集の様子を撮影した映像だったが、何者かの目が映りこんでいるという。確かに何かがしばしば映りこんでいるのだが、最終的に得体が知れないまま終わる。

「廃墟の心霊写真」
映像ではなく写真の紹介。廃墟探検で撮った写真の中に顔らしきものが映りこむ。異色の内容だが悪くない。

「引越し先」
引越しの様子を撮影した映像。次から次へと不可解なものが映り、数にして3つ。

「心霊サイトのオフ会」
オフ会に参加した投稿者が、主催者らとともに心霊スポットへ向かった時の映像。女の子も数人来ていていいなあ（笑）ところどころに人の気配を感じつつもカメラにその姿をとらえることはできていなかったが、帰りの車の中にやはり何かがついてきていた。

本当にあった怨霊恐怖動画2　　　　★★★★

1も面白かったが今回もなかなか面白い。結構好きなシリーズになりつつあるので、3を見たら記事を独立して設けよう。
「お祓い」
取材班のもとに届いた心霊映像の中に、何点か除霊を断られた映像があったという。どこかのお寺の住職にその映像を見てもらうが、やはり難しいと言われる。とはいえ住職に映像を預けて帰ることに。この映像にかかわるにつれて取材班にも不幸な出来事が起こり始めたという。

「トイレ」
女子高生2人が、自殺現場と言われるトイレで霊が出るか検証を行う様子を撮影したもの。序盤の緊張感の割に何事も起こらないのかと弛緩した雰囲気が流れるが、直後に異様な展開に。ただ異常発生後に何の説明もなくすぐに映像が終わってしまうのは無茶である。もうちょっと何か欲しい。

「人形」
久々に行った祖母の家で留守番をしていた投稿者が、押し入れから謎の人形を発見。すぐに仕舞ったものの、やはり後から予想外のところに出現。割と不気味でよい。

「深夜の帰り道」
電車が来る直前の踏切内に入っていこうとする友人。事象が複数ある。前後関係がわかりやすいがテンプレ的。

「ストーカー」
不審な人物に付け回されているという投稿者の彼女のため、警察提出用に撮影した映像。徐々に彼女の様子がおかしくなっていくとのことだが、その辺の描写は多くないため深刻な感じはあまりない。ある日彼女が風呂場で自傷しているところで何者かが出現。和製ホラー映画みたい。

「名所」
かつての防空壕で撮影された映像。場所的に強烈なものが映りそうに思えたが、それほどでもない。

「愛犬」
引っ越したばかりのマンションで愛犬を撮影したが、その顔に異常が起こる。いきなり映像が終わったので驚いた。

「屋根の上の影」
これはなかなか面白い試み。大学生である投稿者は、しばしばある屋根の上に影を見かけ気になっていたという。友人にカメラを持たせて該当の屋根を撮影しに行くことに。事前に友人に説明している時に遠景が映るが、すでに問題の影が出てきてたように見える。
目的の屋根は見つかったものの、影はいないようだ。しかし道中、カメラが投稿者を映すときだけノイズが走ることが示唆されてゾッとする。そして影登場となる。不思議でよい。

「女子高生の肝試し」
立ち入り禁止の森で撮影している女子高生の映像。差出人不明という。どうも映像が見にくいなと思っていたら突然何者かの手が出現。よくわからない。

「お祓い」
冒頭の映像の続き。住職に預けていた映像を取りに行ったが、住職はあれから亡くなっていたということを、寺の一室で奥さんらしき人から聞かされる。出向いて行ってからそれを知るってどういうことなのだろう？電話でアポは取っていないのか、その時に聞かされないのか。まあ本気にしてもしょうがないが。部屋から出た直後に壁に何かが起きる。そういえば取材班に起こった不幸な出来事の説明がなかったな。
ここでスタッフロール、となるのだが、そのさらに後に説明なく夜の病院内の映像が流れる。これが10分ほどあってかなり長く、終始緊張感がある。おそらく住職に預けた映像と思われ、原因になるような何かが映り込んでいるのだろうが特にリプレイもナレーションもなく終了。見える人には見えるのかもしれない。

本当にあった怨霊恐怖動画4　　　　★★

今回はやけにナレーションの声が間延びして聞こえる。1.3倍速ぐらいで見たらいいんじゃないか。顔が映ってた、首が映ってたとかが多く、小さく映っていてはっきりしないものも。期待しすぎたか。

「就職祝い」
就職が決まった大学生のお祝いで、誰かの家で飲んでいる様子の映像。突然大学生の携帯に電話が入り、何が聞こえてきたのか無言で電話を机に置いた彼であったが、携帯に異常が発生。まあ普通か。

「貯水池」
貯水池付近でジョギングしている様子を撮影したものだが、正直リプレイまで気付かなかった。紹介されてもいまいち釈然としない。

「風景」
公園の風景を撮影した映像。ボーっと見ていて全然気づかなかったが、画面の端々にいろいろと映っているのだった。わかりにくいが面白いとも思う。

「紙人形」
夜の公園でカップルの様子を撮影するのが好きだというマニアの投稿。公園内に人の形のような紙人形が落ちており、それを見つけた投稿者は、また落ちていないかと公園内を探すようになった。ここまで来ると話は簡単で、紙人形を持ってきた張本人を見つけてしまった。もうちょっと盛り上がるとよかったと思う。

「私かわいい？」
地下アイドルが自分の部屋からネット向けに生放送をしている映像だという。ダラダラと喋っている画面におかしなものが次々と出てくる。これも顔なのか何なのかよくわからないのでいまいち怖さがない。

「キャッチボール」
一瞬だけ画面の奥の方に人の首らしきものが出てきて消える。なぜ収録したのかという感じ。

「発見」
これも意味不明。冒頭の「就職祝い」は、最初に流れた映像よりさらに前の部分にも異常なものが映り込んでいたという。だから何なのだ。

「占い」
ここから少しずつ良くなる。男同士でこっくりさんのような心霊占いをしている様子を撮影した映像。何故か舞台が公園。途中で一人が異常な震え方をして、撮影している映像も乱れだす。一瞬かなり不気味な顔が登場。これは驚いた。

「鈴の音」
ある街の辻では午後４時になるとどこからか鈴の音が聞こえてくるという。検証に行った撮影者と友人だが、突然一人が怯えだす。何か映っていた。小さくてわかりづらい。

「ドライブ」
もうちょっと気の利いたタイトルがほしい。ドライブ中のカップルが停車したときに、車内に謎の女が出現。驚くのだがこれ実際にいたとしか思えない。

本当にあった怨霊恐怖動画5　　　　★★

ちょっと今一つな内容が続いているシリーズ。合成くさいというか、本物っぽくないというか…今気づいたけどこのシリーズって紹介文に「ホラーフェイクメンタリー」って書いてあるみたいだ。フェイクって言っちゃってていいのだろうか？「本当にあった」の意味は…？

「母校」
かつての母校を集団で訪れた同級生たち、だそうである。断末魔の表情をした女性の霊の姿があるらしいのだが、映像が荒いのか、どうも表情はよくわからない。

「首塚」
いかにもな心霊スポットっぽいタイトル。鎌倉時代の武将の首が埋まった塚へその筋のマニアがやってきた際の映像。首が出ているが、低予算なのか？って思えるぐらいの有様。ネタがないのなら収録しなくてもいいと思うのだけど。

「ゴルフ場」
海外リゾート地でゴルフを楽しむ家族の映像。なぜかバカでかい顔が出現。映像の怖さはともかく、こういう内容にしようと思ったアイデアだけは少し面白い。

「お遊び」
自宅で子供が遊んでいる様子を撮影した映像。おもちゃのぬいぐるみの顔が変化。なんとなくそうなる気がしたんだ。ちょっと面白かった。

「お参り」
地元の神社にお参りをした女性を友人が撮影した映像。よくわからないけれど顔が出てきてるらしい。これも謎だけ残っていてマシな内容。

「ビル街」
休日出勤した投稿者が、人のいないビル街を撮影した映像。一昔前によく出てきてたような足が出現。

「掛け軸」
夜中に怪異が起こるらしい掛け軸の前にカメラを仕掛け、定点観測した映像。掛け軸の中に何かが出現し、カメラが振動して倒れる。今作では一番いい映像かもしれない。

「自転車」
父親が自転車の練習をしている子供を撮影した映像。謎の手が中空から出現して自転車を倒す、という内容なのだが、倒されている子供がだんだんとかわいそうになってくる、やるせない内容。

「地下道」
商店が並んで少しにぎわっている地下道を歩きながら撮影した映像。脈絡なく首が出現。まあ普通。

「残留思念」
夫がリストラを苦に自殺したという、その妻がインタビューされている映像。インパクトは多少あるので、このシリーズの総集編とかで選ばれそうな感じ。しかし明らかに妻の様子がおかしくなっているのに、一言も声をかけないインタビュアーとカメラマンはとっても不自然。構成上仕方ないんだろうけど。

本当にあった怨霊恐怖動画6　　　　★★

シリーズ開始当初の作品はなかなか怖さと面白味があって期待してきたシリーズなのだが、どうも今作は厳しい。映像についての取材がない構成なので、どうしても映像1本あたりに取られる時間が多くなっており、それがイライラの要因となってしまった。詳しくは各映像の感想にて。

「線路」
鉄道ファンの投稿。特急の撮影に集まっていた他の鉄道ファンや近くの風景を撮影した映像で、とにかく長い。何も出てこない間に3分も過ぎていく。そして出てきたものは合成くさい女性の上半身。これではがっかり。

「金魚」
家で飼っている金魚を撮影した映像。水槽に何か映り込んでいるというものだが、まあ普通。演技みたいな顔をしているのだが…

「旧道の怪異」
古い街道を歩いた際の映像だという。カメラで撮影したまま歩いており、手ブレがかなりひどい。見ていて不快になってくる。こういうのを4分も流し続けるのはどうかと思う。出てきたものも期待外れ。

「黒髪」
他のシリーズでもやたらと出てくる、結婚式用のお祝い映像。お祝いの言葉を語っているカップルの後ろに何か出現。これは少し不気味。

「花火」
家族と庭で花火を楽しむ子供を撮影した映像とのこと。顔が出てくるのだが今回は顔が出てくるの多い。あと目が出てくるのも。

「中古車販売店」
印象が薄い。映像は2分ほどなので我慢できるが、何が出てきたのかさえよく確認できないのはマイナス。

「構造点検」
個人的に今作のワースト。深夜に行われた、建築物の構造点検業者の映像。柱（？）を確認して、異常なしと報告を入れていく様子が記録されている。これも5分間たっぷりとその様子を見せてくれて辟易。場所がら仕方ないが、周りの音がやけにうるさいのも困る。一応、複数の箇所に事象が出てきてはいるのだが、怖くもない。

「蜃気楼」
すでに観るのが若干苦痛になっているのだが、最後まで観る。蜃気楼が見えるという海岸で撮影した映像。これも長い。最初は手でカメラを持って撮影していた映像が流れるが、蜃気楼が出てこないからカメラを固定したという。なら最初の手で撮影したくだりは必要ないだろう。ただ出てきたものがなかなか意外で面白かった。

「テニス」
避暑地でテニスをしていたところの映像。映像にたびたびノイズが走り、最終的に勝手にカメラが止まる。ノイズの中に何か映り込んでいた。顔や目ばっかり出てくる今作では異色。

「地獄へ落ちろ」
これで最後。夜に歩くと不思議な声が聞こえるという木立へ行った投稿者。タイトル的には期待できそうだったのに、唐突感が凄い。びっくり系か。音声ネタでもあるのだが。これも5分ほどと長い。

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