絶対に怖い動画シリーズ　感想

絶対に怖い動画　　　　★★★★

ジャケットの写真が「実録！呪いの動画」で見た、子供の顔がばあさんになってるという映像じゃないかと思って、被りを恐れて借りられずにいたが、内容にはこのばあさん映像は収録されていない。意味がわからん。
思った以上によい映像があり、後半に集中している。
「音楽会と霊」、小学校で合唱をする生徒の間におっさんらしき霊が出現する。明滅するさまが少し珍しく感じる。
「電車の怪」、旅行中の投稿者が移動中の電車の中で撮影した映像。どうも霊の色が変わっているとナレーションで言うのだがよくわからない。
「暗闇の格闘技城」、クラブハウスで行われた格闘技イベントを撮影したものだが、練習している選手の間に、通常そこにいるはずのないものが現れていた。まあ赤ん坊なのだが、子供が変なところに出現する映像が大抵恐ろしくなるのはなぜだろう。
「もう一つの顔」、ダンス練習風景を撮影した映像。こういう場合、ダンスを踊っている人のところに何か出るのかと思いきや、実はただ単に見学してる女の子の背後に出ていた。
「海より呼ぶ霊」、海岸の映像は手や足が出ることが多いと思うのだが、今作もそのパターン。
「霊のいる教室」、ここから数本は良かった。卒業記念に学校生活を撮影した映像のビデオが配られた。音楽室にて吹奏楽部の紹介をしているところで、そこの肖像画に異変が起きる。変わっていく様子が映っているので興味深い。
「終戦記念日」、神社で撮影された映像だが、何か事件があったのか警察が来ている。その辺は特に触れられることなく、霊らしき人物が警官を通り抜ける。
「動物園の霊」、近くで子供バラバラ殺人事件が起きたそうで、首のない子供が闊歩している様子が記録された。よいね。
「入学式を覗く者」、割とはっきり映っているが、実際に人がいたようにも見える。不気味は不気味。
「成長日誌」、水槽のメダカを撮影する映像から始まり、どうなるのかと期待したのだがあまり水槽は関係なかった。とはいえ問題のものはデカデカと現れており驚かされた。
「ライブハウスの怪」、不気味でよいと思うがあまり書くことがない。
「深夜の高速道路」、タイトル通りで運転中、フロントガラスに顔が映りこんで移動する。
「ソフトボールの観戦者」、なんか久々に見た感のある高速移動系だ。フェンスの後ろにいた女性が、カメラが再度ふられると近づいている。和服なのが気になる。ちょっとカメラから距離があるのでそれほど怖くないかもしれない。
「川釣りでの異変」、手に足首をつかまれた。
「卒業式に現れた霊」、収録数多いなこのDVD。これで最後で、檀上で手がもがき苦しむように動いている。

絶対に怖い動画2　　　　★★★

絶対に怖い動画 2

それぞれの映像のタイトルがアホみたいに長い。あとサブタイトルは「殺人現場の霊スペシャル」だそうである。途中で殺人ネタが尽きたのか、自殺だったり、映っていた人物が数年後に亡くなったりとかで繋いでいる。あと冒頭のご注意の文章がなんか変。
とはいえ本編。まずは「団らんに現れた呪われた人影」、いきなりわかりにくい。襖の間に何かいるのだがテンプレ通りの女性の姿。
「お祭りに現れた無念の出演者」、これは少し面白い。町内祭りの舞台の上で、大正琴（でいいのか？）の発表を行っている女性たちだったが、元々のメンバーの一人は発表前に保険金目当てで毒殺されていた。そのメンバーが自分も参加したいのか登場したようだ。
「卒業式に現れた羨む霊」もまあ普通。卒業式の日の教室に、亡くなったクラスメートが出張ってきたという内容。
「今もなお未解決の事件現場に現れた怪」、なんかもうタイトルだけで不思議な面白さがある。映像撮影のカメラと写真撮影のカメラの合わせ技で、フラッシュが炊かれた瞬間に何かが出現する試みはよい。
「儀式に呼び覚まされた女性」、祭りの最中にビルの上に女性らしき人影が出現して、そして消える。今回このタイプの女性多くないですか。
次は「呪われた土地に現れた怪」。「呪われた土地」って酷いな。運動会か何かの映像で、ナレーションが森がどうとかと思わせぶりなことを言うのでそちらに注目していたが、実際は子供の足が透けているというだけだった。
「ファミリーを襲う謎の霊気」、家族でキャンプしている映像。頭部が半透明になるという、意外と珍しいタイプの映像だった。
「身の毛がよだつ洞窟の怪」、これはナレーションで「この映像は今回の中でも最も怨念を感じる映像と言えるものである」と始まり、投稿者はお祓いをしてもしばらく効果がなかったという、かなり期待できる内容だ。どこかの観光名所らしき洞窟内を家族で歩いているのを撮影した映像なのだが、出てきたものがなんと手だけ！どうしたんだこれは！
「祭りを羨む訪問者」、また何か羨んでるのか。太鼓を演奏する舞台に、上からひょこっと何かが出てくる。それはいいけれど、ナレーションが「お客様が気付いている様子がない」とかよくわからない言い方。普通「観客」と言うような？
「水辺に現れた怨念の姿」、タイトル通りの内容。リプレイ2回見てもまだわからないという困った映像。スローで最後に見たリプレイでようやくわかった。
「旅館に住み着く怨念」、結構ボリュームがあるな今作。父親の定年退職に合わせ、家族旅行で旅館に泊まった際の映像。夜の宴会で、娘らしき人物が父に感謝を述べる感動的な場面のはずだが、娘の顔面に異変が起きて一気に背筋が寒くなる。これはよいのでは。
「家族旅行に忍び寄る地縛霊」、どこか海外旅行した際に、ホテルの一室で撮影された映像。チェックインしたばかりなのにすでに誰か先にいたのだった。よい映像。投稿者は3日もその部屋で過ごしたことを後悔しているというエピソードも少し面白い。
「未だ未解決の殺人現場の恐怖」、タイトルで未が被っている上に、殺人事件の新聞記事が紹介される中で犠牲者写真の氏名は消しているのに、記事本文中の氏名は隠していないという杜撰さ。映像も最後に尻すぼみの内容。

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