ほんとにあった！呪いのビデオ ほんとにあった！呪いのビデオ・封印映像他感想
ほんとにあった！呪いのビデオ感想群（56～60）
2019/01/04
Contents
ほんとにあった！呪いのビデオ56 ★★★
今回は岩澤さんが出てこず、菊池さんがメインで指揮をとっているようだ。
さて内容。ところどころに驚かされる映像はあるので悪くないが、やや展開の予想がついてしまうところが多い。シリーズ50巻台前半は面白いのが多かったがそれらを超えられてはいない感じ。菊池さんのさらなる上達に期待（呪いの心霊映像シリーズで監督やってたはずだが）。
「大女」、バイト先の仲間とコテージに泊まった際の映像。そのうちの一人が頭痛を訴え、布団で寝ているところを投稿者が様子を見に行く。すると天井から何者かが見下ろしているところに遭遇したのだった。結構よい。冒頭のつかみとしては上々。
「あるはずのないモノ」、ドライブ中のカップルが撮影した映像。男の方が道にヘルメットが落ちているのを見つけて停車し、辺りをうかがう。ヘルメットにカメラがふられ、ガードレールを映してまたヘルメットに戻ると異常が起きていた。やや展開が読める。
「リベンジ 前編」、さっそく川居さん登場。急死した兄の携帯電話に遺されていた不気味な映像が投稿され、その取材が始まる。兄思いの妹が登場するがあまり話の中心にならない。取材の結果、兄が以前、元恋人を撮影したという動画がおかしくなっているのを見つけてから、何者かに怯えだしたことが判明。元恋人探しへ。ここで携帯電話の映像の紹介。不気味は不気味だがこういうの前見たような気もする。後編へ。
「シリーズ監視カメラ 商店街」、ホームレスらしき男性が店の前で寝ている。異常が起きるが正直言って特に面白くはない。
「手鏡」、これは驚いた。カップルの動画で、公園内で女性の方が手鏡を拾う。鏡を持ってふざけていると突然割れてしまうのだが、直前におかしなものが映り込んでいた。それから彼女は性格が短気に変わり別れてしまったという。
「バックカメラ」、車の後ろに着いたカメラの映像。この形式の映像の紹介は珍しい。期待して見ていたが出てきたものに初見で気づかず。わかりにくい出現でやや残念。
「夜の住民」、居酒屋での映像。面白そうなのに期待外れ。
「リベンジ 後編」、亡くなった兄と元恋人がホテルに行った際の動画がネットに流出したらしい。犯人はよくわからないのだが、どうも話題になったリベンジポルノの事件を基にしてこの話が作られているようだ。流出させた犯人は亡くなった兄なのかと思いきや、他にも犯人候補が出てきてグダグダの取材。ホテルの映像にも異常が起きているとのことでその紹介になるが、警告付き動画である。うーん、いいんだけど怨霊映像みたい。終わり。
ほんとにあった！呪いのビデオ57 ★★★
なぜかあまり新しさを感じない、過去シリーズと同じような事象が多く見られる。次回以降の続き物である「邪心」で出てくる映像の事象が2つ同じというのも、次作以降の種まきではあるものの単体としては残念。
「隙間」、預かったハムスターを部屋の中で撮影していた映像。ベッドの下の隙間に逃げ込んだハムスターを追いかけたが別のものが映った。割とびっくりする系統で面白い。
「からみつく」、シリーズ監視カメラって表示は出なくなったんだっけ？コインランドリー内の監視カメラ映像。経営者である投稿者のもとにクレームが入ったことで、監視カメラ映像を確認したところ不可解なものが映っていた。洗濯物に髪の毛が絡みついていたというハードな話で、どうも原因らしきものが現れたり消えたりしている。内容的にはまあいいが立ってる姿が胡散臭すぎる。
「棲んでいる」、廃墟探検の映像。廃屋内を歩き回る中で恐ろしいものが映り込んだそうだ。多分あそこに映るんだろうなと思ったらその通りに出てきた。老婆が1人住んでいた家に老婆の霊が出たっていうのがとても最近の作品とは思えない。なぜか爺さんの霊が出て来たとか、住んでたのは若い女性だったとか、意外な展開にしてほしい。
「邪心 前編」、友人の結婚祝いのために撮影したメッセージ映像の中に、おぞましいものが登場。映っていた女性の1人が自殺してしまったという。亡くなった女性の夫に話を聞くことに。川居さん登場。やったね。どうも女性の夫はDV疑惑があるらしい。ここで他のスタッフが、別の投稿映像にも、先の結婚祝いメッセージ映像と同じ事象が起きていることに気付いた。カップルが動物園に行った際の映像だが、彼氏の方が行方不明という。動物園の方の映像が紹介されてつづく。
「穴場」、海岸で釣りをしている映像。岩場付近で謎の物を撮影。意外とはっきり出ていた。海の映像って手や足だけが出てくるのが多い気がしていたがこれは全身。
「お焚き上げ」、大晦日の夜の神社での映像。炎の中に何か出てくるが、よく気付いたなという感じ。シリーズ初期のテイスト。
「予兆」、東南アジアで川をクルージングしている歳の映像。他の船で物売りにやってくる男性の頭の部分が欠けているという内容なのだが、その様子が画像処理なのか光の加減なのかわからずに怖さが半減。
「続・邪心 前編」、行方不明の彼氏のアルバイト先にいた、その彼氏を恨んでいたという男性の存在が明らかに。以降はいろいろ復讐サイトへの書き込みがあったとか、結婚式メッセージ側でも似たようなことが起きていたとか、この先どう面白くなるんだろうかという不安を抱えつつ次回へ。
ほんとにあった！呪いのビデオ58 ★★★★
「邪心」は中編。今回はつなぎの回なので取材メイン。しかし他の投稿映像はハズレなしでかなり満足。いいのが集まっている。
「吊り橋」、カップルが山へハイキングに行った際の映像。彼女の方が吊り橋を渡っている途中、板が1枚外れているところで落ちかける。なんとか彼氏が追い付いて安堵したところで、ぬっと何かが登場。この出方自体は他の映像でもあったが、毎回かなり驚くタイプの1本。ちなみにこの顔は僕の会社の他部署の先輩に似ている。
「女首」、高校時代の旧友が集まってドライブしている様子。フロントガラスに首らしきものがぶち当たり、驚いて車の外に出るとさらに何か出現。それぞれ登場時間が短いが不気味。
「盆踊り」、地元の祭りにて撮影された映像。謎の少女がいつの間にか現れてすぐに間近に移動する。祭りの映像中の霊はそれほど怖くないのが多い印象だが、今回のはなかなかインパクトがある。ずっとカメラの方を見ているのが嫌な感じ。
「邪心 中編」、別々に送られてきた投稿映像2本に、同じ女の顔が映っていたのが発端。ハンドルネームを「死神」と名乗る人物が、見ると不幸になる映像をばらまいているらしい。この死神は、中学校時代に自分をいじめたやつらに復讐したいという、自らの動機を書き込んだメールを他人に送ってしまうという失態をやらかしており、スタッフはその中学校を探すのだった。取材によってこの辺りが補強されて後編へ。その直前の、スタッフ増本さん絡みのギャグが面白い。つづく。
「シリーズ監視カメラ バックヤード」、コンビニのバックヤードのカメラ映像。アルバイトの間で、事務所に女の霊が出ると噂になり、その関係で確認したという。女の霊は、以前勤めていたが失恋を苦に自殺してしまったアルバイトの女性に似ているそうだ。映像中に2回出現し、後の方ではスッと登場するスマートさがある。
「足元」、投稿者が友人たちと廃墟探検したときの映像。ある部屋で投稿者が床にカメラを向けたところ、着物姿の何者かの足が映り込む。再度カメラを向けても誰もおらず、同行の友人の方を向くと、今度は顔が出てきた。先に取材によって内容が明かされているが、それでも得体が知れなくて面白かった。
「遊園地」、30年ほど前に遊園地に行った際の映像。なかなか不気味な内容だが、前にどこかで見たことがある事象。「呪いのビデオ」の過去作だったか…思い出せない。
※ようやく1つ見つけたので追記。「投稿されてきた！呪いの心霊映像4」の「ロデオ」。これにおいても霊道の話が出ていた。
▼ 検証用画像（左が今回、右が「ロデオ」）
「続・邪心 中編」、いじめにあっていた女性は「死神」というあだ名をつけられていたという。そのまんまの展開だ。新たに判明したいじめの加害者の家へスタッフが煽りに行ったところ、おかしくなった様子を見せつけられた。その人が映っていた映像にもまた前回と同じ顔と、もう1か所。ここは飛ばしてもあまり本筋に影響しなかった。
ほんとにあった！呪いのビデオ59 ★★★
58より先にこちらを見た。「邪心」は前中後編に分かれているため、中を飛ばしたが後から確認します。
「現場」、夜にマンション脇で話をしている友人たち。地面には花束が置かれており、何か事件があったことをうかがわせるものの、意に介さず談笑が続く。とそこへ何者かの声が聴こえ、足元に不気味なものが出現。わかりにくくはあるが気づくとそこそこ驚く内容。
「人形」、投稿者の女性が単身赴任中の夫に見せるため、娘の様子をビデオで撮影した映像。ほのぼのとしているところへ娘が人形を持ち込んでくる。この人形がなんとマギー審司のラッキー人形さながらの、素早い動きを見せる。半分面白映像。
「大雪」、関東に積もった記録的な大雪の様子を、街を歩きながら撮影した投稿者。かまくらがあるのでそれを撮影したくなるのはわかるが、一度目線を逸らして、またかまくらの方を向いたら出てきたというのがややわざとらしいかも。
「邪心 後編」、前回までのあらすじによると、中学生時代のいじめによってひきこもりになった女性が、「死神」と名乗って、加害者側に復讐しているようだ。スタッフが今後の進め方を会議して決めている。「見ると不幸になる映像」を渡して回る「死神」と名乗る人物とコンタクトを取るべく、スタッフの増本さんが直接公園で待ち合わせすることに。待ち合わせ時間を守れない死神にイライラするが、とりあえず死神当人である女性が登場。映像をもらうことには成功したものの、増本さんが取材を持ちかけたところで死神が逃亡してしまう。
さらなる調査によってこの死神という女性は、中学校でいじめを受けていた女性の友人である可能性が高まった。ここで死神から手渡された映像を紹介。警告映像。しかし映像を死神から受け取った本人が、復讐したい相手に見せる前に内容確認するだろうことも考えると、見ても大した影響はないのでは？後編へ。
「シリーズ監視カメラ 介護」、投稿者の女性が介護中の父親の様子を確認するために、監視カメラで撮影した映像。突然部屋の電灯が明滅を始め、ふすまを開けて喪服姿の女がゆっくりと入って近づいてくる。結構不気味で面白いが、女に影もあるのは不可解。
「海水浴」、10年前みたいな内容。
「テープ」、これは面白かった。アルバイト先の同僚たちと、潰れたキャンプ場へ夜に探索に行った際の映像。道中、女性の悲鳴が収録された不気味なカセットテープを拾い、さらに奥にあった風呂場に着いたところで、顔の辺りを相当やられたと覚しき女が浴槽に現れる。おぞましい。
「続・邪心 後編」、ここから15分あるが、よく考えたら前半までで必要な情報はほぼ出ているので、あまり大した展開はなかった。取材して相手を怒らせるという岩澤さん時代を思い起こさせる内容はあったものの、ほかはお決まりの、取材中に撮れたおかしなものが紹介される程度。あとはちょっとした後日談があって終わり。
ほんとにあった！呪いのビデオ60 ★★★★
58か59のどちらだったかが近所のGEOに置いてないもので、そちらがいまだに見られずに、置いてある巻から見ている。
今回も80分近くあるが、終盤は30分近く取材なので投稿映像自体はいつもと変わらない量。
「もう半分」、カップルが心霊スポットである橋に行った際の映像。誰かが立っているように見えるのだが、上半身がない。逃げる投稿者たちだったが、ヌッと上半身部分が登場。結構いい。
「墓所」、近所の墓地に肝試しに行った際に撮影された映像。シチュエーションはよくあるが、出てき方はなかなか珍しいし、悪魔みたいな顔をしていて不気味。なんか「リングオブサイアス」っていうPSの顔のアップで人物が表現されるサウンドノベルがあったのだがそれを思い出した。
「蛭子 前編」、男性へのインタビューから始まる。友人たちと夜釣りに行った際に、一緒に行った女性2人が行方不明になったという。スタッフは映像が撮影された海岸付近の取材を始める。川居さん登場。今回は出番が多めでよかった。
水難事故が多い海岸であるらしく、付近で活動するダイバーにインタビューを行うことに。近所に元漁師のダイバーである、宇梶さん（仮名）という人がおり、水難事故の遺体の発見率が異常に高いそうだ。どうも「ヒルコさま」が教えてくれるんだと。宇梶さんの自宅には本人がおらず、スタッフはヒルコさまがいるという洞穴の探索に行くことになった。そして宇梶さんが現れて怒鳴りつけられるが、彼は何かを隠しているようだといぶかしげなスタッフたち。
ここで女性が行方不明になった際の映像紹介。謎の声が聞こえてきて、1人の足元に影が出現する。次の瞬間女性の姿が消えていたのだった。つづく。
「空手大会」、驚愕の事象が撮影されたとかナレーションで言うので期待して見たが、拍子抜けするぐらい弱い映像。
「シリーズ監視カメラ 駐車場」、これは面白かった。レストランの駐車場に設置された監視カメラ映像。近所の滝が自殺の名所であり、肝試し目的の若者がよくここに停めていくのだという。車に向かっていろいろなものがやってくるので意外。
「風の便り」、投稿者の自宅で高校時代の友人と飲んでいた時の映像。同じ女性と思しき影が1人の後ろに何度も出てくる。内容はいいけどこのタイプの霊が最近多い気がするな。タイトルはあまり合っているように思えない…
「蛭子 後編」、行方不明だった女性2人は遺体で発見されたという。宇梶さんに連絡を取ろうとするが、最近行方不明らしい。スタッフがヒルコさまがいるという洞穴を見張っていたところ、宇梶さんが現れたため、菊池さんたち3人で洞穴に入ることに。若手スタッフの増本さんたちは相変わらずムードが暗めで面白い。宇梶さんが洞穴に入る直前の映像が撮影されており、それが紹介される。解決していないまま終わりかと思ったら、どうもスタッフが有力情報をつかんだらしい。次の61ではやらず仕舞い。いつやるんだろう。今回はここで終わり。