ほんとにあった!呪いのビデオ ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想

ほんとにあった!呪いのビデオ感想群(21~30)

2018/12/30

ほんとにあった!呪いのビデオ 21     ★★★★

なんと言っても「余命」。今まで観てきた中で一番怖さを感じて背筋が寒くなったのがこれだ。たまに仕事中とかに思い出したりするもんな。入院して衰弱していく友人を撮影した映像の中に、不可解なものがぬっと、姿を現すのだった。あああ。
他はわかりやすいのが多かった。(声ネタの「消費者金融」だけはさっぱりわからなかったが)
「誘拐」はそれなりに怖いんだけど、制作側が掘り下げすぎたのか、ただただ不快な印象が残るものになってしまっている。インタビューするのはいいけど、相手を怒らせてしまいましたというのは映像の怖さに直結しない。


ほんとにあった!呪いのビデオ 22     ★★

どこに不可解なものが映ってるのかがわかりにくい映像が多い。初見で分かったのは「シリーズ監視カメラ」と、「不倫」だけだった。「不倫」など結構インタビューに時間とってて、映像もそれなりにおおっと思うようなものなので、本作でお勧めできそうなのはこれぐらいかな。不倫相手の娘から来たメールについて、どっかで聞いたような小話が聞ける。
今回はビデオの題材がかなり凝っている。殺人事件の現場までわざわざ行って実況しながらビデオをとる「通り魔」や、キャッチセールスの被害にあったので、証拠を押さえようと隠しカメラを備えて再びキャッチセールスの現場へと赴いた「キャッチセールス」など、なかなか興味を引きそうなものだが、肝心の映像のパンチ力がない。
メインは前後編に分かれた「監禁」だが、発端の映像が大したことない上、その後の取材も意味があったのかどうかという程度。驚きの結末でもあれば違ったんだろうけど。

ほんとにあった!呪いのビデオ 23     ★★★

「廃神社」が怖い。これがメインコンテンツらしく、前後編、スタッフの遭難、長いインタビューなど盛りだくさんだ。淀みなくインタビューに答える夫婦の夫の方がちょっと芝居がかってたのが面白かったが、映像内容はゾッとした。
あとは「鉄棒」「花火族」あたりが怖さ的にまずまずか。「花火族」「カラオケボックス」あたりの馬鹿騒ぎする集団には蹴り入れたくなるな。この巻は全体的にインタビューや取材に割く時間が長い印象を受けた。
全く余談だが、レンタルしたDVDに傷でもあったのか、突然読み込めなくなって、何度も映像が停止してしまった。再度観ようとしても駄目。諦めてチャプタから飛んでリプレイ部分から観たりした。
そういう状態になったのが、「鉄棒」「廃神社」(後半の方)。で、ここはDVDレンタルサイトなんだけど、レビュー書いてる人がいる。その人曰く、先ほどあげた2つは、本物っぽいとのこと。DVDが止まるのと何か関係があるのか…

ほんとにあった!呪いのビデオ 24     ★★★★

序盤はわりかし地味な感じで始まるのだが、「ダビング」で盛り上がりを見せる。どこが盛り上がるかというとスタッフが取材当日に出勤してこないというところだ。内々のもめ事を面白くしてどうするのだ。
キーマンの吉田さんもウザくて面白いのだがその後のシリーズであんなことになるなんて。肝心の映像は不気味でよい。映されたロッカーやドアが開いていって、何かが出てくる系のは面白いね。
後半に入って「洞窟」もなかなかよい。「シリーズ監視カメラ 漫画喫茶」もインパクトがあるものの、幽霊の噂を知るという、投稿者のバイト仲間の妹が出てくるあたりは胡散臭い。
「続・ダビング」の前に挟まれる「ギリシャ留学」。この位置に収録されるのはあまり期待できない映像が多いのだが、これはなかなか怖い。

ほんとにあった!呪いのビデオ 25     ★★

ネット上で最も反響が大きかったのが、今作収録の「不気味な女」ではなかろうか。DVDを観るより先にYoutubeか何かで観ていた記憶がある。赤子の顔、窓際に立つ女性、そして驚いた撮影者が落としていった携帯に録音され続けていた不気味な低い泣き声。1つの映像の中に多くの恐怖が詰まっている。特に泣き声がおぞましかった。やらせの判別云々より、話のタネに観ておいてもいいと思う。
他はやや地味なので、「不気味な女」がなかったらあまりオススメでもない。前後編に分かれた「僕の彼女」は、投稿者側がストーカーで、そちらの方が問題行動。映像は謎の顔が出現するというもので、怖さ的にはまずまず。



ほんとにあった!呪いのビデオ 26      ★★

なんか呪怨っぽいのがちらほらと…「バンコク観光」「オークション」など。インタビューとか取材がとにかく長くて困る。「オークション」はさんざん引っ張った割にどうも作りものっぽいのがなんだかなあ。
「セミナー・キャンプ」、女性の霊の高速移動はなかなか見ごたえがあった。
「合唱」は中学校の合唱コンクール時の映像だ。映像は不気味なんだけど、どうも歌われる「大地讃頌」のリズムが外れまくってて、聴いてて不快になってしまった。しかもリプレイで何回も流されるもんだから…関係ないけど、中学の時の彼女は「大地讃頌」がなぜか嫌いだったなあ。僕は結構この曲好きだったけど。

ほんとにあった!呪いのビデオ 27     ★★★

メインは特集「シリーズ監視カメラ 製作委員会スタッフルーム」。3つに分けられている。話を広げ過ぎると、わけがわからないことになるという悪しき例だ。
ダラダラ書いてみよう。前作26の最後で、スタッフルームが怪異に見舞われたために移転することになったのだが、移転先でも作業していた岩澤氏に異変が起こる。それはおかしな夢を見るというもので、どうもそれはシリーズ24の「ダビング」と関係しているらしいと製作委員会は推測する。
僕はまだ24観てないうちに今作を見てしまったので今一つ話がわからないのだが、とにかくスタッフは「ダビング」で取材した吉田さん(仮名)に再度話を聞こうとするが音信不通。吉田さん(仮名)の知り合いから衝撃的な事実を聞かされ…という展開。
3回に分けられたうちの2回目では岩澤氏が異常行動をしており、そこまでは結構面白いかもと思っていたんだが、結局グダグダになっていく。スタッフもまずいと思ったのか、関連事項の流れを年表にしてまとめてくれるのだが、「その14年後に吉田さんが…」って、14年後ならもう偶然だろと思うよ。
他はまずまず。「ビデオチャット」はなんか飛石連休の岩見さんみたいな人が映ってる。今作では一番怖いかな。「ボーリング」は期待したのにたいしたことない。

ほんとにあった!呪いのビデオ 28     ★★★

「シリーズ 監視カメラ 駐輪場」最初笑ってしまった。三輪車が勝手に動く。ちょっと面白い。
この中では「ITバブル」「面接」が怖かった。後者はAVの面接に来た女性が突然支離滅裂な言動を始め、部屋から出される。そこに残されたビデオカメラは一瞬不気味な女性の顔をとらえたが、その瞬間に何者かによって電源が切られたというもの。映像観てて凄く嫌な雰囲気を感じた。
「霊の通り道」は、さあテレビ画面を注視してくださいよと言わんばかりの映し方で不自然。「地震」もどうもなあ…
メインの「渓谷」だが、肝心の映像が今一つ怖くないのが難点。リプレイ見てもまだピンとこない。投稿者の友達にインタビューを試みたが、体調不良を理由に断られた挙句、彼は数日後に病院から飛び降りて自殺したって、淡々とナレーションで語ってるのはどうかと思う。さすがに嘘だと思うが。

ほんとにあった!呪いのビデオ 29     ★★★

冒頭の「白面の女」からしてインパクトはある。ただ何というか「ほん呪」シリーズのパッケージに出てきそうな風貌だ。
あとはそこそこだなあ。「お正月」はもうマジでそこに人いたんじゃないのかと思うぐらいはっきり映りすぎ。シリーズで一番はっきり映ってるんじゃないのか。
メインを張るのが「占い師」。1、2、3と3つに分けている。内容は謎の黒い影が映像内に映り込み、徐々に映っている女性に接近していくもので、その女性は行方不明になっているという。
そもそもの映像がインターネット上のアダルトサイトで配信されていたものということで、最初は都会に潜む闇みたいな落とし方をするのかと思ったが、なんとどこかの一族がどうとかという歴史的な背景まで出てきてしまう。結構なボリュームだが投稿映像はなかなかに良い。ただ一番最後によくある、取材中にスタッフが撮った映像にも変なものが映っていた、というのは明らかにやりすぎ。

ほんとにあった!呪いのビデオ 30     ★★★

最初の「山スキー」の投降者名、石川亮(仮名)に少し笑う。元ネタを想起させるような仮名のつけ方はどうかと思う。
ネットで評判の「不気味な女」がパート25に収録されているわけだが、今作では「『不気味な女』後日談」ということで続編となっている。部屋にその不気味な女が出現したとかって話だが、逆にもとの「不気味な女」の信憑性を薄める結果になってやしないか。
その後のシリーズで厄介な存在になる、心霊博士が送りつけてきた映像が初めて収録されている。「人形を見つめる眼」。あまり怖くは…。
他の「川遊び」「テーマパーク」あたりは、例えばテレビのゴールデンタイムで流したりしたらかなり評判になりそうな、インパクトのある映像だが、それだけに作りものっぽさが色濃い(特に前者)。



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