ほんとにあった!呪いのビデオ ほんとにあった!呪いのビデオ・封印映像他感想

ほんとにあった!呪いのビデオ感想群(11~20)

2018/12/30

ほんとにあった!呪いのビデオ 11      ★★★

派手さはないが良作が多い印象。もっとも怖さを感じたのは、意外なことに「わんこそば」だった。もうタイトルからして観る側もナメてかかるはずだが、なんとも不気味なものが映っていた。背景も何もわからんのがより不気味。
他、「不動産めぐり」あたりがまずまず。のちの「封印映像」シリーズでも、新居探しの撮影中におかしなものを映したというのがあるし、こういう不動産系は一つのジャンルになりうるかも。
メインというか、結構長い尺をとられてる「ランドセルの少女」「廃トンネル」は、引っ張る割にはあまり…特に「ランドセルの少女」は講釈が長すぎる。しかも後のspecial 4でも再度出てくるし(これは悪くはないけど)。
ともかくスタッフと投稿者に美人が多い一本でした。

ほんとにあった!呪いのビデオ 12     ★★★

「赤子の霊」と、メインの「憑りつかれた車」は結構見ごたえがある。「憑りつかれた車」は2つ映像があるけど、最初に紹介された方はなかなかに怖い。
「初詣」は、投稿者の目が突然大きくなり元に戻るという、それだけなのだが言いようのない不気味さがあった。
「夜の散歩」はデジカメで撮影された動画。このシリーズあたりからデジカメでの動画が増えてくることになるのだな。自販機の横から髪の長い女性らしきものがぬっと出てくる。そのタイミングで投稿者が連れてた犬が吠えまくってるのが、信憑性を高めている。

ほんとにあった!呪いのビデオ 13      ★★★★★

評価が甘目かもしれないが、かなりよかったので★5つ。
13のナンバーを冠してさすが気合が入っているが、「そんな数々の現象をとらえた、ほんとにあった呪ヴアアアアア!!!」と、最初の方の中村さんの語りに乱入してきて驚かせるのは、幼いころに観たならばトラウマものだろう。
「呪いの女」は、投稿者とその弟の部屋のベランダに不気味な女が現れ、部屋に侵入してきたためにパニックに陥る姉弟という内容。姉を置き去りに逃げる弟。それはともかくなかなか不気味である。女が部屋に入ってきたところも撮影できていれば、なおよかった気がする。
「あるオフィスで・・・」これもよい。飲み会に行けず残業していた社員が、残業の様子を携帯のムービーで撮って飲み会の席へ送ってやろうと試みたらしいが、謎の人影と言葉を映像に残してしまったのだった。ただただ理不尽に攻撃されている感じ。
まずまずの「シリーズ監視カメラ」を挟んで、「前触れ」。謎の浮遊物体で、これもインパクトがある。関連エピソードと含めてかなり出来のいいオカルト話のよう。
「合宿」は、合宿の夜に一室に集まり怪談話を行う様子をビデオで撮影したもの。観ていて、「それ」に気づいた時には一気に背筋が寒くなった。今作ではとりわけお気に入りの一本。
「・・・とある住人」これも怖い。内容は、団地の一室で孤独死していた住人の部屋の横を通ったときに、偶然撮影した映像に不可解なものが映り…というものだ。最後の最後に亡くなった住人の特徴をあげるあたりが凝った演出かも。今回はトリを飾れそうな作品がいくつもあったな。

ほんとにあった!呪いのビデオ 14     ★★★★

今作はやたらと出張ってくるスタッフがいる。藤屋敷氏である。ロン毛、煙草を武器に投稿者にタメ口でインタビューを行う強者だ。猛プッシュの挙句、スタッフルームで起きるちょっとした怪異の被害にあうのが面白いというか気の毒。
さて投稿映像はなかなか良いのが入っている。2台の携帯電話で同時に撮影した映像に、それぞれ異なった不気味なものが映っていたという「安普請」はいろいろ想像させてくれる展開。
強烈な印象の「頭のおかしな老人」。タイトルもうまいことつけたもんだ。これは一見の価値ありと思う。
シリーズ監視カメラの「産女」も得体が知れなくてよかった。
トリを飾る「ふたり」も面白かった。廃墟で撮影した映像の中に、知らない2人が映っていて、彼らは投稿者の夢の中にも出てくるというのだが、そいつらの名前が「バンボルグ」と「ゲヒラ」というのだと。まるでウルトラ怪獣の名前である。深海怪獣ゲヒラ……あれはグビラか。
なお途中途中で画像が乱れたりノイズが入ったりの演出がある。観る側を怖がらせてやろうという意図が感じられてよい。手が込んでいる。

ほんとにあった!呪いのビデオ 15     ★★★★

いきなり撮影者が事故にあう衝撃的な映像から始まる。一応そのとき霊らしきものが映っているらしいけど、事故の瞬間は観たくないのでチャプタごと飛ばしてしまった。
評判のよい「ニューロシス」収録はこの巻。廃墟となって誰もいないはずの遊園地内(富士ガリバー王国らしい)、ミラーハウスで、女性の怒声と泣き叫ぶ子供の声が響き渡る。これはゾッとした。
他はまあそこそこ。謎の背の高い人影が出現、消失する「新年鍋」あたりは強烈なんだが、それだけに作りものかもと思われてしまう。しかし本物かもと思わせられる「豪雪」「夜釣り」はやや怖さを欠くという、贅沢な悩み。



ほんとにあった!呪いのビデオ 16     ★★★

映像の怖さ的には悪くないんだけど、なんか関係ない(霊が映ってない)部分を長々と映し過ぎててイライラした覚えがあるぞ。
「体育館に唸る音」は声ネタで、入り込んだ謎の音をスロー再生すると実は…という感じ。体育の授業中の女子高生(中学生だっけ?)を思い出作りと称して撮影しやがって、投稿者はそれをどうするつもりだ(笑
「死の予告」、これは自殺の話なんだよな。呪いのビデオ制作委員会あてに送られてきたビデオには、一人の男の暮らしてる様子が淡々と映されていたが、彼はどうも仕事の面接に落ちたらしく、首を吊ってしまうのだった。
その様子がビデオに収められてるけど、なんか観てるこっちが辛くなって早送りにした(一応様子はモザイクがかか
る)。その後、なんと自殺したはずの男らしき声で彼の家に電話がかかってきて、その声が留守電に収録されて映像は終わる。物悲しく不思議な話だが、前後編に分けてやるものでもないような気がするなあ。

ほんとにあった!呪いのビデオ 17     ★

微妙なのばかりだった。最後の「仲間に入れて・・・」だけよかったけども、映像が流れるまで長くて長くて。マシな映像がこれぐらいしかなかったから力を入れたのか、って勘繰りたくなるぐらい。
インタビュー長い上に、Replayで観返してもまだよくわからんのがあるぐらいで、きっついなあ。最初の3つなんかほとんどそんなのじゃないか。

ほんとにあった!呪いのビデオ 18     ★★

子供の遥か後ろにいたと思われた少女らしき霊が、直後に真後ろにワープしてくる「ビデオレター」はインパクト大でオススメできる。
「黒狐の終末」……シリーズものだったが、あほかという結末。何がやりたかったのかさっぱりわからん。
あとはそこそこ。「覗く瞳」とか、むしろ良く気づいたなあ投稿者、というレベルなんだよな。adiemus「beyond the century」がテレビから流れてなかったかな。
「呪われた家」、引っ張った割にはどうも作りっぽく思えてしまう。

ほんとにあった!呪いのビデオ 19     ★★

監視カメラが活躍していたのかな。レンタルビデオ店で動く謎の足を映した「レンタルビデオ」はまずまず。もう一つ「人身事故」、これは凄い。人が電車に飛び込んで自殺する瞬間をとらえていたのだ。結局飛び込んだ人は怪我で済んだらしいのだが、周りにいた人が、誰も人が飛び込んだことに気付いた様子もなく、淡々と動いている。現代社会の他者への無関心を焙り出すっていうか、そういう世相反映がテーマではなかろうが、いろいろと考えさせられる映像であった。
あとは…「学生映画に映りこんだ霊」の学生演技が寒かったぐらいか。

ほんとにあった!呪いのビデオ 20     ★★★

これは結構よかったかもと思うが、演出過剰なところが多々ある。
最後の「添付された呪い」はやりすぎだ。チェーンメールがテーマで、添付されてきた動画を観た人間に災いが降りかかるというのだが、動画を観たスタッフまで入院してる。んなわけあるかい。最近のシリーズではスタッフ失踪とかを大々的にやってたけど、そんなのよりこっちの方が怖いじゃないかよ。あと肝心の映像があまり怖くない。
「暴力の理由」、突然暴力をふるうようになった夫の様子を隠し撮りしたところ、憑依するかのように別の顔が夫の顔に混ざり込んだという、結構恐ろしい映像だった。
「私がもう一人…」は非常に怖さが分かりやすい。この2つがオススメかな。
他は地味ながら良作だと思えるのがいくつかあった。



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