心霊写真関連
2019/01/01
Contents
「THE 心霊写真」シリーズなど、心霊写真ものが増えてきたので枠を設けることにする。
「THE 心霊写真 超常現象」 ★★★★★
あらすじDMM.comのサイトより（青字）
あまりの恐怖に葬り去られていた「心霊写真」の数々を紹介していく心霊ドキュメンタリー・ホラー最新作。
かなり充実した内容である。タイトルに超常現象とあって、UFOとかそっち系かと少し危惧していたが、真っ当な心霊写真の紹介だった。ナレーションは普通の人。
まずいきなり顔の半分が髑髏となってしまった男性の写真でインパクト十分。その後も質の高い心霊写真が目白押しで、最後まで楽しむことができた。
黒目のない子供や、半透明に透けた男性など、オーソドックスなものも楽しめるが、初めて見るパターンの物もある。
光の柱のようにそびえ立った霊体や、黄金色の帯が走りいわゆる「霊道」ができた瞬間をとらえた写真には美しさすら覚えた一方、男性一人にのみカビのような汚れがまとわりついた写真は何とも嫌な気分になる。顔面がのっぺらぼうのようになってしまっただけでなく、ひびが入ったように割れている写真は鳥肌ものだ。
刺すような視線で見つめてくる眼が写りこんだ写真も恐ろしい。
変わったところでは、酔いつぶれた男性の腕から、同化しているかのように伸びて腕をつかむ別の手がある。「専門家も、これが何なのかわからないという」などとナレーションが入る。全く謎で面白い。
特集コーナーは「旅館・ホテル」。印象深いものが多い。旅館の一室の写真なのに墓石が被さって写っているのが特に不気味。
以降もかなり面白いのだが、ここまでかなり字数を使ってしまったのであと一つだけ紹介。「アンビリバボー」で紹介された、2枚の写真にわたって絶叫する人の顔が写りこんだ写真についてご存知の方もいるだろう。すさまじいインパクトだった。今作では同じ形式をとる写真が登場する。小学校の生徒の絵を撮影した写真だが、顔の上側と下側が2枚の写真に分かれていて、合体させると巨大な顔が現れる。なかなかの衝撃だった。
「THE 心霊写真 放送禁止」 ★★★
あらすじDMM.comのサイトより（青字）
古い写真を見返すと、そこには信じられない恐怖が待ち受けていた…。
何が放送禁止なのかよくわからないが、まあとにかく量はたくさんある。どこが顔なんだろうかと、心霊写真として恐怖を煽るのにはやや苦しいものもあるのだが割と楽しめる。
ナレーションは真面目な感じ。BGMは不気味なムードでかなりよい。
顔が現れているものが多いので若干だれてくるのが残念だが、現れた顔自体が異様なものはやはり怖い。
一つの写真に同一の霊が複数写っていたり、霊体ではなく霊体が出す波動（？）が写っていたりなど、変わったものはある。初日の出を撮影した写真に写りこんだ自然霊というのもある。自然霊というのは聞きなれないが…
特集は「お祭り」の心霊写真。面白いが他のに比べてインパクトがあるというほどでもない。
怖いのを2つ。登山中の女性の、顔だけが異常に青いもの。霊がとりついた瞬間だそうである。迷惑な話だ。もう1つ。学校の前に立つ小学生を撮影した写真だが、背景の滑り台に吊られている生徒らしきものが写っている。かなりはっきり写っている上に、同じ写真に写っている教師らしき女性のみが赤いもやに包まれている。どうもこの教師に霊が恨みを持っているらしいという怖い話。というかジャケットの写真がそれにあたる。
「THE 心霊写真 あなたの知らない世界」 ★★★★
あらすじyahoo！レンタルDVDのサイトより（青字）
世の中に存在する心霊写真の中から背筋が凍る戦慄の恐怖写真をセレクトし、その裏に潜む呪われた真実に迫る心霊ドキュメンタリーが新たに復活。あまりの恐ろしさに封印されていた、身の毛もよだつ最恐写真の数々を満載。恐怖の超常現象が解き放たれる。
40枚以上の心霊写真が紹介されており、量的には文句なし。腹いっぱい堪能できるのではないか。
それぞれの写真は、一目見て不気味なものもあれば、説明があるまでわからなかったりするものまでピンキリだ。ナレーションの人の淡々とした暗めな語り口も好印象。
一本調子にならないよう、海外でとられた写真のコーナー、明治～昭和に取られた白黒心霊写真のコーナーがあったりして工夫が見られる。海外の心霊写真は、不謹慎ではあるが映画のワンシーンのようである。
スケートリンク一面にもやがかかり、上の方では落下する男性らしき姿が映りこんだ写真や、部活の合宿で使った施設のカーテンの隙間から除く、底冷えのするような目の写真が不気味でよい。霊の顔全体が映っているものよりも、目だけ映っている写真の方が恐ろしい場合が多い気がする。
「THE 心霊写真 ほんとにあった怖い話」 ★★★
あらすじDMM.comのサイトより（青字）
新たに復活した人気ドキュメンタリー・ホラー『THE 心霊写真』シリーズ最新作。身の毛もよだつ最恐の心霊写真を多数収録。
同シリーズの良作に比べると少し落ちる感あり。なぜかを考えると、人の顔らしきものが写っているものが多すぎるためではなかろうか。場所は岩や木の影、水面、鏡などあるが、苦悶する顔の連発はさすがに萎える。しかも見間違いではないかと思えるものもある。
ただボリュームは相当数あるので、いくつは印象深いものも見つかるのでは。影がぐちゃぐちゃに歪んでいたり、一人の顔面に何か被さっていたりというのは基本をおさえている。
あと今回のナレーションの方は前回と異なるが、この方も暗めの語り口。毎度いい人選である。
今回の特集のコーナーは、「学校心霊写真」。半分ぐらいはなかなか良かった。
全体で最も訳が分からないのは、大学の同級生たちが地元の山で撮ったという写真。もやで覆われているが、そのもやが人に見えるというもの。人のように、というより明らかに人である。数が尋常でない。15人ほどはっきり写っている。本物であればどう考えてもヤバい。僕の写真であれば寝込む。
「THE 心霊写真 呪怨」 ★★★★
あらすじDMM.comのサイトより（青字）
新たに復活した人気ドキュメンタリー・ホラー『THE 心霊写真』シリーズ最新作。身の毛もよだつ最恐の心霊写真を多数収録。
これもなかなかだ。ナレーターの方は真面目そうな印象で、あまり暗さは感じない。真摯な語り口なので好感が持てる。好感を持ったところでどうするのかという気もするが。
ぼんやり顔らしきものが…というのは少なく、はっきり映っているものが大半。出てくる目も顔も怖い。かなり充実した内容と言っていいのではないか。
序盤から、人形の目が不気味に変化している写真で強烈。
他、男性の顔に重なるように髑髏が映っている写真や、鼻や口が失われた人が群衆の中を歩いている写真が、一見して恐ろしかった。
今回の特集は「古写真」。特集でなくても、これまでに古い写真はけっこう紹介されていた感があるがまあいい。厳選したものの紹介だそうで、なかなか衝撃的なものがそろっている。昔の写真でもはっきり霊が映っているものだなあと感心した。
「実録！心霊写真館」 ★★★★
あらすじDMM.comのサイトより（青字）
会員数2万人を超える大人気サイト「実録！リアル恐怖DX」の中でも絶大な人気を誇る心霊コーナー「心霊写真館」のDVD。一般から投稿された危険な心霊写真の封印が今解き放たれる！
序盤はあまりはっきり写っていないものが多いために肩透かしを食らうが、開始5分の時点でいきなりある写真について「危険な心霊写真であるため霊障を避けたい方は濃度10％の塩水をご用意ください」という警告が出る。
おおっ、準備しなきゃと思う間もなく問題の写真は出るので僕は諦めたけど。
以降は尻上がりに質が良くなり、禍々しい写真が連発される。数も多い。
体の右半分が青く変色した写真や、幼児の鼻からエクトプラズムが出ている写真が印象に残る。
結婚式でキャンドルに火をともすトーチの炎が、手のようになっているのは面白かった。やたらと結婚式関係の写真が多い。
そして今回珍しかったのは、ゴルフのスイングを撮影した写真である。スイングの様子を10枚の連続写真に収めている中で、霊が移動している姿も連続で収められている。こういうのは初めて見た。まだまだ心霊写真もいろいろなバリエーションがあるものだ。
あと今作のナレーターの人は、重々しく読もうと気合いが入りすぎているようだが、陰鬱なムードが出ていてナイス。