ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想 呪いの心霊映像

呪いの心霊映像シリーズ感想

2019/01/02

投稿されてきた! 呪いの心霊映像3      ★★★★

投稿されてきた! 呪いの心霊映像 3

あらすじはDMM.comより(青字)
投稿された心霊映像を厳選収録したホラードキュメンタリー第3弾。インターネット上で話題の降霊術「ひとりかくれんぼ」の儀式を撮影した大学生。しかし、その映像に不可解な現象が起こり…。「ひとりかくれんぼ」ほかを収録。
なかなか良い映像がそろっていて好印象。期待できるシリーズだ。
まず「合戦」が派手目な登場。続く「いとこの思い出」は、8ミリフィルムが焼けて直後に謎の顔が出現するという僕の好きなタイプの映像。
「渚にて」は、どうせ手が出てきて終わりなんだろうと思いきや意外とよい。次の「不用品回収」が前半のヤマ。取り壊し前のビルのロッカーに残されていたビデオを業者が見つけ、中には不可解な映像が残されていたというもの。芝居の稽古中に倒れる人の後、唐突にドアが映されて徐々に開き、何かが出てくるのだった。なんとも嫌な感じに仕上がっている。
「406号室」もよかった。ラブホテルで撮影された映像だが、ちょうど撮影者の男性から死角の位置で不可解な現象が起きていて、女性が驚いて硬直しているのが怖さを感じさせる。男性が意を決して確認したら突然…というものでなかなか怖い。「霊山」は悪くはないけどややパワーダウンか。「ロッカールーム」は監視カメラ映像。少しふざけているのかもしれない。
問題は最後に収録の「ひとりかくれんぼ 赤い部屋」が長すぎること。本編1時間ほどの収録時間に対して、20分以上が本件。ひとりかくれんぼを行った友人の様子がおかしくなり、取材中に部屋をスタッフが見張っていたら事件が起きるという、「呪いのビデオ」で何度か見てきたような展開。
取材で焦らした割に、いざ映像を観ると他のほど面白くないのが残念。

投稿されてきた! 呪いの心霊映像4      ★★

投稿されてきた! 呪いの心霊映像 4
あらすじはDMM.comより(青字)
投稿された心霊映像を厳選収録したホラードキュメンタリー第4弾。失踪した有名トレーダーの講演を記録した「FXセミナー」、芸人の練習ビデオに何かが映り込んだ「ネタ練習」をはじめ、「新聞勧誘」「天井裏の怪」ほかを収録。
前作がかなり気に入ったのに対し、いきなり面白さが落ちたのでどうしようかと思った。「テニスコート」「ネタ練習」は初期の「呪いのビデオ」のかほりがして懐かしさすら覚えたが、面白いかどうかとは関係ない。「ネタ練習」は実際にネタが披露されているがもちろん面白くない。続く「母校」は肝試しものだがいまいち。
「新聞勧誘」は映像よりも勧誘のウザさが印象に残る。監視カメラに映る「駐輪場」はまずまず。「だいたい夜11時ごろのものであるという」とか言うナレーションが入るのだが、監視してる時間がわからなくてもよいのだろうか?
「FXセミナー」はセミナー映像の撮影に現れた不気味な手。映像はよい。後日談は意味不明に悲惨。「ロデオ」は珍しいパターン。突然無音になって不可解なものが現れるのだった。
ラストを飾る「天井裏の怪」。天井から聞こえる物音の原因を探るべくカメラを設置したが、なぜか映像を残してカメラが故障した。スタッフが現場に行ったところ謎の物体を発見。正体が判明してからは都市伝説風の結論が導かれて幕が引かれる。映像は最初気付かなかったがなかなか怖め。

呪いの心霊映像5      ★★★★

投稿されてきた! 呪いの心霊映像 5

シリーズタイトルから「投稿されてきた!」が消え、「呪いの心霊映像」のみが残った。理由はよく知らない。
さて、前作はそこまで気に入るものでもなかったが、今作は再び持ち直した。本家の「呪いのビデオ」に比肩するぐらいの可能性を秘めたシリーズになりつつあると感じる。
まず「岬」。とある岬を訪れたカップルが撮影した映像。車の中で喋っていたところいきなり謎の車が横付けし、その中には謎の人物がという内容だ。撮影者が驚いて車から飛び出すのがポイント高い。
「ダウンロード」、他のシリーズであればトリを飾れる映像だが2番目に持ってきている。ファイル共有ソフトで、たまたまおかしな動画をダウンロードしてしまった投稿者。それを見た翌日に階段から落ちてしまった。映像は廃墟の内部で撮影されたようだが、頻発するノイズに混じり子供の泣き声が聞こえてくる。そして女性の姿らしきものがこちらに向かってくるのだった。ノイズがなかなか精神的に不快で、毎日見ていたら神経に障るだろう。
「演劇」、これは軽めの映像。「マンションの自動ドア」は監視カメラの映像だ。いかにも関係ありそうなエピソードが語られ、そのまんまの物が出現する。次は「鍾乳洞」。今回、不可解なものの原因とか理由がやたらと説明されるのだが、この映像だけは理由不明であって逆に面白い。
後半に入るがここからまた面白い。「火災警報」、カップルが旅行先のホテルに宿泊した際、部屋で何気なくカメラで撮影していたところ、突然火災警報機が鳴り響く。部屋に置いていったビデオカメラは撮影を続けており、見返すと不可解なものが映りこんでいた。火災警報の音はホテル内でカップルしか聞いた者がいなかったが、ビデオには記録されていたのがまた不思議。映像も何が出てくるのか予想がつかず恐る恐る見た。
「台風」。これも軽めの映像かと思いきや、出てきたものの目が怖い。
最後は「話し相手」。これも面白い。駅の高架下に、一人でいるのに誰かと喋っているかのような挙動を見せるホームレスらしき女性を面白半分で撮影した投稿者たち。仲間の一人が「女がやってくる」とメールに残して失踪した。取材班は謎の女を探して聞きこみ、張りこみを行い、ついに女が無人のアパートに入っていくのを目撃。話しかけようと試みるが…いくつも事象が生じていてかなり見ごたえがある内容だった。次作も期待。



呪いの心霊映像6      ★★★

投稿されてきた! 呪いの心霊映像 6
今作もなかなか面白かったのだが前後編で収録のメイン映像が悪い意味で気になる内容。
「動物園」、動物そのものではなく動物の形の遊具に乗って遊ぶ子供の後ろに、不可解なものが出現。最初を飾る1本としてまずまずの内容。
「サンタ狩り」は興味を引くタイトル。学校裏サイトに投稿されていたという、サンタの帽子と仮面をかぶった男性が、数人の男性に暴行されている動画。映像途中に突然不気味なものがでかでかと現れるため、なかなか驚かされた。暴行を行った男性たちは学校の生徒のようで、その後不登校になったようだが、映像に出てきた不気味なものとの関係性がわからず謎含みで面白い。
「懇親会」は場所に因縁があるという割とありがちな感じ。映像自体はまずまず。
「怨みの樹」は中身が濃い1本。中古で購入した一軒家だったが、住んでいるうちに娘の体調が悪くなっていった。映像は娘が元気な時に庭で花火をしていた様子を撮影した映像で、庭の木のところに謎の女性が現れるというもの。家から引っ越したところ娘の体調は良くなったということで、取材班は現地へ行って取材を行う。取材で得た情報のまさしくそのものが映像に登場するのはコテコテな感がある。怖さとしては割とよい。
「阿波踊り」はなぜ採用されたのかわからない内容。悪くはないが、手の一部が消えるという一昔前に流行ったタイプの映像。
「違うものを見ている 前編」が今作のメイン。投稿者と友人、その恋人の3人が廃墟探検に行った際に撮影された映像。廃墟内で不気味なものに遭遇して逃げ出す投稿者たち。投稿映像にもそれがしっかり映っており、同行した友人が探検の3日後に亡くなったという。話のポイントは、投稿者の他に同行した友人もカメラを回して撮影していたということで、友人の死はそっちの映像に関連しそうだというところで後編へ。よい展開。
「タクシー乗り場」、これは監視カメラ映像だ。新鮮味はないが質は低くないので安心して見られる。
「バンガロー」は意表を突く内容。山奥のキャンプ場で撮影された映像で、夜に小屋内で話をしていたところ、窓を叩く音がした。確認していたところ、窓に映る自分の姿に異常が起きていたのだった。メイン映像以外にもこうした良質な映像が収録されているのは好ましいことである。
「違うものを見ている 後編」、亡くなった友人の恋人に取材を行う。友人が撮影した映像を探してもらうよう依頼し、取材班は廃墟へ赴くのだった。現地付近で廃墟にまつわる不気味な噂を聞いたものの、しばらくしてもう一人亡くなる人物が出てくる。取材班は友人が撮影した映像を入手するが、見た人が危険に遭う可能性を危惧する。最後にその警告とともに問題の映像が流されて幕を閉じる。
舞台となった廃墟だが「Not Found7 ネットから削除された禁断動画」に収録の「怪奇!カメラに記録されたおぞましい過去」の舞台となった廃墟と同じ場所ではないか、という疑惑が出ている。疑惑というかもう同じ場所である。比較のために下に画像を載せるが、左が「Not Found7」で、右が今回の「呪いの心霊映像6」。

廃墟比較

僕は2chの下記書き込みを見てから今作を見たので、先んじて発見した人を称えつつ今回は終わり。

184 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/01/23(水) 02:35:59.52 ID:KzfzooH/O
>>172
その9の違うものを~の廃墟って、ネットから~の最新作に出てくる廃墟と同じじゃね?
自分で自分の首閉めてる女のアホ動画のあれ。

便所がそっくりなんだが。

呪いの心霊映像7      ★★★★

呪いの心霊映像 7
監督が「呪いのビデオ」演出補としておなじみの菊池さんである。結構いい内容で、そういわれるとどことなく「呪いのビデオ」っぽい雰囲気がある。また、前までそれほど取材の様子は収録されていなかったのに対し、今作では次々と入る。
今作はナレーションで「〇〇の可能性があるのかもしれない」とよく言うのだが、「可能性がある」と「かもしれない」は重複しているので片方は不要な気がする。
「同窓会」、どこかのホテルで行ってるようで、おばさんたちが集まって壇上で歌を歌っている脇に、開催前に亡くなった同級生に似た女性の姿が登場。まあいい。
「オーディション」はなかなか凝った内容。自主製作映画のオーディションに来た女性が、その最中に突然奇行に走り、さらに謎の女らしき影が映りこんでいた。取材班はオーディションを受けに来た女性について調査を始めるが、はっきりせず今後も調査を継続するらしい。
「骨董市」は全然気づかなかった。並ぶ品物の中に異常があるのかと思ったら、脇の木の陰とは。
「闇の住民」、これは驚く内容。投稿者たちがドライブ帰りに立ち寄った廃墟で撮影された映像であるという。どんな状況だ。廃墟内はどうも誰か住んでいるようで、中をうろうろ歩き回っていると開いていたはずのドアがいつしか閉められていて恐怖を煽る。別のところを通ろうとして振り返るとそこには恐ろしいものが映っていた。
「地下道」は監視カメラ映像だが、かなりあっさりしている。場所にまつわるいわくがなんか嘘くさい。
「サファリパーク」は恥ずかしいことに怖かった。呪怨みたいな顔した女の子が出現するのである。内容はライオンが闊歩するフィールドをバスで一回りするというサファリパークで撮影された映像。
「ラジコン」は意表を突いた内容。先んじて投稿者のインタビューで内容が説明され、その通りの映像が展開される。カメラを搭載したラジコンを公園で走らせていたら、突然場面が墓場に切り替わったのだという。マジだと考えればかなり面白いが、別撮りの映像をつなげればできないことはない…?
「ホームレス」、これで最後。いわゆるダンボールハウスに住むホームレスを撮影していた映像で、ホームレスが少しハウスから離れたタイミングで、ハウス内を撮影しようと近づいたところ、映像に一瞬おかしなものが映る。それ自体はなかなか恐ろしい。ただ該当のホームレスの正体を探る過程がやや長い。

呪いの心霊映像8      ★★★★

呪いの心霊映像 8
結構このシリーズは好きなのだが、近所の店では「呪いのビデオ」や「封印映像」と比べて新作料金から通常料金に変わるまでがかなり短いので借りやすい。もっと評価されてもいいシリーズだと個人的には思っている。
「植物園」は無難な内容。旅行先で見た木に人の顔がいくつも浮き出ている。
「徘徊」、いきなり取材。インターネットで見かけた廃集落に行き、その中の廃屋でビデオテープを発見したという投稿者。テープには男が森の中を徘徊する様子が撮影されており、謎の女性の姿が映っていたという。取材班は現地の廃集落まで行き、周辺で聞き込みを行ってルーツを探る。結果いろいろとそれっぽい話が聞けて、映像紹介。確かに不気味な女が登場しておりなかなか怖い。
「海水浴」はあまり目新しい現象ではないが楽しめることは楽しめる。続く「闇の中」は取材からで結構期待させてくれるのだが、期待ほどではなかった。ドライブ中に車の調子が悪くなり、社外に出た男性の後ろに謎の人影が現れたというもの。
「電話ボックス」は監視カメラ映像。深夜に何者かが現れた。「タイ旅行」はなかなか悪くない。投稿者の恋人が友人とタイ旅行に行ったが、帰国後に人が変わったように暗くなってしまった。旅行中の映像を見返すと、ホテルの一室の鏡に、恋人に迫る人影が生じておりこれが原因ではないかと考える。結局解決してない。
「投稿ムービー」はオーディションに応募するために女の子が撮影した映像。背後に女性らしきものが映りこんだ。悪くない。
「肖像画」これでラストで20分近くある。大学の友人の引っ越し祝い兼誕生日パーティーの際に撮影された映像。部屋にあった肖像画の顔が不気味に変化し、さらにケーキの蝋燭を消した直後に背後に女性らしき姿が現れ、パーティーはお開きとなった。盛りだくさんで好ましい内容。出てくる女性の顔が怖い。

投稿されてきた! 呪いの心霊映像 最恐コレクション      ★★★

投稿されてきた! 呪いの心霊映像 最恐コレクション
シリーズ4作目までで反響の大きかった作品や、その後日談などを紹介する総集編。僕はシリーズ1,2を今後見られそうにないのでここで見られたのはラッキーだったか。3,4は過去に見た作品がそのまま収録され、演出補が語る後日談が追加されるだけ。過去作全て見てる人はあまり得るものはないかも。
「ロッカールーム」は3巻から。「死への誘い」、これは1巻からの収録で、海岸を撮影した映像。霊がカメラに向かってくる系統で驚かされる。後味の悪い後日談が付け足された。
「406号室」も3巻から。これは前見たときも怖かったので一見の価値ありか。次も3巻から。「ひとりかくれんぼ 赤い部屋」。スタッフも気付かなかった不可解な現象が映りこんでいるらしい。画面内のテレビに映っているようだがよくわからない。そもそも元々の内容が長くて…ここでも取材を含め20分以上を費やしている。
「不動産物件」は2巻からのもの。物件を見に行ったら何か映っていたという、まあよくある題材。続く「ジュンちゃんの部屋」は1巻に収録されていたそうだが、なかなか設定が凝っていて複雑。映像も廃墟探検の中に別の映像が干渉してくるという内容で怖い力作。
2巻から「トンネル」、これも気味が悪い映像。他シリーズの焼き直し感はあるのだが、見せ方が執拗になっていてえげつない。最後は4巻に収録の「天井裏の怪」。これも取材含めて再収録されていて長い。また嫌な感じの後日談であった。



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