その他のシリーズ ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想

「ほん呪」以外の心霊投稿ビデオ作品はこちら

2020/05/11

ダークウェブ 検索できない恐怖の闇動画     ★★★

ダークウェブ 検索できない恐怖の闇動画
オカルト研究家の山口敏太郎さんがナビゲーターを務めるホラードキュメンタリー。シリーズ化するかどうかは知らない。
インターネット上の検索できない闇のサイトに投稿されていた動画が紹介されるという内容。山口さんの語り口はなかなか聞きやすくて楽しい。ただ動画の内容はいまいち。
もしシリーズ化した場合、ネットから削除された映像として「Not Found」シリーズがすでに出ているので、それとの差別化ができるかが今後の鍵になるように思う。

「幽霊の瓶詰め」
ダークウェブにはいろいろなものが出品されているとのことで、今回の題材である幽霊の瓶詰めもその一つ。もえやんという女性YouTuberがそれを購入して開ける様子が収録されている。ダークウェブで購入したそうだがその説明がほぼなくさっさと開けて、何も起こらないと言ってこの回が終わる。あほか。どういう幽霊の瓶詰めをいくらで買ったとかは普通語るだろうに。
瓶詰めを開けて以降は彼女の部屋で怪異が起こるというありがちな展開。夜中に隣から壁を叩かれたので不動産会社に苦情を入れますと言って電話をする様子が収録されているが、すぐに先の展開が読めてしまうのもマイナス。展開は意表を突こうとしているのだがあまり実っていない。

「拳銃売ります」
復讐のためにダークウェブで銃を買った男の話。心霊ではなく人間社会の闇の描写だ。自分をいじめていた集団を1人ずつ撃って殺害していく様子が流れるがなかなか長い。本気にして見ている人もいないだろうに。一応映像の最後で怖くしようとしているのはいいと思う。

「インターネット番組」
女性声優の卵3人がインターネット番組の収録をしている途中に異変が起きるという内容。全体通してひどい。特に控え室を映したあたりのクソ演技は受け入れがたい。

「闇の仕事」
これは映像紹介ではなく、山口さんの語る怪談話。ダークウェブで「人のためになる仕事」を見つけた知り合いが、どんな仕事だろうと興味を持ち、実際にやってみた内容。行き先は樹海で、人捜しが始まった。これはなかなか面白い内容。

「飛行禁止区域」
沖縄らしきところでドローンを飛ばして撮影していた男性達が、UFOにつきまとわれるという内容。景色はかなり綺麗なので、旅行に行きたくなった。ドローンが撃墜され、男性達もUFOに吸い込まれるようにいなくなってしまったという。ちょっとバカっぽいが楽しい内容だった。

ほんとにあった!新・呪われたビデオ     ★★

ほんとにあった!新・呪われたビデオ
どういうことかと思うようなこのタイトル。「ほん呪」歴代スタッフが集結して作られたという触れ込みで割と話題になったはずの今作だが、なぜか続編は2017年末でまだ出ていない。数多ある恐怖映像集との違いは特に感じられず、これぞという強みがないからか。なんで集結したんだろう?内容は2016年にある映像制作会社が倒産し、そこの社長が隠していた映像が今回公開されるという話。

「みんなの進級式」
90年代後半に撮影されたらしい映像。幼稚園の進級式の模様で、園児たちの間に異様なものが出現する。小さく出てくるので目立つわけではないがややグロテスク。顔面が変形しているとかいうのに、その日休んでいた園児に酷似しているとはこれいかに。

「窓の外」
ある一家の長女が、家の窓の外に何かいると言ってくるために、母親がベランダから外を撮影した際の映像。割とよくあるタイプ。

「選ばれしモノ」
自宅近くの公衆電話から呼び出し音が鳴るため、それに出ようとするMさんという男性の姿が記録された映像集。長々と続く。自撮りしながら、いつ鳴ったのかや今後の作戦について語るMさん。よく頑張っているが呼び出し中に電話に出る事ができない。この時点ではあまり面白くない。続く。

「深夜の鐘音」
廃校となった小学校から、夜中にチャイムが鳴るという怪現象に遭遇した撮影者。手持ちのスマホで記録したという。チャイム以外に窓に映る人影も一緒に撮影したというのがポイント。しかし電気も点いてるし、誰かいたんじゃないだろうか?

「観覧車の男」
夏休みに家族で遊園地を訪れた際の映像。観覧車に乗っている子ども達を親が遠くから撮影している。顔が出てくるのだがわかったようなわからんような映像でいまいち。叔父の顔と酷似しているらしい。酷似っての好きだねこのDVD。

「黄昏流星動画」
弘兼憲史の某作品を意識したと思われるタイトル。初老の男女が逢引きの映像を自分たちで撮影している。あまり見ていて楽しくない。この映像では女性の顔を全く伏せていないのも変だ。出てきたものだけは割といい。
実は結構すごい後日談があり、というのは資料によると投稿者はこれが映った原因がレンズにあることを突き止め、現象の再現に成功したらしいのである。しかし再現したという映像は見つかってないので結局ダメ。

「予兆」
ナレーションが何を言ってるのかよくわからない。テレビの特別番組用に撮影されていた素材のようだがお蔵入りになったらしい。飛び込み自殺の前に何か見えるという男性にインタビューしている映像から始まり、次に実際に駅にいる女性の背後に何か映るという内容。ちょっと面白かった。

「墜落」
ネット公開用にドローンで空撮したダムの映像。ドローンが木に引っかかってしまうのだが、その状態の映像をそのままネットで公開し続けるというのがもう嘘くさくて困る。撮影者が入れているらしいテロップもわざとらしいのでマイナスだ。ただ映像はそこそこ意外性があっていいかも。

「選ばれしモノ」
先ほどの続き。Mさんがいろいろ調べてのめり込んでいく様子が残っている。ナレーションも「孤独に包まれた男の姿」って、余計なお世話だ。これで終わるのかと思ったらまた続く。こんな三分割する必要あるのか?

「母校訪問」
大学OBの投稿者が、所属していたサークル棟へ行った際に撮影された映像。太陽光の中に何か見えるらしいがよくわからない。「あまりにはっきりとした恐ろしげな人の顔」だそうだがやはりよくわからない。謎の声も入っているとのことだが気のせいだと思う。サークル棟で昔焼身自殺があったらしく、しまいに「投稿者自宅罹災(火災消失)により公開中止」というテロップも出るがこれも意味不明。関連させたいんだろうか?

「廃墟デート」
廃墟となった結婚式場を探索しにやってきたカップル。突然人影を見つけて男が驚く。実際の人間にしか思えないけど霊らしいよ。「明らかにそこにいるはずのない何かだろうか」というナレーション。「明らかに」「だろうか」を同じ一文に入れるのは珍しい。まあ「明らかに」は「そこにいるはずのない」にかかってるんだろうけれど。

「選ばれしモノ」
これで完結か。電話がかかってくる規則性を見抜いた有能なMさん。ついに電話に出ることができたのだった。よかったね。電話で威勢良く喋っていたが、相手側の反応がないので徐々に小声になっていくのがかわいそう。Mさんの最期はともかく、映像に怖いものが出てこないというのは残念に思う。

あなたの知らない呪いのビデオ     ★

あなたの知らない呪いのビデオ

久々に凄いのをつかまされたという気分。
タイトルからして、メジャー作品と間違えてレンタルしてくれることを願ってそうな思惑が感じられ、低予算なのかと心配される。
さて本編、いきなり「本プログラムのディレクターが亡くなりました」というナレーションで幕を開ける。死因は老衰で、遺体の傍らには引きちぎられたビデオテープがあったという。このビデオテープの映像に何かあるのではないかということで、取材班が検証に入るのだった。制作デスクの川上さんという方が出てくる。というかこの人しか出てこない。
「S湖にて」、バス釣りに有名な湖で記録された映像。ナレーションがいちいち「衝撃的な映像です」とかごちゃごちゃと言ってくるのは他作品よりくどい。その割に出てきたものは期待外れ。リプレイも長い。
「赤ちゃんの成長記録」、夫婦が息子の成長記録を撮影した映像。これも普通すぎてあまり言うことがない。
「追跡検証取材 天井の生霊」、いきなりの再現ビデオ。ある晩、金縛りにあっている男性が目を開けると、天井を逆さに歩き回る生霊の姿があったらしい。なぜ生霊とわかる?取材班は男性の部屋にカメラを設置。なんと「次回衝撃の映像が!」で終わる。
「ダンス映像セルフ撮影」、公園でダンスの様子を撮影した女性の映像。複数おかしなものが映っているように見えるが、リプレイで触れられるのは1か所のみ。内容はそれほど悪くはないが…
ここまでで本編終わり。なんと20分もない。この時点で映像募集を始めてしまうのだった。
以降は「特別収録映像」。冒頭で紹介されたディレクターの傍らにあったものだ。定点カメラでどこかの池らしきところを撮影した映像。こちらがなんと20分以上ある。どういう配分なんだ。こんなの20分以上もじっと見続けていられるものか。取材班はおかしなものを見つけられなかったとのことだが、一応ちょっと変なものが映ったりはしている。次作があったらその辺に触れるかもしれないと思うのだが、さすがに今作見てから次作を見ようって人がどれだけいるか…?
余談だがナレーションのところどころに、変わった日本語が入るのでどうも気になる。ちょっと表現を変えてほしい。でも僕自身もどっかの記事でこういう風に書いてそうな気もするな。
「不思議で恐ろしい映像が映り込んだ映像の再収集に奔走しました」
「問題のビデオテープに収録されていた映像を収録いたしました」

隣霊映像 封印された投稿動画集1     ★★★

隣霊映像 封印された投稿動画集
このシリーズはすでに数作出ており、今作はナンバリング表記がないみたいだが1とする。
住倉カオス氏と小池壮彦氏がそれぞれ登場して最後の方で組むという、僕は「見・テ・ハ・イ・ケ・ナ・イ 投稿動画 呪殺霊」で見て以来の、割と新鮮味のないタッグが今作でも見られる。
メインの動画はそこそこ程度であるが、それ以外の動画は結構面白い。
「しがみつく死霊」、釣りの様子を撮影した映像。霊らしきものははっきり出てきているが何とも…。単に怖い映像を作っただけに見える。住倉氏による、投稿者や他の釣り人へのインタビューによって場所の因縁が少し明らかになり、あとから話の中心となる。
「夢の跡」、テーマパーク跡の廃墟を探索する動画。結構デカデカと出ているがぼやけているように見える。これはやや珍しいか。「廃アパート」、この隣霊映像というのはやけに霊が目立った出方をするな。この動画も同じ。
「ジョギングカメラ」、ジョギングしながら撮影された映像。足もとにしがみつくのはやけにおぞましい霊であった。「見える人」、小池氏登場。子供のころから霊が見えるという女性へのインタビューが始まる。インタビューの最中の異常などなんやかんやで話が進む。
「ストーキング」、女性を尾行しながら後姿を撮影していた映像。撮影していた男性がいきなり何者かに襲われる。これも結構目立つ出方をするな。なかなか怖いし良いんじゃないか。「ハイキング」、丘の上で休憩していたところ、背後に霊の姿が。まずまず。
「浮気調査」、恋人の浮気を疑う女性が、撮影しながら家探ししている動画。浮気の証拠が出てこず怨霊が出てきたという。あっさり終わるがびっくりするのが多い。「地下壕」、タイトル通りだが、霊らしきものは不思議な光り方をしている。
「過去からの警告」、調査によって最初の「しがみつく死霊」と、「見える人」がつながった。なんかなあ、僕の見方が荒んできてるのか、作られたお話としか思えなくてあまり真剣に見られない。ちょっとこの2人関係の他作を見すぎたのかもしれない。一応最後に取材の過程で撮った映像にも何か映ってたのを紹介して終わり(これもやらなきゃいいのに…)。

見・テ・ハ・イ・ケ・ナ・イ 投稿動画 呪殺霊    ★★★★

見・テ・ハ・イ・ケ・ナ・イ 投稿動画 呪殺霊
何のシリーズなのかわからない。ただ途中におなじみの人物が登場して少し嬉しさを感じた。実はそのおかげで結構好きな1本になった。
「車中の地縛霊」、山中を車で走っているカップルの動画。なかなか驚かされるので出だしとしてはよい。「死者からのメッセージ」、劇団の稽古中に亡くなった女性らしき霊が登場した映像。これは霊というより実際にいたのではないか?
「遺跡に光る眼」、京都の夜景スポットを若手芸人がルポする。確かに何かいる。若手芸人ぐらい顔をモザイク入れずに映してやればいいのに。「電子の森の霊」、心霊ネカフェで撮影された映像。全体的に画面が暗いがよく本を読めるものだ。映ったものは悪くない。
ここでSpecial Commentaryが挿入。解説が小池壮彦氏、聞き手が住倉カオス氏の豪華(?)タッグだ!彼らがメインの投稿映像DVDについてはわりかし取材があまり面白くないとか書いてきてたがこうしてコメントのみという形式だと面白いね。心霊こぼれ話のような趣で好印象。
映像に戻って「殺人現場の怪」、殺人現場に行ったら被害者らしき霊が襲ってきたという内容。まあ驚く。「無限自殺」、友人あてのビデオメッセージをビルの階段踊り場で撮影していたが、背後で人が落ちていった。もうひとひねりあるのだがそれは今一つ。
「ネット中継に映った顔」、ネットで自分の番組を配信している最中に何者かが映りこんだ。謎含みで面白いのだが後日談が寒い。ここでコメンタリーその2。
「下水道の奇し(あやし)」、業者が現場の下見をしているところ、覗き込む顔が映った。これはけっこういいんじゃないか。「妬む怨霊」、「歌ってみた」とか「踊ってみた」の動画を撮影すべくカラオケボックスで熱唱している映像。なんとその模様が3分近くも流されるというふざけた構成。「溺死者の連鎖」、これで最後の動画だが少しわかりにくい。あとはコメンタリーその3。



見てはいけない怨念動画    ★★

見てはいけない怨念動画
もはやいくつあるのかわからないような「呪いのビデオ」の亜流の一つ。映像は本物っぽくない。むしろメインは取材の模様。全ての動画に取材が入り、衝撃的なことがわかったという感じで展開する。インタビューを受けているのがどいつもこいつもわざとらしい喋り方なのは困るが、話の筋道を考えてるのはまあ評価されると思う。それほど面白くはないけど。

「保育園の女」
タイトル通りの映像だが、すぐさま投稿者の主婦に取材が入る。高木まりや(仮名)という方だが、どうもこの映像を撮影してから誰かに見られているような気がするという。取材が終わって帰る所もなぜか撮影されており、そこでやはり事件が起きる。どうもこの主婦は犯罪歴があるようで、逮捕されたニュース画面がモザイク付きで挿入されるが、そこでの名前が「高木まりや」なのがどうにもこうにも。仮名じゃないのか。

「禁断のキャンプ場」
キャンプ場で夜に撮影された映像で。謎の女が出現。投稿者とともに現地まで取材に行くのだが、突然現地で投稿者が消える。スタッフの演技がひどい。

「サバイバル・ゲーム」
ゲームの様子ではなく、現地へ向かう映像や、帰る所を撮影した映像におかしな現象が起きているという。なかなか合成くさい動画が紹介されて投稿者へインタビュー。参加メンバーが悲惨なことになったという。はいはい。

「<死>を見た」
たまたまビルから女性が飛び降り自殺した様子を撮影してしまった投稿者。どうも付近の関係者によると、何かの筋の女性だったらしく自殺は隠蔽されたようだが、投稿者の様子がおかしくなっていろいろとある。わざとらしい伏線が張られる。

「ストーカー女の呪い」
結婚式の模様を撮影した動画だが、謎の女の顔が現れた。投稿者は何回インタビューを受けてるんだろうか。服装がコロコロ変わる。女の家まで取材しに行く過程はちょっと面白い。終わり方が、なんか小学生向けの怪談本とかのレベルなんだよな。そういう本書いた方がいいんじゃないの。

「もう一人いる…」
カラオケ店で撮影された動画。「怖い話」系の動画を5分ぐらいにまとめたような内容。映像がまさにそんな感じ。一応オチをつけようとしているのは偉いが。

「消えた父と息子」
父が働いていた工場内で撮影されたという動画。若干ハートフルでよかった。これだけなんか気色が違うな。

「霊感教師」
おかしな教師の話。投稿者である教師にインタビューをしているが、どうもその教師自身が怪現象を招いている節があるという。はい。

放送できない投稿動画 "黒呪霊"    ★★★★

放送できない投稿動画‘黒呪霊’
ミリオン出版に送られてきた投稿映像の中から厳選したものを紹介、ということでシリーズになるのか単発なのかはよくわからない。このように一作目を見る場合はどれだけ期待してみればいいのか掴みかねるのだが、今作は結構よい内容だった。合間の取材はないがその分投稿映像のボリュームがある。次作が出たらそれも見るだろう。

「焼身遺体の地縛霊」
河川敷で撮影しながら花火をする学生たちだったが、トイレに行くところも映し続けている。ドアの立てつけが悪いのかなかなか開かない。一気に開けたらそこに誰もいなかったように見えたのだが、中を確認すると実はいたのだった。学生たちが驚いて逃げ回る。なかなか良い滑り出し。

「飢え渇いた母子の霊」
パチンコ店に長期放置される車を、一つずつ警備会社が確認していく様子を撮影した映像。車の中におかしなものが出てきて、驚いて後ろを向いたらさらに、という内容。これも良い。撮影側が驚くパターンが今作は非常に多い。

「幼なき無念の顔(原文ママ)」
子供のころの影絵の発表の様子を撮影した映像が出てきたという。影絵自体は割と頑張っているように思えるが、突然画面が乱れて何者かが出現する。かなり不気味で今のところハズレなし。

「濡れた怨霊」
夜釣りに行った仲間たちがその様子を撮影した映像で、撮影者が離れた場所で釣っている一人を呼びに行く途中で、おかしなものに遭遇してしまったのだった。これはかなり驚いた。なぜか何回見ても驚く。

「絶命の手のひら」
これはよくわからない。廃病院内部を探検する映像で、雰囲気は良いので期待した割に、出てきたものはややわかりにくい。

「行き場のない自殺者の魂」
ある未解決事件を追った取材のドキュメンタリー映像とする予定だったもので、団地を歩き回る様子が撮影されている。どこに出てくるんだろうと注意しながら見ていたが、わからないまま映像が終わってしまった。スローリプレイでようやくわかり、それ自体は不気味だった。

「暗闇に光る目」
東北にある不思議な洞窟内を撮影した映像。ろうそくの明かりを頼りに歩き回っているものの、仏像がそこかしこにあって恐怖感は薄い。唐突に人らしきものが登場するがこれは少し弱い。

「呪われたビル」
徐々にだれてきていたがここで少し怖さが戻ってきたか。酔っぱらってビル内でどこかに行ってしまった友人を探す撮影者だったが、いつの間にか女性がこちらを覗き込んでおり、目線を外して戻すとすぐ横にいた。驚いた。

「青い武士の呪い」
ちょっと何言ってるのかわからない内容。青い塊のようなものがちょこちょこ出現して、ナレーションによると武士のようだと言うのだが知らん。

「切り刻まれた井戸の霊」
殺人事件があって遺体が棄てられていたらしい井戸を見に行った投稿者たち。井戸自体には蓋がしてあったが、わざわざどかして中を撮影する。すると当然のごとく何かが出現した。結構よい。

「一家心中の廃屋」
ラスト。なぜか他の映像と違う紹介のされ方なので、どこか別のシリーズから引っ張ってきたのだろうか?
廃墟マニアのカップルが山奥の廃屋を撮影しに行った映像。不気味な気配を感じながら撮影していたところ、廃屋の窓が突然割られる。車まで逃げたカップルだったがどうもただでは逃がしてくれないようで、既に車まで何かが来ていたのだった。これも驚かされるよい内容で満足。

ほんとにあった!呪いの動画     ★★

ほんとにあった!呪いの動画
「呪いのビデオ」スタッフが集まって制作する運びとなった1本らしい。単発ものかと思いきや、2も出ているようなので今後もありそうだ。はっきり言って話の筋がさっぱりわからない。
冒頭からインタビュー。出てくる人たちはモザイクが薄い。今作はいわくつきの映像にまつわる調査と取材がメインで、「呪いのビデオ」シリーズほど投稿作品を紹介しているわけではない。少しはあるが。紹介される動画は、取材の過程で取材班が入手したものが多い。
話の流れが頭に入ってこないのだが、軽く触れる。投稿者によると、撮った覚えのない映像があり、それを見た人が失踪したり自殺したりしたらしい。15分ぐらい経ってようやくその映像。髪の長い女性が現れる。まずまずか。
その映像を見たことで、常に体が痙攣してしまうようになった女性宅へ。なぜか痙攣している様子を撮影した映像が長々と流される。複雑な気持ち。
半分を過ぎた頃、メインの動画とは全然関係ないが、他にも髪の長い女性が映りこんだ動画が投稿されてきていたとかいうことで、紹介される。何がやりたいのかわからない。
そして、冒頭で言ってた映像を見て失踪していた人物とコンタクトを取ることができ、喫茶店かどこかでインタビューが行われる。あっさりとコンタクト取ってんじゃねえよという気持ち。
この場面は周りの音がうるさすぎて非常に聞きにくい。制作側は何も思わないのだろうか?その後よくわからないうちにまた他の映像があるとかで紹介される。このあたりでもう興味を失ってしまった。最後にちょこちょこ映像が流れて終わり。これは、1回見ただけで完全に流れを把握できるものだろうか?繰り返し見る気にならないのだが…

ほんとにあった!呪いの動画2     ★★

ほんとにあった!呪いの動画 2
収録時間が40分ちょいということで、ある意味引き伸ばしのない濃い内容と考えることもできるがやはりそれほどでもない。
1年近く続編が出ていないので今後はあるのか疑問。
「卒業式の怪」、足が出てくる。今作は足が出てくる動画が多い。「沖縄の海の怪」、少しおっと思う内容ではあるが新鮮味はさほどない。
「宴会での来客」、多少期待して見始めたものの、窓の外に何か来るというだけでしかもよくわからないという内容。「幼稚園の訪問者」、空中を動く足。
「イベント会場の呪い」、前作のその他枠で紹介された映像の続き。メイン映像の続編じゃないのが少し意味不明。
「林間学校の怪」、キャンプファイヤーの中に何かが出現したようだが、説明不足でわからない。「お花畑の怪」、面白いタイトル。内容は変な影が出てくるだけ。
「ダンス会場の訪問者」、徐々に紹介するのが辛くなってきた。全体の時間は短いのに個々の映像は長い気がする。練習風景に何かの姿が出てきて消える。「公園の呪い」、思わせぶりなエピソードの後にまさしくそれっぽい影が出現する。
「体育館の訪問者」、タイトルに訪問者多いね。また足が出てくる。「温泉宿の怪」、これは髪の毛が出てくる。出てき方が何か変な感じ。終わり。

実録!呪いの動画     ★★

実録!呪いの動画
あらすじdmmより引用(青字)
会員数2万人を超える大人気サイト「実録!リアル恐怖DX」の中でも絶大な人気を誇る心霊コーナーのDVD化。
「実録!云々」の心霊関係ではこの他に心霊写真と心霊スポットものが出ており、今回取り上げるのは投稿映像ものだ。
まず、1本1本の投稿映像が長すぎる。タイトルが出てから、その映像が3分以上も流されるのが珍しくない。霊や不可解なものとは全く関係ない箇所を長々と映している。そんなのを毎回見せられ、徐々にイライラしてくる。大きなマイナスだ。間違い探しをしているわけではないのだから。
インタビューや取材がなく、内容は投稿映像のみで一貫しているが、それだけだと60分を埋められなかったので関係ない箇所も伸ばして伸ばして収録しているのではと勘繰りたくなる。
「様子をうかがう霊」が顕著で、映像が始まって30秒ほどで霊らしきものは出てくる。ところがその後3分ほど、霊とは全く関係ない部分が長々と流されてようやくリプレイである。次作があるならこの点はぜひとも改善してもらいたいところ。
さて肝心の映像の怖さだが、これもオーソドックスなものが多く、あまり目新しさは感じない。首から上がなくなっていたとか、ある人の足の一部が消えて、その人は後から足に怪我を負ったとか。あと、やけに子供関係の映像が多い。
唯一面白かったのは、「幼女に取り憑く霊」。これはボーリング中の子供の顔が、一瞬老婆のように変わるというもので、結構ぞっとする。

「呪いのDVD 怨」     ★

呪いのDVD 怨
あらすじamazonより引用(青字)
内容(「Oricon」データベースより)
「呪い」の世界に触れてしまったため、究極の恐怖を覚えた人々の実体験を映像に収めた実録恐怖ドキュメンタリー!
ああ、地雷だった。ひどい。ナレーションは下手くそだし、内容も投稿ビデオは4分の1ぐらい?わずか4つでどれも駄目。他の話はどこかの本に書いてあるような怪談を、適当な写真をバックに読んでるだけ。肝心の投稿ビデオも全然怖くない。薄い内容のくせに投稿者にインタビューして時間を稼いでいる。どうでもいいんだよそんなの。ビデオ自体も関係ない場面まで長々と映し過ぎ。
「影のない男」って話で写真が紹介されたけど、写真に写った男性に影がなかったっていうだけ。それで投稿者にインタビューしたら当人が音信不通だと、こんな2行で終わる薄い内容。このレベルのばかり。
冒頭のテロップの誤字とかも気になるしなあ…
「これは一体なんなんだろうか」って画面に出るが、話し言葉をまんまテロップにするなよ…「何なのだろうか」が普通だろ。細かいことだけど。
しかし紹介の、
>出演:心霊
って…なめてるのか、ちょっと面白いじゃないか。

「本当に存在する 投稿!恐怖心霊動画2」     ★★

本当に存在する投稿!恐怖心霊動画2
DMMより内容紹介(青字)。

ダイアプレス編集部に投稿された中から、なかなかお目に掛かれないクッキリ捉えられた心霊動画を多数収録した心霊ドキュメンタリー・ホラー第2弾。

もともとはムック本に付属のDVDらしいがなぜかレンタルして観た。前半が「投稿動画」後半が「潜入取り下ろし動画」となっている。
前半は「ほん呪」と同じ系の投稿映像。全体的にどうも怖くないが、「歪む男の顔」は本家で採用されてもおかしくないような、結構面白い映像。
他に「盗撮」というタイトルがあるが、まんま女性のスカートの中を盗撮してるという、問題のある映像だ。ナレーションで投稿者に対して、「若い女性をつけ狙う、この男は、いったい何が目的なのであろうか」とか言ってるけど、目的は盗撮でしょうがよ。何言ってるんだ…
後半はドキュメントというかテレビのバラエティー番組のようなノリだ。求めていない展開なので飛ばし飛ばしで観たわけだが、本当に頭が痛い。観る方はそういうものだと覚悟して観てほしい。
「八王子城址で鎮魂ダンス」とかいうコーナーではマジでダンスしてる様子が長々と流される。キテるね。
あとはアキバ系アイドルが恐怖の廃校に潜入するとかね…
「『呪怨』三宅監督インタビュー」が30分もあったのは笑える。



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